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Wakrak代表インタビュー【後編】 17歳で起業。2畳のオフィスからスタートしたWakrakの誕生秘話と未来について

こんにちは!Wakrak株式会社で採用広報を担当している佐藤です。

今回は前回にお届けしたWakrak代表インタビュー【前編】の続きをお届けします。

※前半インタビューはこちら※

前半部分では、高校時代の谷口さんのアフリカ渡航や日本一周ヒッチハイク旅での話をお届けしました。今回はなんと17歳で起業を決意するまでの話とWakrakの未来についてを語ってもらいました。

今回もぜひ最後までお付き合いください!

ー日本一周ヒッチハイク旅から帰ってきてからは、どんなアクションを起こしたんですか?

高2の夏休みが終わり自宅に戻ってからは、両親に「IT業界で起業がしたいから東京に行きたい」と相談すると、「ITの事は何も知らないのに何が出来るんだ」と言われました。当然ですよね、パソコンもろくに使えないような状態だったので。(笑)

僕は両親からそう言われると見越していたので、自身で起業をする前にIT企業でインターンをさせていただこうと思い、日本一周中に東京のITベンチャー企業を訪問していました。

もちろん、『IT』と『企業』の知見はゼロです。「あの会社で学びたい!」というイメージもなかったので、ヒッチハイク中に出会った方からWantedlyの存在を聞き、インターンを受け入れているIT企業を検索しました。そして、たまたま一番上に出てきた会社のオフィスがオシャレ風だったので、連絡してみると担当者の方が会ってくれることになりました。

当時のインターンの面接官が川田さん(後にWakrakに入社するメンバー)という方だったんですけど、「高校2年生で名古屋から東京に来るんだ、いいね!」とその場で採用されました。

そして高校を休学して東京へインターンをしに行くわけですが、僕は休学という道を選んだことを少し後悔しています。当時親から戻れる場所を残しておくべきだと言われて、戻るつもりは無かったものの、東京に行きたい一心で渋々高校休学を選びました。

しかし、今となっては、その時に戻れる場所を残していたことに恥じらいを感じています。

有名な話ですが、ソフトバンクの孫さんは、高校を辞めて渡米する際に「戻れる場所を残していては失敗しても大丈夫、と半端な気持ちが残ってしまう。だから休学ではなく退学させてくれ。」とおっしゃったそうです。

後に僕は高校を退学するのですが、一時休学していたという事実は「説得せずに条件を飲んでしまった。」という僕の人生においてマイナスな癖がついてしまったと思っています。

※インターン時の写真。この時はまだ靴と靴下を履いてます。


ー高校を休学してインターンとはすごい決断ですね!インターン時代の事を詳しく教えてください。

インターン先はインバウンド観光客向け(主に中国人)にスマートフォン決済事業をやっているスタートアップ企業でした。当時は社長と社員が3名しかいない状態で、飛び込み営業やテレアポなど、営業の基礎を一通り経験させてもらいました。僕は高校2年生で勢いで東京に出てきたため、家もお金もなく、オフィスで寝泊りをさせてもらっていました。夜は椅子をいくつか並べてベッドを作り、コートを着て寝る生活を送っていました。(笑)

半年間インターンとして働いていた中で、事業をどうやって作っているのか、サービスをどのように運営するのか、といった仕組みを社長の間近で見ることが出来ました。

その社長は中国出身の方だったのですが、すでに中国国内で数十億円で企業をバイアウトし、日本に来て3回目の起業をした敏腕社長だったんです。とにかくパッションのある方で、そんな彼の間近で働くことで自分の中の「起業がしたい!」という思いがどんどん膨らんでいきました。そして、本来の目的である「起業すること」に専念すべく、インターン先を辞め、会社立ち上げの準備に取り掛かり始めました。

17歳で起業。彼が本当につくりたい世界とは


ーついに起業の準備に取り掛かるんですね!当初、プロダクトのアイデアとしてはどんなものがあったんですか??

当時アイデアは何もありませんでした(笑)。僕はゲバラに影響を受けて、「彼がつくろうとした世界を自分の手でつくるんだ。僕は彼の生まれ代わりであり、誰しもが見て見ぬふりをしないで済む世界をつくるために起業をするんだ。そのためには何が必要なんだろう」とずっと考えていました。

初めは、ゲバラに影響されたその原動力だけでひたすら色んな投資家さんを訪ね、プレゼンをするもボロボロに言われ・・・というのを2、3ヶ月繰り返していました。

寝ながら動けるというシステム(!?)みたいな実現性の低そうなアイデアも提案していました。

しかし、どうも自分の中でしっくり来なくて・・・。一度投資家さんに会うのを辞め、そもそも自分は何がしたかったんだっけと改めて考え直してみました。

僕が影響を受けたチェゲバラは、自分とは面識がなくても困っている人達の事を見て見ぬふりをしないで、アクションを起こして助けようとしていました。ゲバラがやろうとしていたのは自分の周りに限らず、すべての困っている人に手を差し伸べることだったということをふと思い出したんです。

