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コンシューマー向けに数々の世界的ヒットタイトルを生み出してきた鳥山晃之が、VRゲームで成し遂げたい未来

2021年4月。VRゲームの開発を行うThirdverseにプロデューサー / Game Design Division マネージャーとして鳥山 晃之が入社いたしました。

学生時代から、アルバイトながらゲーム開発の現場で経験を積み始めた彼は、新入社員にもかかわらず、リードプランナーとして複数のプロジェクトを任されるなど、新しいゲーム体験の創出に貪欲に挑戦する存在でした。その後もゲーム開発の最前線に立ち続け、世界的なヒットタイトルを続々と生み出し続ける日々。

「今後は新天地にて新規ゲームIPの創出にチャレンジするつもりです」

昨年12月に自身のTwitterで表明したこの決意の裏側とは。新天地としてスタートアップ企業のThirdverseを選んだ理由と、今後の挑戦について聞いていきます。

<Profile>
プロデューサー 鳥山晃之

学生時代からゲーム開発に従事し、大手ディベロッパーや大手パブリッシャーにて、プランナーやディレクターとして数々のコンシューマ用ソフトウェアの企画・開発・制作を務めた後、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントに⼊社。⼊社後はJAPANスタジオに所属し、プロデューサーとして外部のディベロッパーや、内部のゲームクリエイターと連携を取りながら、PlayStation用ソフトウェアの企画・制作に従事。

代表作は、PS Vitaでは『SOUL SACRIFICE』『SOUL SACRIFICE DELTA』、PS4では『Bloodborne』『Bloodborne The Old Hunters』、PS VRでは『ASTRO BOT : RESCUE MISSION』『Déraciné』『V!勇者のくせになまいきだR』、PS5ではローンチタイトルの『Demon’s Souls』。

1)VR業界への転身、Thirdverseに飛び込んだ理由とは

ー新天地として、VRゲームの開発を行うThirdverseを選んだ理由を教えてください。

前職からVRゲームの開発には携わっていたので、VR業界そのものへの興味はずっと持っていました。自分自身、まさかVRゲームを専門に扱うスタートアップに転職するとは想像すらしていなかったのですが、偶然にも、ThirdverseのFounderの國光(宏尚)さんにお会いする機会があり、その時に國光さんが語ったVR業界の展望に、強く共感したのと、Thirdverseのビジョンに純粋にワクワクしたというのが一番の理由です。

またコンシューマ業界とは異なるところで、「まったく新しいゲーム体験を創り出せるかもしれない」という、ゲームクリエイターとしての喜びと期待もありましたので、Thirdverseへの入社を決意しました。

ーこれまで多くのヒットタイトルを手がけられ、確立した立場があったはずですが、迷いはなかったのですか?

「ゲームを通して、感情を揺さぶるような新しい体験を届けたい」というのが、私が長年ゲームをつくり続ける、変わらぬ目的です。しかし、コンシューマゲームを開発し続ける中で、その挑戦に天井のようなものが見え始めた気がしていました。というのも、コンシューマゲームは、ある程度セオリーのようなものがあり、グラフィックの進化以外、想像できる範囲の感情体験しか届けられていないと感じていました。
そんな中、コロナ禍における活動自粛下において、ゲームという娯楽への注目度が高まっているところに、これからのVRゲーム業界を一変させる可能性を持ったOculus Quest 2が発売され、コンシューマゲームの開発者たちの予想を大きく上回る販売台数を記録したことで、やはりユーザーが求めている新しいゲーム体験は、VRゲームに答えがあるのではないかと感じました。もちろん私自身、VRゲームは今後のゲーム業界のトレンドになるという確信があったので、PS VR用ゲームの制作にも全力で取り組んできたのですが、これから先、新しいゲーム体験を届けるには、コンシューマ業界でなくVRゲーム業界の中で挑戦して行く必要があるのではないかと考えたので、正直、迷いはなかったですね。

ーVRゲームを開発する企業は他にもありますが、なぜThirdverseだったのでしょうか?

本気でVRゲームを開発しようと思ったので、VRゲーム業界で勝負すると覚悟を決めているスタートアップに行くべきだと考えました。なぜなら、大企業と異なり開発現場から提案がしやすく、スピード感を持って制作することができるからです。

そして、何より國光さんの姿勢ですね。VRゲームだけでなくVRやXRに対する展望が明るく、自らリスクをとって「世界一を獲る」ことを本気で目指していましたし、「いつか創りたい」と思い描いていたVRゲームがそのビジョンの中に想像することができました。そして何よりも、純粋に面白そうだと感じられたので、Thirdverse以外は考えませんでした。

2):世界に通用するVRゲーム開発に欠かせない役割

ーThirdverseではどのような形でゲーム開発に携わっていくのですか?

