多くの企業が頭を抱える新規事業の立ち上げ。日々様々なビジネスのアイディアが生まれるものの、企業に利益をもたらす事業に成長することはおろか、そのほとんどがリリースされることすらなくプロジェクトが頓挫してしまいます。 そんな背景を踏まえ、最近のビジネスシーンで重要視されているのが「PoC(Proof Of Concept：ポック)」という考え方です。日本語では「概念実証」と訳される言葉ですが、語弊を恐れずに意訳するのであれば「テスト」という言葉が当てはまるかもしれません。これまでにない取り組みをする際には概して不確実な要素が多くなるものですが、本格的にプロジェクトを始動する前に、本当にプロジェクトを開始してもいいのかテストをすることで、プロジェクトの成功率を上げるという考え方です。 机上のシミュレーションとは違い、実際にプロトタイプを作り、コンセプトは正しいのか実現可能性が高いのか、データをとって仮説を検証していくのです。開発の現場などでは用いられてきたことですが、新しいIT技術が次々に登場し、人々の生活スタイルが複雑に多様化している現代では、ビジネスの現場でも必要不可欠となってきています。 私達、イノベーションプラスが行っているのは、企業が新しいアイディアを形にする際に様々な側面からPoCをサポートするPoCコンサルティングとそれに関わるシステム開発です。一般的な受託開発と異なり、単に仕様書通りに開発するだけでなく、仕様書を作る段階からクライアントと同じ目線で事業立ち上げを行います。 今回、私たちイノベーションプラスが募集しているのは、アプリエンジニアです。

社内でもイノベーションを起こし続けていく 弘野「私達はパートナーと組みながら受託開発を行っているのですが、最近は クライアントが増えている他、自社サービスを展開するなど事業を拡大しているフェーズなので、社内の開発リソースを増やす必要が出てきました。PoC案件が増えたことにより、これまでに比べてアプリ開発の需要が増しているのも理由の一つです。アプリ特有の機能、例えばNFC、カメラ撮影、センサー等を使ったサービスの検証が増えているのです。これまでも大手の鉄道会社やスポーツメーカーのアプリ案件に対応してきた実績があります。アプリの開発力が増せば、今後より顧客の要望に応えたり、提案できるようになっていきます。 そして、これまでは経験豊富で即戦力人材ばかりを採用してきたのですが、教育の重要性を感じ今は若手人材の採用に力を入れています。経験豊富な人材を採用することは即戦力になっていいのですが、どうしても社内の平均年齢は上がってしまいます。これまでの延長線上での成長をしていくにはそれでいいのですが、これからは会社のカンフル剤となるようなデジタル・ネイティブな人材が必要だと思っています。 当社はクライアントの新規事業、つまりはイノベーションをサポートしている会社なので、私達自身も社内でイノベーションを起こしていかなければなりません。その起爆剤になるような若手人材が必要ですね。 実際にこれまで新しい人材が入ることで社内の雰囲気が大きく変わることも何度かありました。例えばエンジニアばかりの組織だったところに、営業系の人材が入った時もそうでしたし、女性社員が増えた時には社内美化が進みましたね。新しい人材が入ると新しい提案が出てきます。そして会社としてもそういった提案を大事にしているので、提案のほとんどが一度は形になっています。形にしてみて『やっぱり止めよう』とか『やり方を変えてみよう』ということはあっても、はじめからやらないということはあまりありません。なので、新しい視点から新しい提案をしてくれる方と一緒に働いていきたいですね。

代表するようなエンタープライズ企業と直接取り引きすることができています。そのためエンジニアであっても、クライアントに直接会って開発を進めることもできるのが特徴です。 実際に当社で働いているエンジニアの中には、以前の職場で「お客さんの顔が見えない」「部分的な作業が多く、サービスの全体像が見えない」ことがストレスだったと語るエンジニアもいます。当社では営業と一緒に直接クライアントのところに行って「なぜこの機能を追加するのか」ということも聞くことができるので、納得感を持って働けているようですね。場合によってはエンジニアがフロントに立って見積書を出すこともあれば、エンジニアだけでお客さんのところに行くことだってあります。 私もこれまで様々なプロジェクトのマネジメントをしてきた経験を活かして、社員全員が『やらされてる感』なく働ける環境というものを意識して作るようにしています。同じ仕事をしていても、ただ言われることだけをやるのと、納得してやりたい仕事をするのでは仕事の質も大きく違いますし、自分で考えながら仕事を進めてもらえるからです。 そういった意味では、知識を持って教科書通りにプロジェクトを進めていくよりも、現場の状況に合わせて柔軟に考えながら事業を進めていく力が求められていますね。クライアントによって仕事の進め方は異なりますし、しっかりした書類で提出しなければいけない場合もあれば、メールで済む場合もあります。その時の状況に合わせて柔軟に動く力が求められますし、逆に言えば状況に合わせて柔軟に考えるスキルは身につきやすい環境です。 将来的にプロジェクトを管理する仕事をしたいという方にとっては、貴重な経験になると思います。」

どこのお客さんとの関係も最初はスモールスタートなんです。大企業が新規事業を始める際にモックアップを作るのに、普段付き合っている開発会社に頼むと時間もお金もかかってしまいます。最近では小さく作って、徐々に機能を追加していきたいというお客さんも多いのですが、大手の開発会社ではスピード感が出せないことが多いんですね。当社は小さい組織だからこそスピード感を持って低予算で作れますし、値段の割にしっかりとしたものを提供しているので大企業さんにも重宝してもらっています。 そして最初は小さく作るものの、サービスが成長していく可能性もあって、どんどん機能追加をしていく場合もあります。結果的に一つの部署のために作ったシステムが社内全体で使ってもらうようになったり、大きなサービスに成長していくケースも多々ありました。今や誰もが知るようなサービスに成長している案件もあるので、大きな案件に携わりたいと思っている方にとってはやりがいになると思います。 ＜応募資格＞ 以下いずれかの経験 ・iPhoneアプリ開発経験あり ・Androidアプリ開発経験あり ＜歓迎条件＞ ・Webアプリケーション開発経験（PHP、JAVA）あり ・上流工程（ヒアリング、要件定義、基本設計）経験あり ・サーバ知識（ミドルウェアセットアップ、ネットワーク設定）あり ・NFC知識あり 今回募集しているのは、自分で考えながらプロジェクトを進めていけるエンジニアです。 エンドユーザーの顔を見ながら開発していけるので、自分で納得感を持って働けます。日本を代表するエンタープライズ企業のプロジェクトに関わることができるため、エンジニアとしての経験を積むには申し分ないチャンスと言えるでしょう。これからエンジニアとしてのキャリアを拡張していきたい、高めていきたいという方にはとってはぴったりな環境を用意しています。 仕様書通りに開発をしていくよりも、仕様書を作るところから携わりたい、積極的に提案をしていきたいというエンジニアの方はぜひ一度お会いしましょう。