優しい人は損をする
ことわざ
「情けは人のためならず」
これは本来であれば
人に対して情けを掛けておけば、巡り巡って自分に良い報いが返ってくる
という意味ですね。
しかし高校まではこれを
人に情けを掛けてやることは、結局はその人ためにならない
という意味だと誤認識しておりました川岸です。
なぜそんな間違いをしてしまうのかという古典の細々とした説明は文化庁がしてくださっているので、
興味がある方はご参考までに。
(https://www.bunka.go.jp/pr/publish/bunkachou_geppou/2012_03/series_08/series_08.html)
ちなみに私は古典文法大嫌い派に属しておりましたので、説明を読んだ瞬間に眠くなりました。
懐かしい。
あり をり はべり いまそかり…
日々業務をしているなかで、優しすぎる人って損だなと感じました。
なぜかというと、優しすぎるが故に優しさを振りまくが優しさを受け取ることは苦手だからです。
今回はこの辺をゆっくりと書ければと。
優しさは仕事では敵になる
この社会は優しさはすべからく善という考えがある気がします。
(ちなみにこのすべからくという使い方も本来は間違いらしいです。)
本当にそうなのでしょうか?
私は本来0か100かというゼロサムバイアスを持ちやすい性質なので、「優しさはすばらしい!」
と信じ続けてました。
ただ、バイアスを認知しながら日々取り除こうとしている最中、今回の考えに至りました。
皆様はどうですか?
世の中の大半は0か100で片付けられなと分かりつつ、ついつい二項対立で考えていませんか?
ちなみに他にもバイアスの種類は大量にありますので、参考までに陥りやすいバイアスをまとめてくださっているサイトを置いておきます。
(https://studyhacker.net/13-cognitive-distortion)
このようにバイアス大丈夫かな?とフラフラと考えていた際に、
「優しさはオール善!って怖くない?」と考え始めました。
優しさにも種類があるし度合もある。
しかもすべての場面で優しさがあればいいの??
このような感じで考えていた際に、
ビジネスにおける「優しすぎる」は怖いなという結論に至りました。
皆さん、優しすぎる人は見た事ありますか?
いつも何頼んでも笑顔で応えてくれるし、期待に応えようとしてくれるような。
一見とても素晴らしく見えませんか?
ただ、こういう人にはもしかしたら優しすぎて人に甘えられない部分があるのでは?
と感じています。
ビジネスで人に甘えられない。
具体的には人に頼めない。はかなり苦しいなと。
全て自分で解決させないといけないから。
優しすぎる人にはこういう点が当てはまりやすいんじゃないかなぁと仮説立てています。
もちろん、何の根拠もないですし、定性的な部分なので実証することも簡単ではないですが。
ただ今回のこの悩み、私が常々悩んでいる課題です。
そして私の性質として優しすぎて自分に何も残らないという部分があります。
どうしたらいいの??
これ、とても難しいなと感じています。
誰かに頼もうとしても
どう思われてるんだろ。
迷惑じゃないかな?
とかマイナスなことしか考えられなくなります。
ただ、最近頑張っている事だけお伝えできれば。
それは
逆張り
つまり、ええい!やってまえ!精神です。
行動しないと意識はできないと言われ続けてますので、ぐぬぬ…と思いながら行動しようとしています。
進捗度は2%です。
まだまだ出来ていません。
が、実際に誰かに頼んだ際にすごく簡単に受け入れてくださった事は今でも記憶に残っています。
案外人は悪いことは考えていないかも。
この気持ちを持ち続けて一旦頑張ってみましょう。
少しでも同じ悩みを持っている人に届けば!
-川岸