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「自分を変える選択を」成長を求めてレールを外れた彼の、人生の分岐点としてのファーストキャリア

同期からは「21卒入社メンバーのリーダー」とも呼ばれ、先輩ともいじりあう仲。フランクでいつも人に囲まれている西本さんですが、自分を変えたいと思った過去があり、入社してからの1年間も常に順風満帆という訳ではありませんでした。今回は、そんな西本さんが就活や仕事を通じてどのように成長していったのかを追いかけたいと思います。


<プロフィール>
株式会社TOKIUM ビジネス本部インサイドセールスチーム
Shin Nishimoto / 西本慎
立命館大学 経営学部卒
2021年4月入社
好きなもの:野球, お笑い, ラーメン

ネームバリューのある組織であっても、ただ属しているだけでは意味がない。自分を変えられる環境を探して、TOKIUMに飛び込んだ。

今日はよろしくお願いします!西本さんっていつも本当に朗らかで、内定者懇親会などでも自分から学生に話しかけて笑いを取ったりしていましたよね(笑)昔からそうだったんですか?

今でこそ人と話すことが好きですが、実は大学時代までは人見知りな性格で、狭く深い人間関係を好んでいました。サークルに所属していなかったので、交友関係は狭かったです。大学など、所属する組織もネームバリュー重視で選択していました。振り返ると、周りに流されることが多く自ら何かを勝ち取る経験がなかったなと思います。


今の西本さんの雰囲気からは想像がつかないですね!何がきっかけで変わったんですか?

このままじゃダメだと思ったんです。

朝の通勤電車で周りを見ていると、活力のある方が少ないなと感じて。そこから次第に、「自分は10年後、20年後にアクティブに活き活きと過ごしていたい。そのためにはどうすればいいだろう?」と考えるようになりました。就職という節目で、自分を変えられる環境を選択したいという気持ちが生まれたきっかけですね。

そんな心境の変化もあって、当時利用していたエージェントさんからTOKIUMの採用食事会を紹介されました。まだ明確にベンチャー志向というわけではなく、どんな会社かもまったく知らない状態でしたが、新しいチャンスに飛び込もうと思って参加を決めました。
ただ、参加してみると、予想外にフランクで驚きました。代表の黒﨑さん自ら場を回し、休みの日の過ごし方や大学の話など雑談メインで盛り上がりました。さらに当時入社1年目の先輩社員が黒﨑さんをいじっていたのですが、それに対して黒﨑さんは嗜めることなく、むしろ嬉しそうな様子だったのが衝撃的でした(笑)
さらに印象に残っているのは、黒﨑さんが「TOKIUMは実は医療系の会社なんです」と発言したことです。「どういうこと?ITベンチャーだよね?」と思いましたが、黒﨑さんは「私たちは『無駄な時間を減らし豊かな時間を創ること』をビジョンに掲げていて、これによって体感寿命を伸ばすことになるから、健康食品のようなものなんです」と真剣な眼差しで語りかけてくださりました。先輩社員も黒﨑さん同様に真面目な顔で聞いていて、そのギャップにも興味を惹かれました。

参加を決めた際はそんなつもりじゃなかったけれど、社員の話を聞くうちに「働いてて楽しそうだな、面白そうだな」と感じ、食事会後に自分から選考希望を出しました。それから個別面談に数回参加し、最終的には内定をいただくことができました。


大学生時代の西本さん


当時、他の大企業からも内定をもらっていたそうですが、元々はベンチャー志向ではない西本さんが最終的にTOKIUMに入社を決めた理由は何ですか?

大企業と比較すると、正直今でも不安を感じる部分はあります。右も左もわからない中で自分で動かないといけないし、福利厚生も現状大企業ほど充実してはいないです。それでも入社を決めたのは、以下の3つの理由が大きいですね。

①自分を変えられる環境に飛び込みたい気持ちが強かったこと
②締め会*など通して接した社員の人柄の良さ
③内定者インターンを通して業務の解像度が上がったこと

*月に1度全社で開催される月次報告会兼懇親会のことで、内定者と社員のカジュアルな座談会などもあわせて開催されることがある

きっと、大企業に入社していたら、決まったレールに沿って、言われたことをこなせばそれなりにキャリアアップしていたのだろうなと思います。でも、新卒1年目から裁量を持って仕事をしていくことに興味が湧いたんです。


内定者時代の西本さんから見て、TOKIUMの社員はどんな印象だったんですか?

キーワードは「虎視眈々」「メリハリ」「誠実」だと思います。

締め会に参加した一内定者に対しても愛情を込めていじったり話を振ってくださったりと、仕事は全力で成果を出しつつも、人に対して真っ直ぐに優しく向き合ってくれる。これらは入社前から入社後まで一貫して感じていますね。また、ギラギラと自分の成長だけを目的にしてはおらず、落ち着いていて他者貢献意識が強い人が多いことも、一般に「ベンチャー」と聞いてイメージされる会社像とは異なると思います。

「自分を変えられる環境」は逆境の連続。それをバネに成長していくうえで、自ら行動を起こすことの大切さを学んだ。

コロナ禍で入社後の研修もオンラインになり、しばらくは同期とも対面で会わない状態が続きましたよね。どのように組織や仕事に慣れていきましたか?

