2018年4月1日、当社は我が国のポリオレフィンフィルム業界の競争力を高めることを目的に、産業革新機構(現INCJ)の呼びかけに応じて、同社と住友化学および積水化学を親会社として、住友化学と積水化学、それぞれの子会社が統合して発足しました。
事業内容はポリエチレンを主原料としたフィルムの開発、生産および販売であり、当社の製品は食品や工業用途向け包装材、農業資材、流通資材、住建材、生活用品など、人々の生活の隅々に密接に関係しています。
旧会社はそれぞれに従来から業界内でのプレゼンスを有していましたが、統合によって親会社である住友化学が強みを持つ材料技術と積水化学が強みを持つマーケティング力を製品開発と製造技術に昇華させ、その相乗効果による企業基盤の進化を加速させています。また、発足の趣旨からも明らかなとおり、当社は業界再編の核となる役割も期待されています。つまり、既存事業の革新、強化だけではなく、同業または関連業界の他社との間でさらなる事業統合、事業連携を推進することにも積極的に取り組んでいます。
このように、当社は従来から継続している事業分野において技術革新を追及し、社会の発展に貢献することを目指すとともに、業界自体の競争力強化という高い理念を掲げて、さらなる事業統合や事業提携を進めることを重要なミッションとして担い、日々その遂行に挑戦しています。