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ABOUT
2020年6月26日、スマートフォン用VRゴーグルに対応したライブ配信システム『VRライブ配信はじめました』の提供をソレナー株式会社を通じて開始しました。
当社代表森下が約30年前に基礎研究を始めた立体映像の送受信をライブ配信で実現したものです。
https://lab.spc-lab.jp/blog/531/
■開発のきっかけは?
1988年ファミコンディスクシステムでリリースされたゲームソフト「3Dホットラリー」に影響された森下は、実際に立体の造形物が眼前に存在しなくても人間は立体を感じることができると実感、それ以降折に触れて立体視の研究を進めてきました。
森下が個人的にゲームに最適だと感じたこの技術でしたが、任天堂ゲームキューブには3Dの回路が搭載されていたものの使われずじまい。同じく任天堂がリリースしたバーチャルボーイは目が疲れるという理由で市場から受け入れられませんでした。
令和に入ってもゲーム業界からの同様のアプローチは続きますが、まだ大衆への普及には程遠いようです。
■本製品の強みは?
弊社でもライブ配信の面からに二眼立体視VRにアプローチを続けており、「VRライブ配信はじめました」では自由度を0DoF(ゼロディーオーエフ)と極端に制限することにより、安価な立体視生配信を実現しました。
■開発裏話
当社では、未だ発展途上にあるVRが次に解決すべき課題を以下のように考えています
・視差/視力など、個人の眼球の性能差に関する問題
→立体音響だって個人差のある耳の形を一つで代表しているのだから、目も同様にいけるのでは?
・再生デバイスの機能不足
→最低限、十分な視度調節(付いていても調節範囲が狭いものが多い)と、視差調整
→シンプルに解像度不足
→視野角不足
5Gの登場で二眼立体視VRがどこまで普及するのか、弊社もライブ配信の面から一役買いたいと考えています。