ただ、僕は彼と同じことをするのではなく、彼を超えなければならないと思っていて、彼のような考えを持った人を世の中にもっと生み出すことこそが、それであると思ったんです。

しかし、現実世界に目を向け、何でみんな困っている人がいても見て見ぬふりをしてしまうんだろうと考えたとき、そもそもみんな自分の事で精一杯なんだなと思ったんです。

明日生きていけるかどうかも分からないのに、他人のために行動が起こせるわけないよなと思いました。まずは「人々の心に余裕がある世界」をつくらなければならない。そして大多数の人の「余裕」とは、生活するための「最低限のお金があること」であり、もっと掘り下げると、そのお金を稼ぐために「明日仕事があること」だと思ったのです。これが今の事業にたどり着いた理由です。

創業時のこの思いと今の思いに変わりはありません。表現は鮮明になってきていますが、事業を始めた時のこの思いは今も変わらず持ち続けています。

※創業時の四谷のレンタルオフィス。2畳ほどの太陽の日差しが入らない空間(笑)。


ービジネスモデルは当初はどのような形だったんですか?

領域でいうと今と同じ「短期アルバイトのマッチングサービス」でしたが、当初は1マッチングあたりの手数料を100円でやっていたので、ビジネスモデルとしては崩壊していましたね。(笑) 事業計画をつくっても、いつまでたっても全然収益が上がっていかないと。(笑)

当時は本当にそのサービスの顧客(手数料をいただく法人企業さま)となる方達にとって、価値がどういったものかを定義出来ていなかったんですよね。価値が明確ではなかったので、対価の判断が付かず、当時は適当に設定してしまっていました。

マッチングについては今のようにアプリではなく『LINE@』を使用した方法でやっていました。企業さまがメールか電話で、僕に人が欲しいと連絡してきたら、数十名程の学生が登録しているLINE@に働ける人を僕が募るというアナログマッチングで、かなり工数がかかっていました。そのためアナログでマッチングすることに限界がきてしまい、システムを外注しようと資金調達前に業者へ発注をしてしまいました。(笑)

1ヵ月後にその請求書が届き、「どうしよう。。もしかしたら払えないかもしれない・・・。」と焦っていたギリギリのタイミングで、出資いただけることが決まったんです。

※見るからに身体より小さいソファで縮こまって寝ていた。


ー無事支払いが出来て良かったです(笑)!創業当時の話を聞かせてください。

外注をして作ったシステムを元に営業をするようになったものの、当時10代(17歳)だった僕1人では大手企業さまとの契約をうまく取り付けず、かなり難航していました。当時は正社員を雇えるほど資金調達をしていなかったので、なけなしの最低賃金で手伝ってくれる大学生たちがいましたが、事業が思ったようにつくれない焦りからか常に怒っていた記憶があります。。

当時はオフィスも自社だけではなく、Wakrakに出資をしてくださっているベンチャーキャピタルANRIのオフィスに2席ほど間借りをしていました。インターンの時からずっとオフィス暮らしをしていたので当然のように寝泊まりさせてもらっていましたが、今思うと本当に贅沢な環境でした。(笑)

起業してから1年ほどしてもなかなか事業が伸びず、一緒にフルコミットで働いてくれるメンバーを探していたところ、インターン時代の上司の川田さんが退職されたタイミングで、正社員第1号として入社してもらいました。

※正社員1号の川田さんがかっこつけている写真。本当はこんなにかっこよくないそう。(笑)


ーそこから今の体制になるまでに転機となった出来事はありますか?

現在の取締役COOが入社したことですかね。彼がジョインしてくれてから僕自身も業務に集中できるようになり、落ち着いて考えることが出来るようになった気がします。

ですが、こだわりが薄れている感覚もあるので、最近では代表取締役 兼 営業シニアマネージャーとして、少しでも早く多くの仕事を提供できるように、営業チームを見るようになりました。


ー創業後、特に苦しかったことや会社としての危機はありましたか?

いっつも苦しいです。(笑)

2020年6月でWakrakは4期目に入りましたが、苦しくなかったときなんてなかったと思いますよ。戦略も変わり戦術も固まり、今年こそ事業を急成長させられる年になると思うので楽しみです。


※エンジニアの根本さんと一緒に


ー私も楽しみです!今のWakrakメンバーに期待していることは何ですか?

