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『The Fashion Post』新編集長のご紹介:合六美和インタビュー

こんにちは。ウィークデー採用担当です。

9月1日、『The Fashion Post』の新編集長として「合六 美和」が就任しました。

一貫してメディア業界に身を置き、ファッション/ビューティ領域に強みを持つ合六から見た『The Fashion Post』のこれからと、合六自身のキャリアや仕事観について、インタビューを敢行しました。

■経歴について教えてください。

大学卒業後、2003年にコレクション誌『gap PRESS』のロンドンコレクション担当としてキャリアをスタートさせました。その後に入社したINFASパブリケーションズでも引き続きコレクション取材記者として、『Fashion News』『WWDジャパン』に携わりました。主にニューヨーク、東京を担当し、パリコレは数回だけですが参戦経験があります。就活時のモチベーションが「ヨウジヤマモト」のショーを生で見たい!だったので、夢がかなう手ごたえを初めて知ったというか。憧れだった「ジョン・ガリアーノ」や「アレキサンダー・マックイーン」のスペクタクルなショーにも立ち合えた 2006~07年頃は今でも思い出深いシーズンです。

■近年はビューティ分野でご活躍と伺いました。

2008年夏に第一子を出産し、翌春に復職のタイミングで『WWDビューティ』に移籍したのがきっかけです。それまでの仕事は海外出張ありきだったので、続けることが難しかった。最初は消極的な理由でしたが、ビューティの世界にいざ入ってみると、業界がぜんぜん違って知らないことばかり。これはいっかい本腰入れないとやっていけないなと思いました。

ビューティ専属になって約1年半で独立し、以後10年間はフリーランスです。モード誌の中のビューティが主なフィールドになりました。映画や音楽も好きなので、カルチャー系のウェブメディアに寄稿したり、ファッションヴィジュアル連載を担当したことも。

■どういう経緯でウィークデーとの付き合いが始まったのですか?


創業者の横田さんとは長い付き合いで、最初の接点は『Fashion News』時代に組んだ特集「スナップする人される人」(2008年2月) でした。当時、彼はまだ大学生で『DROP (現Droptokyo)』を立ち上げて間もない頃で。ストリートスナップがブーム化し、ピークに入っていたと思うんです。特に火曜 (美容院が休み) や週末になると、ラフォーレ原宿向かいのGAP前 (現・東急プラザ 表参道原宿) は、まるでスナップの戦場さながらに混雑を極めていました。で、そんななか、少し距離を置いたローソン前を拠点に、独自のルートで徘徊していた横田青年。他メディアとは違う気配が『DROP』にはあって、誌面では主要スナップメディアのひとつとして紹介しました。

■当時の横田さんの印象について教えてください

ファションが好きとか、雑誌がいいとか悪いとか、そういう次元ではなくて、もう少し突き抜けた、ビジネス的なビジョンを持っているなと感じていました。

■意外ですね。

『The Fashion Post』には2015年に業務委託で一度参画したことがありまして。その時、彼の考えをうまくキャッチできないことが多々あったんですが、今思えばそれはお互いに広げようとしている風呂敷の大きさが違ったのかなと。私は明日の現場、横田さんは世界の未来のことを考えている。横田さんのロジックは突っ込みどころ満載だと私は感じてしまうんですけど、いつのまにか会社は彼が思い描いていた通りに成長している。そのことに気づいた時、この人もしかしたら超大物か?!と戦慄が走りました。

■今年8月の日本テレビ放送網のグループ会社入りのことですね

そうですね。本件のプレスリリースにも「世界を代表するファッションメディアグループを創る」というビジョンがさらりと明記してあって、ここはゴールではなくまだスタート地点なのだと改めて気づかされます。

と同時に、この座組は急成長する仕組みと日本テレビのような大企業との長期交渉に耐えうる財源を作った取締役の沼澤さんあっての実現でした。実際に現場のスタッフを巻き込み、ブランドからの信頼も得ながら目を見張る業績を生み出すリーダーは一真くん (※『Droptokyo』編集長・岩野)であり、ものすごく丁寧なコミュニケーションを社内外で積み重ねてきたまりりん (※モデルエージェンシー『HOLIDAY』代表取締役・佐藤) であり、この中の誰ひとり欠けてもここまで来れなかったのではないかと思います。

■横田さんはかねてからずっと合六さんをお誘いしていたと伺っています。

「(編集長候補を) 探したけど見つからない、だから合六さん来て」と何度かいわれた記憶はあります(笑)

■断られていた当時はどうして「やろう!」と思えなかったんですか

『The Fashion Post』はラグジュアリー分野に乗り込むスタンスがありながら、会社の根っこはストリートに刺さっていて、そこの交通整理をどうやればいいのか。ハイブランドにつながるハイウェイを、果たして作れるのかどうか。自信がなかったんですね。

■そんな中で参画を決めた理由をもう一段具体的に教えてください。

私の短所や弱点も知った上、それでも声をかけてくれるんだという驚きが大きいです。会社はびっくりする速さで成長の只中にあり、私にもできそうなことが少し見えてきて、だったらもう一度とことん付き合ってみようかなと。

横田という異才のもとで、編集部のメンバー3人がそれぞれに異なる個性を開花させているのも面白く映りました。チームとして一緒に成長してみたいと思いました。

■立ち上がり当初の『The Fashion Post』を見た時は、率直にどんな風に感じていましたか?

ビジネス目線で見た時に、ラグジュアリーブランドが広告を出稿する先って大体決まってしまっているんです。もうちょっと選択肢が増えてもいいのではないか、という横田さんの着目には納得しつつ、これは難しい挑戦だなと。

■一読者の素人目から見ても、ハードルが高いことにチャレンジしているな、と感じます。コアな印象というか...そのあたりは合六さんから見てどうですか?

ありますね。いろんな業界のセレブリティがトップ画面に並ぶことが多いですが、それを知らない人が見た時のフックが欠けがちなのが不親切かなと思っていて。

メディアはやはりエンターテイメントでなければいけないと最近改めて思います。現状の『The Fashion Post』にはエンターテイメントとしてのエディットが不足していて、そこは目下の課題です。

■今後やっていかないといけないと感じていることをより具体的に教えてください。

『The Fashion Post』の柱は大きく2つ。アーカイブとプロダクションです。何年後に読んでも面白い、資料価値のある記事をアーカイブしていきます。ローンチ時から続くインタビューコンテンツの“portraits”をはじめ、ブランドのアイコンを通して過去と現在が俯瞰できる“history”、“cities” (シティガイド) はさらに内容を立体的にして、利便性を高めたい。連載を集める“journal” も近日スタート予定です。

一方のプロダクションは、質の高いヴィジュアルと映像表現の探究です。コンテンツでいうと“fashion”“beauty”“select”に該当します。ウェブだからできること=『The Fashion Post』らしさと捉えるならば、その表現は時代とともに変わっていきますし、何かしら新しい要素は入れていきたい。

■合六さんが一貫して大事にしてきた仕事に対する価値観等があれば教えてください。

できるだけ粘ることと、続けることかな。これまで主にライターで食べてきましたが、私は決してすらすら書けるタイプではなく、書くことにコンプレックスがあるからこそ、この仕事を続けてきたような気もするんです。粘っただけ変わっていく。続けるほど新しい何かが見えてくる。その繰り返しだと思っています。

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