アソビュー株式会社は、日本最大の遊び・体験の予約プラットフォーム「asoview!(アソビュー)」を通して、これまでIT化が進んでこなかった"余暇"の市場にITインフラを構築することにより、より多くの人に、より豊かな休日の選択肢を提案すべく取り組んでいます。
そんなasoview!の生みの親である、CTOの江部(えべ)さんに突撃インタビュー!二部構成でお届けします。
シリーズ前編はサービスの誕生秘話に迫りました!
ーーアソビューの大黒柱的存在の江部さんですが、アソビューとの出会いを教えてください。
そもそもの出会いは2011年、なんとなく独立を考え始めていた時期でした。たまたまFacebookで見つけた中学時代の同級生が、2ヶ月前に会社を立ち上げたということを知りました。会社のサイトを調べてみたところ、出てきたのは会社概要のペラ1のみ。たまに見ていましたが更新されることもなく、一体何をやっている会社なのだろうと(笑)だんだん気になってきたので、メッセージを送って飲みに行くことになりました。それが、現在のアソビュー(当時の社名はカタリズム)代表・山野との再会となったのです。
ーーなんだか運命的なものを感じる再会ですね。その時に、一緒に働こうと誘われたのですか?
最初は、山野から『webサービスを立ち上げるから、ちょっと手伝ってほしい』と言われたので、週に一度、仕事帰りに手伝いに行くことにしました。当時はまだasoview!の構想はなく、観光エリアの紹介サイトの開発をしていましたが、次第に『遊び・体験』の領域に可能性を感じ始めていました。
ーー今でこそ、asoview.comの他にも、体験事業者が利用する予約管理システムであるsatsuki、そしてお出かけ情報メディアとしてのasoview!news等、遊びの情報収集から予約までのワンストップのサービスを展開していますが、最初からそのような構想があったわけではないのですね。
もともと"余暇の課題を解決をする”、”地域活性化に貢献する”という事業軸は決まっていました。その中でも、遊びや体験の領域はweb上に情報が分散していて、どう予約したらいいか分かりづらいという課題がありました。それらの情報を1つのプラットフォームに集約し、ワンストップで予約できるサービスを提供することによって、世の中に新しい価値を提供しようということが決まったのです。asoview!の開発を本格的に始めようという段階になり、正式にCTOとしてジョインすることに決めました。
ーー開発は江部さん一人で担当していたんですよね?ローンチまでどのくらいかかりましたか?
最初はとにかくスピード勝負だったので、開発を始めてから3ヶ月でサービスローンチまでこぎつけました。リリース後、ささやかな祝いとしてチームメンバーで早朝に寿司屋に行きました。ところが、なんとかリリースを終え翌朝サイトを見てみると、設定ミスで実は動いていなかったという事実が判明しました。結局、開発を続行しながら祝いの寿司を食べたのは良い思い出です(笑)