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アパレル業界から未経験でWEBマーケターに~前職から今でも大切にしている仕事への姿勢とは~

過去に経験してきたこと、身につけてきたものが、別の場所で役に立つということはよくある話です。しかし、それは経験やスキルだけの話ではありません。姿勢やスタンス、考え方などが活きるケースもあるのではないでしょうか?

この度、アパレル業界から未経験で広告運用職に就いた丸山紀乃さんから、前職の業界での経験と今の仕事や職場に対する思いについて、お話を伺ってきました。

マーケティングへの強い興味から、転職を決意

まずは、現在の業務内容について教えてください。

デジタルマーケティング部で、広告の運用業務を担当しております。具体的には、日々の広告アカウントの確認と成果改善、定例会でのお客様とのコミュニケーションを行っています。
 

異業種から転職してきたと伺っていますが、どちらの業界を経験されていたのでしょう?

今のブランディングテクノロジー(以降:BT)が3社目で、前職、前々職はアパレル業界にいました。
 

ずっとアパレル業界に居たのはやはり好きな業界だったからでしょうか?

そうですね、やはり服が好きという気持ちがあり、アパレル業界で働いていました。あと、私の叔母と母の影響もあったのかなと。
叔母がアパレル業界でパタンナーという、デザイナーの描いたデザインを基に型紙を作る仕事をしており、母が同じ職場で事務をしていました。そのため、洋服が身近で馴染みのある業界だったというのもあったと思います。
 

なるほど、好きな業界でご家族の影響もあったんですね!どのような業務を担当されていたのでしょう?

1社目の時は、ショップの接客がメインでした。若いうちから責任のある仕事を任せる会社だったため、2年目からは店長をしていました。なので、お店の数値管理や人材育成も経験しました。

2社目はアパレルの事務や裏方として働いていました。
 

身近で好きだったアパレル業から、デジタルマーケティングの会社に転職しようと思ったきっかけは何かありますか?

はい、元々マーケティングに興味があったからです。前職も店舗ではなく裏方に回ったのもその理由です。ただ、アパレルに限らず幅広い業種に対して、マーケティングを専門的にやっていきたいという気持ちがありました。また、アパレル業界自体は縮小傾向にあり、なかなか物が売れなくなっていましたため、成長中の勢いのある業界を志望していました。

そして、丁度その頃、自分自身がそこまで服が好きではないかもしれないということに気づき始めたタイミングでもあったので、転職を決意しました。
 

過去に佐久間大貴さんに話を伺った際も、そこまでの服好きじゃないと気づいて転職したとおっしゃっていました。

あるあるかもしれないですね…ご飯を抜いてでも服を買いたいという服好きでないとなかなか厳しいと思います。
 

面接で人柄の良さと、幅広い業界に触れられる点に魅力を感じ入社を決意

マーケティングをやりたいという中でも弊社を受けようと思った理由は何かありますか?

はい、大学時代の先輩だったCMO黒澤さんのFacebookを見たのがきっかけです。マーケティングトレースという活動に関する投稿を見てその内容がすごく面白かったので、そこで「自分もこういった仕事をしてみたい」と思うようになりました。

なので、実はデジタルマーケティングの業界を目指していたというよりは、マーケティングをやりたくて選考を受けたら、そこがデジタル領域だったという方が近いです。
 

選考を受けてみて最終的に入社しようと思った決め手のようなものはありますか?

面接やその前後にお話を伺った社員の方が、皆さん人柄が非常に良かったことです!また、色々な業界と携われる点にも魅力を感じました。

面接の際に、BTでは様々な業界のデジタルマーケティング支援ができるというお話を聞きました。中には自分がこれまでに関わることのなかったような業種もあり、働いていく中で自分の視野が広がりそうだという期待が持てたのも、入社のきっかけです。
 

入社の決め手も「アパレルに限らず幅広い業種」というところに繋がってくるのですね!実際に入社していただき、思うようなマーケティングのお仕事はできていますか?

担当しているお客様の競合分析を行ったり、それを基に施策提案をして、実際に実行までお手伝いができると、思い描いていたマーケティングのお仕事に近いことはできているのかなと感じます。
 

広告運用というお仕事をあまり知らないまま入社したわけですが、新しい職種や職場で、挫折や失敗を経験するようなことはありましたか?

最初は専門用語など言葉の部分で躓くことが多かったです。お客様との定例会でも聞き慣れないカタカナや英語が多く、終わった後は毎回調べて学ぶ必要があり大変でした。

また、業務の進め方や管理の面でも悩むことがありました。お客様からいただいた要望に対して、全て自分だけで抱え込んで解決しようとしていました。そして、結局応えられずにお叱りを受けてしまい、何度か悔しい思いもしました。
 

それらは今はもう克服されましたか?

はい、用語の部分は自分で学習をしながら慣れていきました。
業務の進め方については、お客様・社内ともにチームで取り組むようにしました。自分だけで納期通りに完了させられないと感じた場合は、上司や同じ部署の方に協力してもらうようにしています。お客様に対しても、こちら側の状況や、どこまでが弊社で対応可能な範囲なのかを伝え、事前に了承をいただくようにしています。そのように1人で進めるのではなく、様々な方に協力いただきながら進めることで、お客様の要望に最大限お応えできるように努めています
 

前職と違ったやりがいや、気持ち・心持ちの変化はありましたか?

