私たち株式会社まち未来製作所は、電力のアグリゲーションをベースに事業を展開している会社です。地方都市をはじめとする地域が抱える社会課題に対して、民間ベースのビジネスモデルを構築することで解決を目指しています。
■電力のアグリゲーションとは■
アグリゲーション(aggregation)は「束ねる」を意味する単語です。電力においては小規模な再生可能エネルギーを一つに束ねて「大きな発電所」に見立て、効率的に管理することを言います。再生可能エネルギーの導入を促進し、電力の安定的に供給し続けるにあたり、欠かせない仕組みとなっています。
■事業内容■
自治体や地方で活動する企業などの行政・民間組織とともに、メイン事業である「e. CYCLE(いいサイクル)」を活用し、持続的な「まちを創る」ための提案を行い、地域と密接して新たな事業を展開しています。
▍再生可能エネルギーの課題解決を目指す「e. CYCLE(いいサイクル)」
「e. CYCLE」は、再生可能エネルギーにまつわるステークホルダー間の関係を円滑化するソリューションです。大手電力会社、電子部品に強みを持つ大手メーカー、子どもの貧困問題の解決を目指すNPO法人など、多様な企業と連携しながら事業を進めています。
・ビジネスの仕組み
再エネ発電所の立地自治体の依頼にもとづき、地域活性化を希望する発電所の賛同を得たうえで、地域の再エネ発電所が生み出した電気を一旦預かります。集めた電気を同じ地域の行政や住民に供給することで「電力の地産地消」の流れをつくり、余った電力は、当社が連携協定を結んでいる特定の地域に供給します。
■活動実績■
・全国に拡大中
売り上げの一部を地域活性化の事業に活用して地域課題の解決にも寄与するなど、地域と再エネ発電事業者とのより良い共生関係の構築に取り組んでいます。現在は全国43の市区町村で採用されています。
・実績を更新中
電力のアグリゲーション事業において、2023年度に約30億円、2024年度に約90億円の取り扱い高を計上。2025年度はさらに上をいく200億〜300億円を動かせるよう、ビジネスを進めています。
■今後の展望■
将来的には、以下の目標を目指してまいります。
1.地域貢献型の再生可能エネルギー流通において、2030年までに現在の数%から30%まで国内シェアを拡大します。
2.e.CYCLEの活用地域として、全国の43都市へ事業を展開中、今後、100の地方都市と連携を目指してまいります。
3.e.CYCLEを再エネ取引のニュースタンダードに。2030年までに100地域との連携、1000億kWhの取扱いを目指してまいります。
4.地域活性化原資の累計創出額として、150億円の達成を目指してまいります。