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知識の循環で開発現場をベースアップ。エンジニアをサポートする「教育委員会」(後半)

こんにちは、イルグルムです。

先日公開の前半では、教育委員会が推進するエンジニアの業務知識の標準化について話を伺いました。
後半では、エンジニアの知識のベースアップの取り組みについてご紹介いただきます。

エンジニアの知識をベースアップする学びの部屋

――知識の標準化と並ぶもうひとつの活動テーマ「知識のベースアップ」の取り組みについて教えてください。

戸田:教育委員会では、「学びの部屋」と呼ばれる社内勉強会の運営を行っています。
意見は活発に出るけど集約しなかったり、何か新しいことをやろうとしても浸透しないことが多くて、みんなが発表したり意見交換できる場づくりが必要だなと思って企画したのが始まりです。
週1回の開催で、基本的に参加自由、講師も自由(立候補制)で、教育委員会では会の運営を行っています。

――学びの部屋ではどんなテーマを扱っているんですか?

加藤:少し先のデジタルマーケティングや、アドテクに欠かせないセキュリティ関連の話題がテーマにあがることが多いです。
参加自由と言いましたが、基本的にはエンジニアの半数以上が参加しています。
講師も自由で、気づいたことやみんなと考えたいことなど、話したいことをスプレッドシートに入力すればエントリー完了です。
若手、ベテラン関係なくみんな積極的に手を挙げてくれていて、すでに半年先までリストが埋まっているんですよ。(笑)

――「あなたの知らない新取得バッチの世界!」など面白そうなテーマが並んでいますね。

佐味谷:それはインフラエンジニアのエントリーですね。各分野に精通しているエンジニアが多いので、「聞かれることが多いからシェアしよう」というスタンスが大半ですが、学んだことをアウトプットすることで自分自身の理解を深める機会にもなっているようです。


――教育委員会のお二人は講義を行ったことはありますか?

加藤:エンジニア向けAdobe XDの講義を行いました。
新機能のUIを検討する際にクリエイティブチームのデザイナーさんと連携することが多く、そこでXDに出会いました。コメント機能など、画面仕様のやりとりをする上で非常に使いやすくて。一気にはまって仕事のついでにいろいろと独学で勉強したんです。エンジニアにもこの便利なツールをぜひ知ってほしいなと。
講義ではハンズオン形式で実施し、普段とは毛色の違うデザイン系でしたが「実際に手を動かすことができたので、次からXDを触ることに抵抗がなくなった」「今後の業務で取り入れてみたい」との意見もあってうれしかったです。

佐味谷:私は、サービスの稼動を監視するミドルウェアのZabbix(ザビックス)の使い方について発表しました。
新しくZabbixを利用したプロジェクトを担当していて、エンジニア全体向けに簡単な解説がほしいと声があがったのがきっかけです。
講義後、ちょっと簡単すぎたという意見もいただいたので、第二弾を企画中です。(笑)


――業務に直接関わる講義も行っているんですか?

佐味谷:プロジェクトが終わった際にも、学びの部屋で共有してもらっています。
これまでも、エンジニア全員があつまる全体会議で共有できるタイミングはあったのですが、担当者まかせで発表があったりなかったりと運用が曖昧だったので、教育委員会が各プロジェクトのスケジュールを把握して、学びの部屋で発表してもらえるように統一しました。
プロジェクト発表の場合は、自由参加ではなく全員必須参加にして、システムの仕組みや学びを共有しています。

――前半でお伺いした、知識の標準化にもつながっているんですね。

佐味谷:はい、普段チームにわかれて仕事をしているエンジニアが集結することで、情報の共有はもちろん一緒に考えることもできるんです。
みんなの様子を見ていると、エンジニアの人たちは勉強が好きなんだな、と改めて感じることが多くうれしいですし、新卒のみんなにも平等に情報が伝わるので、いい刺激になっているのではないかなと思っています。

――今後の目標を教えてください。

加藤:毎週学びあえる時間があるのはすごくいい取り組みだと思います。
学びの部屋をきっかけに、エンジニアみんなで技術力を高めていきたいですね。そのために、教育委員会としては旗振りを頑張りたいと思います。

佐味谷:学びの部屋ができたことで、いままで個々がばらばらに聞いたり考えたりしていたことを集約できる場になっています。新卒が頑張って勉強したことを、先輩社員に教えることもできるので面白いですよね。これからもっと学びの部屋全体の質を上げていきたいです。

エンジニアの「知らない」をなくすために

――教育委員会の若手メンバーにはどんな活躍を期待していますか?

戸田:委員会のメンバーは多様なほうが視点が広がると考えています。若手メンバーは、自身も実際に講義を受けたり発表したりして学ぶことも多いと思うので、自分ごととしてどんどんベースアップを考えていってほしいですね。
運営していて課題や解決策が明確に見えることは少ないので、ふわっとしたお題に対する企画力を磨いたり、資料のアップデート依頼や勉強会の運営を通してベーシックな仕事力を身に着けてもらいたいです。
エンジニア全体を俯瞰して見る必要があるので、組織全体の視点も得てもらえているとうれしいですね。


――これからの教育委員会の活動について教えてください。

戸田:エンジニアの「知らない」をなくしたいですね。
技術面や業務に必要なことなど、新卒入社・中途入社に関わらず、入社して3ヶ月目までにはきちんとすべて伝わっている状態にしたいです。

佐味谷:そのために、できるだけ資料を充実させていきたいです。取り組みを始めてから資料のインデックス化も進み、質も格段にあがりました。アンケートも実施しているので改善を重ねていきたいですね。

加藤:新卒研修の質もあげていきたいです。社会人になってはじめての研修ということで責任も大きいですが、イルグルムや技術が楽しいと思ってもらえるように頑張りたいと思います。

戸田:私自身も中途入社組ですが、入社当初は資料がいろんなところに分散していたり、誰に聞けばいいかがわからずキャッチアップが難しかった経験があります。急成長にあたって開発の資料の整備が追いついていなかったんですね。そのとき感じたことも大いに役立っています。
エンジニアの協力のおかげで、委員会では運営に絞って活動することができ、限られた時間でも様々な取り組みを実行できています。組織に必要な取り組みとして、これからも継続していきたいです。


戸田(右):2017年中途入社。PMとして、アドエビスのインフラからアプリケーションまで多岐にわたるプロジェクトを遂行し、機能追加や安定稼働に貢献。現在は開発推進課の課長として、開発本部全体の効率化、改善にチャレンジしている。

加藤(中央):2017年新卒入社。フロントエンジニアとして、お客様の声をもとにアドエビスやアドレポの管理画面のUIUX改善に奮闘中。昨年より新卒研修のプログラム考案や運営にも関わっている。

佐味谷(左):2017年新卒入社。インフラエンジニアとして、アドエビスのインフラ業務全般に携わる。直近では、サーバ機器やネットワーク機器のリプレイス案件に取り組んでいる。

今回はエンジニアをサポートする教育委員会についてお届けしました。
イルグルムではほかにもエンジニアを支援するためのさまざまな取り組みを行っています。
イルグルムの公式メディア「イルグルムのわ」でも随時更新していきますので、お楽しみに!

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