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夢見た元バンドマン社長は、社員7人といま何を目指すか。

※この記事は、Wantedlyブログの2019年3月月間ランキング5位、2019年4月月間ランキング1位を獲得することができました。2019年5月月間ランキング1位の記事はこちら

こんにちは。株式会社ユニアド、インターン生の小室です。

これから弊社で働く社員にインタビューをおこなっていきたいと思います。平成が終わるのが先か、人数の少ない弊社の社員を紹介しきるのが先か。どの内容も必見です。

トップバッターは代表の中釜啓太。普段距離が近くあまり意識することはありませんでしたが、仮にも社長は今流行りのIT社長の一人。インタビューを通して、語られることのなかった社長の過去と起業秘話、そこから一緒に働く仲間と会社に対する想いを聞くことができました。


上京のきっかけはバンド

―社長は徳島出身ですが、いつ東京に上京したのですか?

地元の大学に通っていたんだけど、当時バンドをやっていて、自分の周りはみんなサラリーマンか公務員になって就職していくのが普通だった。でも自分は「働いたら負け」みたいなノリがあって。そんな働き方には夢を抱けなかった。だからバンドで飯を食っていってやろうと思ってね。で、どうせバンドをするなら東京の方がいいと思って上京したのがきっかけかな。

でも、まったく上手くいかなかった。高校生まで一緒にバンドを組んでいたちょっと破天荒なやつが当時東京に住んでいて、ギターのそいつを頼って上京したのもあった。でも、一番苦労したのがメンバーを集めること。江古田で芸大に通う人たちがボーカルをやっているというイメージだけで、江古田に住んだりしたね。で、気付けばギターの彼も徳島に戻ってしまって。バンドで食っていこうと意気込んでいたのが、結果としてバンドを組むことができない状況になってしまったり。リーマンショックの煽りを受けて、当時はバイトすら簡単に受からなくて。今思うとすべてが悪循環。慣れない東京で田舎者が一人になってしまった。


広告業界との出会い

―その後どうなったのか気になります。

徳島にしっぽを巻いて帰るのが本当に嫌だった。だからもう、家賃も払えないし働くしかないなと思ってとりあえず受かったテレマーケティングの会社でバイトを始めた。そしたら50人くらいいた営業社員の中で1位の成績を収めることができた。で、一回そういう働くという経験をすると、いきなり将来のことをちゃんと考えないとダメだなと思ってきた。その時に、それまでの人生で何をやってきたかなと考えると、やっぱり一番熱心だったのがバンドだった。ただ漠然とずっと音楽をやってきて、一人でも多く曲を届けたいじゃないけど、そういうのがあったから、広告が一番向いてるんじゃないかなと当時思ったわけ。自分でセルフプロモーションできずに売れなかったから、そういった意味でも広告をやりたいなと思った。

初めて就職した会社は求人広告を取り扱っている会社だった。もちろん新卒で一度も就活をしたことがなかったから、やり方すら分からなかった。その会社に入ってからはテレアポや飛び込みとかそういうことをやっていたね。でもなんかその集客方法というか、すごく非効率な気がして、そんな時にリスティング広告を知った。自分の中で衝撃を受けた。勉強して極めたいと思って、前職であるトランスコスモスに入社することになった。

大手からの独立、そして初となる社員採用

―独立に至った経緯を教えてください。

トランスコスモスで3年目くらいのときに、大きめのプロジェクトで自分がリーダーをすることがあった。で、かなり頑張った。でも当時の自分はお世話になっていたお客さんには慕われるけど、社内では生意気だったから敵を作りやすかった。今思うと、当時の自分は未熟だった分、その辺が良く分かっていなかった。それで会社を飛び出して、全部自己責任でやっていこうと思ったのがきっかけかな。要は、会社が悪いとか会社がこうだから自分は評価されていないっていうのをもうやめたいなと思ったんだよね。そこからは独立するまでにやることリストみたいなのを作った。元々バンドマンを目指して上京してきたような人間だから、何とかなれと思ってすっぱり独立したのを覚えてる。

―独立当初、どのような苦悩がありましたか?

やはり一瞬で社会からの信用がなくなったということかな。企業に所属することのメリットをあれほど感じたことはなかった。あとは給料。毎月給料が出るってすごい大事なことだなと改めて思った。起業したての頃は自分のアパートをオフィスにしてて、全部一人でやってた。いろいろ苦労したけどあの時の気持ちは忘れたらだめだなと思ってるね。で、その後1年くらい経ったころに初めて社員を雇うことになった。

―初めて社員を雇った時の心境を教えてください。

そもそもなんで社員を増やそうと思ったかというと理由は2つあって。まず会社としての売上を上げるにはやっぱり自分一人では回らないと思ったというのが一つ。で、もう一つは純粋に一人でずっと何かをするのってすごく寂しかったということかな。開業当初は起きたら自宅兼オフィスだし、困ったら誰かに相談するとかもないし、話し相手もいない。それで求人を出して一名採用した。それが今も働いている木野田。直近でうちの会社を卒業することになったんだけど、2年間本当によく頑張ってくれたね。

元"広告ド素人"が大手広告代理店のセプテーニに転職できた理由【ユニアド卒業生の声Vol.1】 | 株式会社ユニアド
こんにちは、株式会社ユニアド、インターン生の田上です。【ユニアド卒業生の声】では、ユニアドで働いた経験を踏まえて大手企業へとステップアップしていったOBの方たちにインタビューをおこなっていきます...
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ユニアドの将来について

―古株の木野田さんがいなくなるわけですが、今後ユニアドをどうしていきたいと考えていますか?