会社としてはやはり成果を出して欲しいという思いはありますが、僕個人としては自分自身が本当にやりたい事とか人生が豊かになるような時間の使い方をして欲しいなと思います。

会社からの目線で見ると、社員が個人の人生をどう過ごすかは関係のないことかもしれませんが、僕個人としては常にメンバーに対してこう思っています。

また、いままでにない「明日必ず仕事があるセーフティーネット」をつくるということはそう簡単にいくものではないでしょう。時には新しいことをしてみたいと思うかもしれません。ですが、その中でも根気強く戦った人のみが見える世界があると信じていますし、その道中でも「ワクワク、ハタラク (ワクラクの由来)」ことができるように僕がビジョンを示していく必要があると思っています。

谷口さんが見据える未来とは

ーワクラクの今後の展望について教えてください。

短期的には、Wakrakがミッションとして掲げている「明日必ず仕事があるセーフティーネットをつくる」という点をより強化していきたいです。

具体的には求人を掲載していただく法人企業さまに対して、カスタマイズした機能を加えて、さらに拡販していきたいと考えています。

長期的には、セーフティーネットの種類をどれだけ広げられるかがポイントだと考えております。「明日必ず食事があるセーフティーネット」や「明日必ず家があるセーフティーネット」や「明日必ず教育があるセーフティーネット」などを複合的につくっていくことがWakrakの存在理由だと考えています。

いまWakrakが本当にやらなくてはいけないことは、ワーク(求人)を1つでもワーカーに多く提供することです。企業として数字を生み出すことは当たり前ですが、あくまで「ワーカーのためになるワークを提供出来るか」ということにもしっかり時間とリソースを注いでいきたいと考えています。

僕の役割は道を示すことだと捉えています。道を示したり戦略をつくることって、そんなに時間を使わないだろうとか大変じゃないだろうと思われてしまうかもしれません。

ただ、道は一度示すだけでは他者が行動に移せないし、簡単に実現できることではありません。

その道を継続的に示し続けて且つ先陣をきって突っ込んでいくことも時には必要ですし、分かりやすく具体的に説明をしてメンバーと共に歩んでいくことが僕の役目だと思っています。


ー話はガラッと変わりますが、プライベートの時間は何をしているんですか?

凄くシンプルで、平日の夜&土日はオフィスの近くのカフェで本を読んでいるか人と話しをしているかのどちらかです。

夜は寝る前に偉人のドキュメンタリー番組やネットフリックスを観たりしています。

恋愛リアリティー番組とかはよく観てますね。テラハとかあいのりとか。テラスハウスは毎シーズン出演を申し込んでいたくらい大好きでした。(笑)


ー谷口さんと言えば常に全身黒でサンダル姿が特徴的ですが、全身黒にしているポリシーはあるんですか?

中学や高校では服は普通に好きでした。しかし、名古屋から東京に上京するときにオフィスで寝泊りすることが決まっていたので、たくさんの物を持っていくわけにもいかず(当時のインターン先のオフィスは他の会社に間借りしていたので肩身が狭かったのが大きいです)結局服の替えはもっていかずに着ている服1着のみでした。

その後も、自分の生き方を考えていくと、現体制や完全資本主義への抵抗というものが思想としてつくられていき、行動として具現化していった一部が「服は1着、靴やパンツを履かない、鞄をもたない」ということなんです。

色を黒に揃えているのは、単純に落ち着くからです。

僕はとても繊細な人間で、靴や靴下やパンツとか締め付けられたものを身に着けると、何だか気持ち悪くて集中できなくなってしまうんです。年に1、2回靴を履かなければいけないことがあるのですが、それはお世話になっている方に人を紹介していただく際に「谷口さん、、、靴を、、、」と言われてしまう時です。(笑) どうしても履きたくないので1回渋るのですが、ご紹介頂く身ですしその方の顔をたてるという意味でも、最終的にはメンバーに靴を借りて履いていきます。(笑)

※常にこの格好(最近服にWakrakと刺繍を入れてもらった)


ー最後にどんな方と一緒に働きたいですか?未来のメンバーへ一言お願いします!

何か物事に対して強い想いがある人ですね。想いを抱く対象は何でも良いんですけど、強い思いを抱けることは、鍛えようとして鍛えられることではないと思うんです。

例えば、スポーツに打ち込んでいた人がビジネスシーンでも活躍するパターンはよくあると思うんですけど、それは何かを学ぶという事が感覚的に体に染み付いているからだと僕は考えています。今までの人生で何かに強い想いを持ってきた経験がある人は、曲面が変わってもそういう力を発揮出来ると思っています。

つまり新しい言語や学問を学ぶということはいつでも出来ますが、学び方を会得出来ているかどうかなんです。箱に何を入れるかは後からでも良くて、要は箱やキットをどのようにして作るかどうかが大切なんです。

成長の仕方だとか思いの入れ方を知っているかどうかで、その人の成長角度は変わると僕は考えています。そんな強い思いを持っている方に来て欲しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。谷口さんのロングインタビューいかがでしたでしょうか?普段クールな表情が多い谷口さんですが、時折見せる少年のような笑顔がとても印象的でした!

谷口さんのビジョンやWakrakに少しでも興味を持っていただいた方はぜひカジュアルにお話しましょう!

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