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<UUUMプロダクト一問一答!vol.7【後編】>すべてのプロダクトの情報を集約するマスタ情報管理システムHerokura(ヘロクラ)の開発現場を直撃!

実はなかなか知られていないUUUMの開発部門「システムユニット」。新しいプロジェクトの立ち上げを進めながら、社内にある約20個のプロダクトを日々運用している同ユニットの、知られざる開発事情を連載で大公開!
今回紹介するのは、UUUM社内にあるプロダクトを集約・連携して「見える化」する新しいプロダクトHerokura(ヘロクラ)。インタビュー前編では事業側にフォーカスして開発の裏側を探りましたが、今回はHerokuraのシステム要素の一つである「マスタ開発」と「一元化」を開発する現場の声を伺いました。

▼インタビュー前編はこちらをご覧ください!

プロダクト開発秘話―Herokura「マスタ管理」担当メンバーに聞く

システムユニット所属
エンジニア 渋江 (左)
PM     宗像 (右)

―マスタ管理担当者としてお二人はどのような業務をしているのでしょうか?

宗像)私はクリエイターグッズのマスタを管理する「商品マスタ」チームでPMを担当しています。商品マスタは2020年4月にリリースしてから約1年運用してきました。リリース時に潜在していた課題や、ユーザーがより便利に使うために必要とされる機能があるので、それらを日々見つけ出して改修していくのがメインの業務です。

渋江)私は宗像さんと同じタイミングで商品マスタチームにジョインして、リードエンジニアのポジションを務めています。実際に機能の実装を行うほか、細かく要件を詰めてタスク管理したり、開発担当エンジニアのアサインを宗像さんと一緒に決めたり、状況管理といったフォローも担当しています。

―商品マスタの開発はどのような流れで行われているのですか?

宗像)PMが事業側からヒアリングした要件をエンジニアに落として開発というのが基本的な流れですが、「落として終わり」ではなく、ちょっとした時間だけでもミーティングを組んでコミュニケーションを取るように心掛けています。エンジニアの意見がフックとなって要件が固まることが多々あるので、チームとして動いている実感がありますね。

機能改善を行う上で一番優先順位が高いのは、Herokura以外のプロダクト連携や、事業として業務コストがかかっている開発です。次に商品マスタ自体の使い勝手や、日常的に気になってはいるものの手をつけられてないものとった優先順位ですね。ユーザーからヒアリングして、どんな機能が必要か、どう運用していくかという点をエンジニアと話し、具体的に要件を詰めていく流れです。

―商品マスタ開発のこだわりを教えてください。

渋江)エンジニアとして綺麗なコードを書くのはもちろんですが、しっかりと改善案を出すところがチームとしてのこだわりです。私の所属している商品マスタチームでは、日常的にペアプログラミング※でお互いのナレッジを共有して教え合ったりするなどメンバー同士のコミュニケーションが活発です。チームの全員が自分ごととしてしっかりと「口を出す」んですよ。ユーザーの用途をきちんと認識し、より良い機能のためにプラスαを提案しています。

※1台のPCで2人のプログラマーがプログラミングを行う手法。

▼Herokura画面(商品マスタ)

―Herokuraの開発で面白い点を教えてください。

宗像)新しい領域を知れることは純粋に楽しいです。コミュニケーションが取りやすく意見の行き交いが多いので、同じ意識を共有できている点にもやりがいを感じています。

渋江)技術的にはもちろん、事業側の知識や全体のワークフローを見渡す視点も求められるので、それが難しくもあり面白いと感じます。商品マスタではECサイトなど別のシステムと連携する機会が多く、EC側の仕様を知ったり、商品流通の知識を駆使したり、エンジニアの知識だけにとどまらない広い範囲の領域を網羅する必要があります。

―今後注力していきたい点、解決していきたいところはありますか?

宗像)使っていてストレスになるポイントを改修したいので、そのためにもユーザーともっとラフにコミュニケーションできる関係性を築いていきたいです。リリースから1年弱、まだまだ課題は山積みの状態で、商品マスタ自体の質を上げていく時間の確保も必要です。「商品マスタがあって良かった」と思ってもらえるようなシステムに変えていきたいですね。

渋江)私はUIに対する課題を感じています。ユーザーにとって使いにくい画面遷移をはじめ、全体的に改修していきたいです。他にも、開発が進むとコードがうまく噛み合っていない部分が浮き彫りになったり等、改修したいところは非常に多いんです。基本的にユーザーには見えない部分ではありますが、今後はそういった箇所に少しずつ注力していきたいです。ユーザーともコミュニケーションを取って、どういう状態がベストかを考えて改善していきたいと思っています。

プロダクト開発秘話―Herokura「一元化」担当メンバーに聞く

システムユニット所属
エンジニア 黒澤 (左)
PM     澤井 (右)

―「一元化」とはどのような役割でお二人はどのような業務をされているのでしょうか?