本当に正直なところを言うと、木野田から「うちを辞めて次のステージで頑張りたい」と言われるまでは真剣に考えていなかった。自分の中でも甘えが出ていたのかな。例えば規模をスケールしなくても売上はあるし、みたいなね。今まで独立してから苦労してきたからこそ、緩みが出ていたと思う。自分が会社に関わらなくても、この規模であんまり拡大せずにこのままでいいかなという気持ちが出ていた。でも木野田からそう言われて目が覚めた。別に木野田は同じ業界で前向きな転職と言ってくれてるからそうだと思ってるし、実際もうあいつはどこの会社に行っても通用すると思ってる。でも、自分は経営者で、社員の人生も背負っている。そうすると、例えばオフィスとか、仲間を増やすとか、つまり働いてくれている仲間にユニアドが目指すものをしっかりと感じてもらえて、会社の成長を実感してもらわないとダメだなと。その方がみんな面白いからね。現状維持を続けていると、会社としての未来がないなと思った。

―みんなで活気溢れる会社にしていきたいということですね。

そうそう。個人としても会社としても成長していくところを一緒に経験したい。あとこれは個人的な話なんだけど、元々自分はトランスコスモスをやめた時にもっと稼ぎたいと思ってた。でも、人間はただ稼ぐだけだとモチベ―ションが続かないことが初めて分かった。一緒に働いていて楽しいとか、頑張ったら自分の成長が見えるとか、それをやれば世の中に貢献できるとか、もちろんお金があるに越したことはないとは思うんだけど、なんかお金だけじゃないっていうのを思ったね。その意味で、やりがいを大事にしたいなとは思ってる。

社員、インターン生に対する想い

―社員やインターン生へのことをどうみていますか?

じゃあまずはインターン生から。一言で、賢いよね。自分が21、2歳くらいの時って働こうなんて考えてもなかったから、うちに来て頑張ってくれているのがすごいと思う。ずっと楽なことをして生きてきた人は、社会に出ると苦労するということが学生のうちに分かっているんだと思う。当時の自分なんてぬるま湯につかっていたからね。

―では社員にはどういう想いを持っていますか?

本当によく頑張ってくれているよね。西野とか新卒で入ってきたわけだけど、あいつも元々大手の広告代理店の内定を持っていたのにわざわざうちに受けに来た。自分の経験も踏まえると、絶対大手に入った方が分業だから働きやすい。ユニアドではできることの範囲を広げないといけないし、そのスピードも求められる。そういうのを考えてうちに来てるから、すごいなと思うし、これから期待してる。それと今からもまだ若いメンバーが入社するけど、会社の雰囲気とか理念とか、そういうのは若い力が作っていくものだと思ってる。これからが楽しみ。

どんな人と働きたいか

―最後に、どんな人と働きたいか教えてください。

「ここで成長して、いつか好きなことをやる一つのステップアップの場として捉えてほしい」って今まで思ってた。でも正直、最近は一緒になってユニアドを成長させてくれる人を募集している。それで「3年後に経営幹部」という言い方を使っているんだけど、本当にうちだとそれくらいのスピードで成長できると思ってる。大手とかだと、上に役職持ちの人がいて席が空かないとどんなに優秀でもそこにたどり着けない、みたいなことが普通にあると思う。うちの会社はそういうのが今ないから、チャンスとしては広いし、やって伸ばしたら伸ばした分、必ず自分に返ってくる。

そういった意味では、自分で会社に依存せずに頑張って働きたい人に向いている可能性があるね。一方で、ちょっと受け身で、給料なんて出て当然だろうみたいな、もちろん給料は出すんだけど、なんかこう当たり前のように年功序列で上がっていってみたいな、そういう人はたぶん大手に行ったほうが向いているのかもしれない。今うまくいってない人もうちの会社をぜひ見てほしいなと思う。顧客も従業員もゼロからスタートした会社。誰しもがうまくいってるわけじゃない。いろんな可能性がうちの会社にはあるから、もやもやしてて、何がやりたいかわからないという人も大歓迎だし、こういうチャンスを待っていた人もいるかもしれないしね。そういう人と一緒に、会社を大きくしていくのも面白いよね。

―ありがとうございました!

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