ティラドコネクトは、熱交換器の専門メーカーである「株式会社ティラド」の100%出資のシステム子会社です。
株式会社ティラドは、1936年創立以来、独立系の熱交換器メーカーとして世界の主要自動車・二輪メーカー、建機メーカーなどに製品を供給し、業界で確固たる地位を築き上げてきました。
グループ全体での全世界の売上は1,300億円を超え、日本を開発拠点に欧州、アジア、中国、北米と世界5極体制のグローバルマーケット体制を確立するグローバル企業です。
ティラドコネクトは、電動化時代を迎え多彩な熱交換器のニーズが高まる中、ますます重要となるものづくりDXの推進役となるべく2018年に設立されました。
ティラドが長年培ってきたものづくりのノウハウ・技術をベースに、IoT や AI を活用した新たなDXソリューション・サービスを創出します。
また、独自開発したアプリケーションやソリューションをDXプラットフォームとして国内外の製造業・サービス業などに広く提供することで、世界のものづくりと持続可能な社会に貢献します。
当社代表の宮﨑は、宿泊業向け基幹システム『陣屋コネクト』を自社開発し、業界のDX化を推進した先駆者として知られる人物です。
存続の危機に直面していた実家の旅館を継いで、経営改革を断行し業績を数年でV字回復させるとともに、その際に活用したシステム『陣屋コネクト』をパッケージ化して全国450以上の宿泊施設に提供することで、宿泊業界全体のDX化に貢献しています。
その取り組みは、第2回日本サービス大賞『総務大臣賞』を受賞する等、働き方改革・地方創生のモデル事例として、メディア・政府・業界から大きな注目を集めています。
前職の宿泊業での成功体験をもとに、製造業のDXにチャレンジすることになった宮﨑は、ティラドコネクトの設立に際して、株式会社陣屋コネクトとの合弁会社として、ノウハウを継承。ナレッジの伝承が終了した2020年10月の段階で、株式会社ティラドの100%子会社となりました。
ティラドコネクトは、旅館経営のDXツールを販売し成功したナレッジを受け継いでいるだけではなく、製造業としてのティラドのノウハウも引き継ぎ、新たな挑戦を始めています。
当社は世界的なCRMシステム「Salesforce」を活用したシステム「陣屋コネクト」を構築したノウハウ、技術的なナレッジを受け継ぎ「製造業のDXプラットフォーム」を構築しています。
製造業も宿泊業と同じくレガシーなやり方が多く残っている業界です。陣屋コネクトの成功体験を活かしてパッケージ製品の開発を進め、ティラドだけでなく製造業全体のDXに貢献できるプラットフォームを提供していきたいと考えています。
また、製造業のためのDXツールを、システム開発会社が開発するのではなく、製造業のシステム子会社が開発しているという点が重要です。当社には、製造業としてのティラドのノウハウがあります。製造業のワークフローを熟知している開発会社です。
当社では、Salesforceを含め、様々なサブシステム群をマイクロサービスとして開発・提供しティラドのDXを推進するとともに、DXツールをパッケージ化し外販することで、日本各地のメーカーのDXもサポートしていきたいと考えています。