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アスリート社員初の店長に聞く! サッカーもシゴトも充実している理由 -宮田 輝-

バリュエンスでは、2020年から「アスリートのためのデュアルキャリア採用」を開始しました。

この取り組みは、代表の嵜本が元プロサッカー選手であり、夢を追うアスリートの方の引退後のキャリアや不安定な生活への不安を理由に競技を諦めることなく、仕事も競技も本気で取り組むことのできる環境を提供していきたいという強い想いからスタートしました。

競技を引退してから初めて第二の人生を考えるのではなく、現役のうちから複数のキャリアを築き、能力を最大限に活かして働くことを目指した取り組みです。

 今回インタビューしたのは入社3年目、宮田 輝さん。

幼少期からサッカーを続け、現在は関東一部リーグのチームに所属しながら、なんぼや 池袋東武ホープセンター店の店長を務めています。アスリートとしてデュアルキャリアで働く社員の中で、初めて店長に抜擢された宮田さんの活躍に迫ります。

「諦めの悪さ」がデュアルで活きている

―アスリートデュアルキャリア社員・初の店長ですが、これまでにどのような努力をされてきたのでしょうか?

宮田|入社当時、月次のバイヤーランキングを見ていて、「店長はこんなに数字が取れるのか」と驚き、自分もいつかこの中で一番数字を取れる社員になりたいと、目標にしていました。もともと負けず嫌いな性格で、目標を達成できないことが嫌なので、数値目標は常に意識していました。目標を達成したら純粋に嬉しいから、それを目指して頑張ろう、というマインドに自然となっています。この感覚は、サッカーの試合でゴールを決めたら嬉しいのと同じです。

逆に、サッカーでもゴールが入らなくて試合に負けてしまったら、そのプロセスがどうあれ、一敗であるという事実は変わりません。負けが続くと思考回路もネガティブになっていきます。そのため、難しいことではありますが、「達成することが当たり前」になることを常に目指しています。

達成できない理由を挙げようと思えば、いくらでも考えられるかもしれません。しかし、結果できていないという事実は変わりません。それゆえ、自分が考えうる手を尽くして、自発的に動くようにしています。

―「達成することが当たり前」になるために、具体的に心掛けていることはありますか?

宮田|そうですね、成約率でしょうか。メンバーや同僚の商談を見ていた時に、諦めが早い人が多いな、という印象を受けました。お客さまのお話を聞いて、ニーズが合致しなさそうであればわりとあっさり終わりにしてしまっている。もったいないな、と思いました。

私は、負けず嫌いな上に諦めが悪い性格なので、お客さまのニーズを深掘りして、新たなニーズがないか探ったり、どこが解消されればお買い取りさせていただけそうか、丁寧に対話をしていくように意識しました。結果、トーク力はかなり高くなったと思います。

この「諦めの悪さ」もサッカーに通ずるところがあります。簡単にシュートを諦めては、チームにも迷惑をかけてしまう。一人ひとりが最後まで死に物狂いで一つのゴールを目指して動き回るからこそ、一つのゴールが決まり、チームの勝利につながります。

挑戦せずに諦める、という選択肢はない

―アスリートでありながら店長をするというのは、簡単なことではないと思いますが、いかがですか?

宮田|平日は練習があるので定時ぴったりに退勤することが多く、就業日については土日休み固定と融通をきかせてもらっています。勤務先の店舗は、練習場との兼ね合いもあり、早番固定の繁忙店です。個人的には、たくさんのお客さまと接している方が、あっという間に時間も過ぎて、充実した気持ちになれるので、自分に合っていると感じています。経験値も増えて、数値も自ずと伸びていきました。

 ただ、自分が店長になる、ということは具体的に想像していなかったので、最初は躊躇しました。「業務量が増えることで、サッカーが疎かになるのではないか」など、不安や心配が先立ちました。

でも、挑戦せずに諦めるという選択肢はなかったので、挑戦することにしました。実際に店長になってみて、マネージャーやメンバーの協力を得ながら、より成長できていると感じています。

デュアルキャリアだからこそ得られる相乗効果

―サッカーとシゴトが、それぞれのモチベーションに影響しているのですね。

宮田|そうですね。さらに言うと、サッカーの練習に早く行きたいので、業務効率もかなり意識して取り組んでいます。デュアルキャリアならではの緊張感で、サッカーもシゴトも、集中力高く、情熱を持って取り組むことができていると思っています。

―サッカーでのスキルがシゴトに活かされているな、と思うところはありますか?

宮田|洞察力でしょうか。お客さまの所作や表情を見て、考えていることを読み取り、お客さまの反応を敏感に汲み取るようにしています。初めてご来店いただくお客さまこそ特に丁寧にしています。

そこには、サッカーで育んできた勘が活かされていると思っています。ピッチにいるときも、選手の細かい動きを見て、分析しながらプレーしており、お客さまといるこの狭い空間の中で、お客さまのニーズや想いをいかに読み取るかというスキルにつながっている実感があります。

チャレンジこそが成長につながる

―最後に、大好きなサッカーを続けながら、キャリアを築いている宮田さんから、バリュエンスのバリューマインド「好きを、究めよ。」を実践する上で、心かげていることやメッセージがあれば、お願いします。

宮田|やりたいことや好きなことが見つかっていない人もきっといっぱいいると思います。でも、焦る必要は全くないと思っていて、自分の興味があることやちょっと面白そうだなと思うことを素直に受け入れて、それを続けてやってみればいいと思います。

例えばバリュエンスであれば社内デュアルキャリア(社内複業)などをしている方もいて、それも大きなチャレンジの1つだと思います。

嵜本社長は、戦力外通告を受けてからビジネスの世界に飛び込まれました。ものすごい大きな挫折からの勇気あるチャレンジだったはずです。そんな嵜本社長が、デュアルキャリアや、新しいことにチャレンジができる環境をつくってくれているので、これを活かさない手はないと思います。

新しいことにチャレンジをすることに二の足を踏んでしまう人もいるかもしれません。そういう時は、実際に行動に移している人に聞いてみてください。そうした人の意見は、具体的ですごく参考になるので、躊躇う気持ちが解消されることもあると思います。

全てのチャレンジが必ずしもうまくいくとは限りませんが、そんな失敗も次の成長に必ずつながります。だから、勇気を出して行動に移してみてほしいです。


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