自分が頑張って考えて手を動かしたことが数字として返ってくるという点は、アパレルには無いやりがいを感じます。前職、前々職では自分がどれだけ頑張っても、店舗の入っている商業施設に人が集まらなければ集客や売上には繋がりません。

しかし、広告運用だと、季節要因や外部要因の影響を受けることはあっても、クリエイティブやターゲティング、戦略の変更など、自分の手で成果を改善することができます。そして、その結果が実際に数字として目に見える形で返ってくると、達成感を感じられます。
 

そういった数字で返ってくる点は広告運用の醍醐味でもありますね!入社して2年9ヶ月経ちますが、BTに入って良かったと思うところはありますか?

人柄が良いところですね!わからないことがあれば、役職・職位、部署関係なく気軽に相談ができます。皆さんとても優しく、「困ったら言ってください」「聞いてください」とおっしゃってくれます。そのように、いつでも協力いただける姿勢があるので、その辺りにも温かみを感じます

なので、多少仕事が立て込んでいて困っている時でも、前向きに仕事に取り組むことができています。
 

お客様には誠実に対応したい

最近、グレードが2つ上がり、上司の方からの評価も非常に高いです。取引額の大きいお客様も担当されるほどの主戦力になっています。仕事に取り組む上で大切にしていることは何かありますか?

それで言いますと、お客様には誠実に対応しようという意識は常に持っています。業務の効率化も大事で、いい意味で力を抜けるところは抜くべきだとは思います。ですが、お客様のためにならない、いい加減なことや適当なことはしないように、お客様には真摯に対応しようとは思っています。これは、アパレルにいた頃から大切にしている姿勢でもあります。
 

ありがとうございます。他に前職・前々職で身につけたスキル・経験で、今の仕事に活きていると思うものはありますか?

そうですね、まだ自分の課題の1つだと考えてはいるのですが、お客様とのコミュニケーションに苦手意識が無いところは、前職・前々職の経験があったからこそだと考えています。元々は人とのコミュニケーションに苦手意識があったのですが、アパレルで店舗の接客をやってきたこともあり、定例会や顧客折衝も抵抗感無くできていると思います。

あとは、コスメ系や衣料系など、経験してきた業界に近い女性向け商材への知識も、トレンドのキャッチアップやクリエイティブの改善提案に活きていると感じる時があります。
 

業界が変わっても大切にしている姿勢や経験が活きているのは素晴らしいですね!丸山さんは積極的に新しいことや成長に向けた取り組みにチャレンジしている印象があります。その原動力となっているものは何かありますか?

自分のレベルをもっと早く上げていきたいなという気持ちはあります。私は社会人になってある程度年数を重ねてから未経験で転職しました。その分、新卒など若いうちから業界に入られた方よりも出遅れているので、追いつきたいという気持ちが強いです。
 

マーケティングで企業や地域の課題を解決したい

出遅れた分追いつきたいとのことですが、今後こうしていきたい、こうなりたいというビジョンや夢はありますか?

まずは、広告運用者としてしっかりと評価してもらえるレベルにまで成長したいというのが、第一ステップとしてあります。そして、その後、もしくはそれと並行して元々興味のあった上流のマーケティングにも挑戦していきたいと考えています。
 

マーケティングへの興味や思い入れが強いようですが、丸山さんから見たマーケティングの魅力とはズバリ?

世の中には色んな良いものや本当はもっと価値があるのに認識されていないものがたくさんあると思っています。人が手を加えないとそのまま埋もれてしまうものが、マーケティングすることによって本当に必要な人に届けられたり、もっと付加価値を与えられたりできる、そういった点に魅力を感じています。

パタンナーをやっている叔母が鹿児島で特産品の大島紬を使ったドレスなどを作る仕事もしています。ですが、大島紬の着物は高くて売るのが難しく、小物や洋服といったものもなかなか売れないと聞いています。将来的にはマーケティングでそういった困っている企業や地域の課題解決のために売れる仕組みを作れるようになりたいです。
 

最後にこれから未経験で広告運用を目指す方、BTに入る方にメッセージをお願いいたします。

未経験で全く畑違いで、しかもある程度年数が経ってからデジタルマーケティングの世界に入ってきたので、年齢や今までの経験に因われずに是非チャレンジしてみてもらえればと思います。

また、BTはとにかく周りの人が多く、わからないことがあり困っていてもすぐ助けてくれるので、安心して応募してもらえればと思います!
 

編集後記

社内外のコミュニケーションがいつも丁寧で、どんな業務にもひたむきに取り組む丸山さん。この度の取材で、「お客様には誠実に対応したい」「お客様の要望には最大限応えたい」という、アパレル時代から大切にしてきた姿勢が現職にも活きていることを知ることができました。お客様を大切にする姿勢と、マーケティングへの強い思いで、今後どのようなWEBマーケターに成長していくのか、見守っていきたいと思いました。

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