澤井)各事業の売上や利益に対する予算、見通し、速報、実績の数字をHerokuraに集約するプロジェクトを「一元化」と呼んでいます。僕は2020年12月に入社し、「一元化」のPMとして参画しました。

PMの業務は、各技術者達を繋ぐハブ的な役割となります。まずはPMO(プロジェクトマネジメントオフィス、PMの支援者)とどのような領域から開発を進めるか、相談するところからスタートします。まずグッズの一元化を進めることが一番優先度が高かったので、実際にグッズチームとコミュニケーションを取りながら要件を整理し仕様を決めて、エンジニアに依頼し、エンジニアから上がってきたものをリードエンジニアに確認してもらうといった一連の流れの管理をしています。

黒澤)私はエンジニアなので、アプリケーションの開発をしています。サーバーサイドではRailsでの開発が主です。「一元化」においては、クリエイターグッズのECサイト「MUUU」の数値をHerokuraに連携したり、UUUM内の他システムとネットワークを繋いでapi連携やCSV、スプレットシート取り込みを可能にすることで、数値集計やグラフ描画するタスクを行っています。この作業にはフロントエンドの技術が必要で、Vue.jsというフレームワークを使っています。

グッズ領域とほかの案件のデータベースを設計するにあたっては、バグひとつとっても影響範囲が広いので、今後長く運用していくために、データベースの構成やユーザビリティ等、最適な方法を考えながら設計/実装をしています。週に1〜2回ほど機能の更新(リリース)があるので、問題があればそのタイミングでインフラ部分の改修をしています。

エンジニア全員がサーバーサイドからフロントまで関わることがほとんどで、さらにはデザイナーが作ったものを元にUI/UXを自ら考えてデザインを実装することもあります。

―「一元化」の業務の中で面白いと感じたポイントはありますか?

澤井)実に多彩な事業のあるUUUMにおいて、PMは特にさまざまな部署と関わります。でもその関わりが「浅く広く」ではなく、各事業の業務を深く想像しないといけません。それぞれの部署とより深く関わることで、「それならシステムはこうでないといけない」と思考が辿り着く瞬間が難しく、だからこそ面白いですね。

黒澤)商品マスタの一元化は考慮するべき点が非常に多い領域でした。ちょうど自社でフルスクラッチで開発したECプラットフォームから、shopify(ショッピファイ)というコマースプラットフォームに移行するタイミングだったため、まだ見えていない部分が多く、「こんな機能が必要だった」「ここの実装を変えなくてはいけない」と後になって分かるケースも多かったです。これまで発見できなかった仮説をエンジニア側が発見できたりするときは、面白いと感じる瞬間ですね。

またどうやって設計・構築していくかなど技術者の裁量でできることが多いのは、ゼロから作っているHerokuraならではだと思います。手をあげればやらせてもらえる環境があり、実際にインフラに関して提案してやらせてもらいましたが、エンジニアとして非常に刺激的でした。

―開発で特にこだわったポイントを教えてください。

澤井)社内で多くの人が触れるプロダクトなので、万人にわかりやすいシステムであることを心がけました。例えばMUUUでの注文に対して付番されるIDを「注文ID」にすべきか「注文番号」にすべきか等細かい点です。誰もがわかりやすいプロダクトを目指して、単語の選定ひとつとっても細かいこだわりを大切にしてきました。

黒澤)システムは長く使えば使うほどデータが膨大になっていくもの。それをどう効率的に取り込むかがポイントですね。経営陣、グッズチームなどデータを使う側が見たい必要な数字をいかに効率的に早く表示させるかについては、特にこだわって作ったつもりです。

―Herokuraの今後の課題について教えてください。

澤井)Herokuraは完成して終わりではありません。システムを使って頂き、UIやUXの改善、必要な機能の追加開発が都度発生します。また当社は新規事業が生まれるスピードが早いこともあり、システムユニットの開発リソースが追いついていないことも大きな課題ですね。

黒澤)澤井さんの発言にもあったように、エンジニアやPMのリソースの問題はあります。そもそもHerokuraの目的は業務効率化です。なんでも内製すればいいというわけではなく、外部サービスを使った方がいいケースもあるので、状況に応じた適切な判断が重要だと思います。

UUUM社内のプロダクトを集約・連携し、一箇所でデータを確認できるマスタ情報管理システム「Herokura」について、事業側・開発側の両サイドからお話を伺いました。日々新しい事業が生まれるUUUMではものすごいスピード感で事業が進みますが、リソースが追いつかない課題も同時に生まれています。
「経営を技術で解決する」システムユニットにおいて、Herokuraはまず業務の効率化を目的として運用がスタートしましたが、それによって生まれる可能性は無限大です。安定して運用が進むことによって事業の加速を後押しし、クリエイターの可能性をさらに広げるプロダクトに成長していきます。社内のプロダクトを繋ぐHerokura、今後の運用に期待です!
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