確かに当初は同期同士でもまだ打ち解けあえていない雰囲気がありましたが、ただ何もしないままだと過去の自分と同じなので、「自分を変える」ためには自主的に動こうと思いました。フランクに話して場を和ませたり、良い雰囲気を作ることを意識して、オンライン飲み会の企画なども行いました。これらの行動は自分にとっては大きな一歩でしたね。今までの自分を変えたかったので、なんでもやろうと思っていました。

先輩とも、当初は仕事の話ばかりしていましたが、自分から積極的に質問をしたりして距離が縮まり、今では大変可愛がってくれるようになったと思います(笑)特にインサイドセールスチームのリーダー寺門さんとは、威厳も感じつつプライベートの話もできる関係性です。自分がリーダーの役割を担うことになった際も、後輩にはチーム全体でフラットな雰囲気で接していきたいなと思います。


当初の意志を貫いて、新たな一歩を踏み出せたんですね。そこからは順調でしたか?

新入社員研修が終わってインサイドセールスチームに配属された直後の2ヶ月間も、実は伸び悩んだ時期でした。スクリプトは手元にあるけれど、それだけでは商談を獲得できない。原因は、自分の中での会話の組み立てや引き出しの少なさでした。

そこで、自分で独自のスクリプトを考えて形にしたり、先輩の架電を聞いて対話の技を盗んだり、インサイドセールスチーム唯一の同期である橋爪さんと自発的に毎朝ロープレをするなど、お客様の気持ちを理解するよう心がけました。与えられたものだけじゃなくて、落ちているものを自分から拾いにいく気持ちで工夫を続けた結果、成果もついてくるようになりました。

特に橋爪さんとのロープレは、正直これがなかったら成果が出せていなかったと思うくらい大きな要因です。「戦友」の橋爪さんとは今も良いライバル関係で、一番近くて真似しやすいけれど、心の底では僕は絶対に負けたくないとも思っています。


同期の橋爪さんとのロープレの様子


ただ、成果が出るようになった今でも、まだまだレベルアップしたい余地はたくさんあります。

例えば、ヒアリングの段階ではまだ課題が顕在化していないお客様に対するアプローチにおいては、相手に気づきを与えたり、先方の考えを変えられるコミュニケーションが必要になりますが、まだまだ先輩との差を感じます。ご案内している「インボイスポスト」は革新的なサービスなので、サービスを導入することで仕事量がどれくらい削減されるのか、ということを訴求するよう心がけています。


中途入社メンバーにとっては新卒の西本さんも先輩にあたるので、7月頃にはすでに後輩指導も行っていましたよね?入社数ヶ月で教わる立場から教える立場になり、心境の変化はありましたか?

中途メンバーが入社してきたことで、1年目ながらも「いつまでも受動的な立場じゃダメだ。何を聞かれても答えられるようにならないとな」と気が引き締まりました。ただ、明確に先輩後輩ではなく同期という関係性の方が正確だと思います。一緒に学び一緒に悩んで、それが結果的に自分の成長につながることも多かったです。資料を用いて復習したり、Slackで過去のやりとりを検索したり、他社の導入事例を調べたり、質問を今まで以上に積極的に行ったりと、勉強するべきことは尽きません。


オフィスでお客様に架電する西本さん

成長スピードが速く、多角的なスキルを身に付けられるのがインサイドセールスの魅力。

熱い語りからインサイドセールスというお仕事の魅力が伝わってきました。よく聞かれますが、同じ営業でもフィールドセールスかインサイドセールスかで迷っている場合、実際どの観点で比較すれば良いのでしょうか?

フィールドセールスもインサイドセールスも、営業という意味では本質的にやることは一緒だと考えています。ただ、僕からは新卒メンバーにはインサイドセールスをお勧めしたいです。フィールドセールスよりも試行回数が多く、成長スピードも速いからです。フィールドセールスだと1日3-4回の商談をするのに比べて、インサイドセールスでは1日40-50件の架電をします。加えて先輩の架電の録音も簡単に聴けるため、経験値の積みやすさという意味でビジネススキルを上げやすい環境だと言えます。具体的には以下のようなスキルが身に付きます。

①データ分析、情報処理
…膨大なリード(見込みのお客様リスト)を、インサイドセールスで使用できる状態にする

②ヒアリング
…相手に寄り添い傾聴することでお客様が抱えている課題を引き出す

③エレベーターピッチ
…数十秒~数分程度の限られた時間で、伝えたい情報を簡潔に語る

④マーケティング
…お客様とどのように信頼関係を築き、商品をご購入いただき、今後も利用し続けていただくのかを考え、施策に落とす

⑤PDCAサイクル
…シナリオをもとにお客様と会話し、その結果を分析してさらにシナリオの精度を上げ、チームにも展開する

適性でいうと、人と話すことが好きな人・マルチタスクが得意な人・チームプレーが好きな人、が挙げられます。インサイドセールスチームは、お客様にとってTOKIUMと初めて接する部署。まさに自分の印象がTOKIUMの印象になります。全社としてのチームワークのスタート地点として、1つの案件を背負っていく責任感が求められますし、それがやりがいでもありますね。また、それぞれの案件に対して、業界や規模や担当者様の性質などから、チーム内のどのメンバーが担当するのが最適かを判断してパスを出し合うこともあります。サッカーに例えると、1人でドリブルするのではなくパスを繋いでいくイメージです。


最後に、この記事を読んでくださっている就活生のみなさんへメッセージをお願いします!

就活の文脈ではしきりに「自分のやりたいことをした方がいいよ」と言われがちですが、学生時代にやりたいことを見つけるのは簡単ではないとも思っています。

そんな方に強くおすすめしたいのが、TOKIUMのようになんでも挑戦できる風土のある会社です。ビジネスも開発も新規事業も、興味関心と適性さえあれば挑戦させてもらえるので、やりたいことがなくてもマッチすると思います。

1年目から同世代とは違う経験をしたい方、ちょっと踏み出したい方、大歓迎です。ぜひTOKIUMへ!


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