肩書きはプロデューサー兼Game Design Division マネージャー、つまりはプロジェクトの責任者という立場でゲーム開発に携わっていきます。具体的には「このタイトルはこういう体験を提案したい」「だからこういう仕様で、こんな世界観にしたらどうだろうか」と、プロデューサーとして旗振りをする立場です。
ただ、私は開発現場の経験もありますので、ディレクター目線と、プロデューサー目線を掛け合わせながらゲーム開発に携わっていければとも思ってはいます。

そもそも、ゲームというものは、たくさんの人の知見と技術、人を楽しませたいという想いがひとつになってできるものです。関わるメンバーに上も下もないので、面白ければ誰のアイディアでも採用すべきです。すべてのアイディアに目を通し、その中から最善を選んで方向性を決めていくのが、Thirdverseでの私の役割だと考えています。

ースタートアップで挑戦するメリットとは、なんでしょうか。

スタートアップの魅力は、行動原理や考え方も異なる人たちが集まって、お互いに切磋琢磨しながら新しい価値観を生み出すところです。先ほど、ゲームはたくさんのものが結集してできると話しましたが、それぞれの価値観をどう掛け合い一つの組織にしていくのかが、とても面白いところですね。

まだスタートラインに立ったばかりではありますが、皆がお互いの価値観を認め合い、信頼関係を築きながら開発できる組織体制を作ることができれば、世界で戦える会社になれると思います。そのためには、Thirdverseでは新タイトルの開発と併せて、組織づくりにも注力していきたいと考えています。

ー実際、現場はどのように動きはじめていますか?

今は私がコンシューマ用ソフトの制作で培った、ゲーム開発の知見を開発スタッフに伝えながら、Thirdverseとして目指すべきゴールを定めている段階です。これまで私が手がけたVRゲームもそうなのですが、殆どのVRゲームは技術検証の結果を基に開発されたVR体験の延長線上のものが多く、VRゲームならではのゲーム性や感情体験を十分に表現する所までに至っていませんでした。Thirdverseでは、今あるVRゲームの固定概念にとらわれず、どうすれば高いゲーム性や感情を揺さぶる体験を表現することが出来るのかなど、しっかりと研究開発を行い、Thirdverseならではの、オンリーワンなVRゲームを制作し、全てのVRゲームユーザーに届けたいと考えています。

3)きたるべき時に向けて積み重ねる、先行研究の重要性

ーこれから挑戦していくことについて教えてください。

Thirdverseが目指すVRゲームの最終形態は、フルVR MMORPGです。今、そしてこれからThirdverseが進めていくすべてのプロジェクトは、そのフルVR MMORPGに至るまでの布石だと思ってください。もちろん、ハードウェアのスペックやVR技術といった周辺状況も揃わないと理想のVRゲームを実現することはできません。しかし、VRを支える技術の進化は、私たちの想像以上のスピードで進んでいます。それに遅れを取らないように一つずつ確実に準備を進めていきたいと思っています。

ー想像以上の進化とは、どの程度でしょうか?

PlayStationなどのコンシューマー向けのハードウェアは、8年ほどのライフサイクルで開発されています。対してOculus Quest などのVR向けのハードウェアはスマートフォンの進化と非常によく似ていて、1~2年ごとに進化を遂げています。この流れだと、”次世代のPlayStation” が出る頃には Oculus Quest 5、6まで出ているかもしれません。その進化のスピードは、我々の想像を超えていくはずです。だからこそ私たちは、そのスピードでハードウェアが進化することを予測しながら、常に新しい技術に挑戦し続けなければなりません。

いずれは、スマートフォンのようにひとり一台VRを持つ時代がきます。今のヘッドマウント型のデバイスから形も進化し、サングラスのような軽くて小さいものに進化すると予想しています。グラスをかけるだけで、自分だけの世界にすぐに入れるとしたら、すごく面白い世界ですよね。

他にも、VRの世界に入ることで、世界中の人と簡単に出会えるようになります。性別や国籍を超え、言語が異なる相手との新しいコミュニケーション体験も、きっと生まれるはずです。現実世界ではなかなか難しい言語の壁も、VRの世界なら簡単に取り払うことができるでしょう。言葉が通じなくても、人と人とはつながっていける。そういう世界もVRでは作れると信じています。

もちろん今すぐに実現できることではないですが、新しいVRの開発は着実に進んでおり、日々進化しています。市場の成熟を待ってから始めるのでは手遅れです。自分たちでThirdverseのビジョンを現実のものとするため、Thirdverseは率先してVR業界で挑戦を続けていきます。

ーVR業界への転職を考えていらっしゃる方に向けて、メッセージをお願いします。

VR業界は、今まさに急成長している業界です。自身の成長やキャリアアップを願う方、体験型ではないゲーム性の高いVRゲームを創りたい方。VRゲーム業界で働くチャンスは、今がベストだと思います。Thirdverseでチャレンジし、世界に挑戦したいと強く思える方に、ぜひ「創り手」として参加してもらいたいです。そして、新しいゲーム体験をThirdverseで一緒に創っていけたら嬉しいです。

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