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建設現場のDX・自動化を目指す東京大学発スタートアップのARAV株式会社(東京都文京区)は、合同会社ビスペル(静岡県富士市)と共同で、油圧ショベルによる掘削からダンプトラックへの積み込み動作までを自律的に行う実証実験に成功、本システムの事業化を開始致しました。本実証事業は内閣府及び準天頂衛星システムサービス株式会社の「2020年度みちびきを利用した実証事業」に採択されたもので、準天頂衛星みちびきのセンチメータ級測位補強サービスを活用し評価試験を実施しました。
詳細は下記のプレスリリースを御覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000058931.html
【本システムの構成】
「建機・周辺環境の状態認識」と「掘削・積み込み動作の生成と実行」を繰り返すことで、自律的な掘削・積み込みが可能なシステムを構築しています。
建機・周辺環境の状態認識については、姿勢センサやGNSS, 3D LiDAR等の複数センサにより状態の観測を行いARAVの技術により統合に成功。リアルタイムでの観測データの可視化も実現しました。
掘削・積み込み動作の生成と実行についてはARAVのモーションプランニング技術により、掘削すべきポイントや積み込みポイントへの動きについて自律的に計算され、動作が生成・実行されます。
【本システムの展望】
ARAVでは、2021年中に本システムの建設現場への実証導入を目指しています。特に繰り返し動作が過酷な残土積み込みタスクを対象として、自動積み込み油圧ショベルのサービス展開を進めます。このシステムを活用することにより、より少ない人数で今までの作業を行うことが可能です。安全作業の実現、現場のオペレーター不足といった課題へ貢献致します。
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