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前職はSlerでPG(プログラマー)/SE(システムエンジニア)のほか、PM(プロジェクトマネージャー)として各種プロジェクトの進行管理を務めていた中川さんは、本年5月PdM(プロダクトマネージャー)としてSUPER STUDIOに入社しました。
ずばり転職の決め手は「自社サービスの開発ができること」と語ります。でもなぜ成長過程のSaaSスタートアップを選んだのでしょうか。新たなキャリアを掴んだ彼の転職ストーリーと現在の仕事内容をご紹介します。
SlerでPMを極めた先に感じたキャリアの転機とは?
ーまずはSUPER STUDIOに来る前のキャリアについて教えてください。Slerは幅広い業務経験を積める環境なので働く醍醐味があったのではないでしょうか?
中川:初めはPG/SEとしてシステム設計に携わった後、キャリアの後半はPMとして要件定義等の上流工程や、プロジェクトの進捗管理など全体をマネジメントしてきました。色々な業種のシステム開発に携われるので、幅広い技術が身につきました。だいたいの案件なら対応できる自信につながりましたね。
ー転職を考えるきっかけは何でしたか。
中川:前職は職場の環境も良く働きやすかったのですが、同じ仕事を何十年も続けていく将来像が描けなかったことがきっかけでした。今は自分のスキルが会社や社会に求められているけれど、最近ではあまり自身の成長を感じられず、10年・20年先を考えたときにこの領域で必要とされるのかなという漠然とした不安がありました。
ーなるほど。Slerでは具体的な将来のキャリアプランが思い浮かばなかったとのことですが、実際の業務ではどのようなところにご自身でズレを感じていたのでしょうか。
中川:SIerは基本がクライアントワークなので、クライアントの望む要件と決まった予算があり、その範囲内で利益を生み出さないといけません。労働集約型の働き方なので、より良いものを作ろうとして要望を引き受け過ぎてしまうと、自社にとってはコストになってしまうという構造です。そこに疑問を感じていました。
具体的な話をすると、開発を進めていくうちに別の機能が良いなと思ったとしても、仕様の調整や追加開発に時間がかかるので、納期を守るためには、元の計画に沿ってそのまま開発を続けるしかない。せっかくより良いものを作るためのアイデアが思い浮かんでも、それを具現化するための動きを取れないジレンマがありました。それゆえに、自社サービスをゼロイチで作ってグロースさせたいと思うようになりました。
SlerからSaaSへ入社の決め手と現在のPdMについて
ー中川さんが転職を考え始めたころ、ちょうど知人のSUPER STUDIOメンバーから声をかけられて、COOの花岡とコーポレート責任者の大谷と面談形式でお話ししたと聞きました。第一印象はどうでしたか。
中川:2人がやりがいを持って働いているイキイキした姿が印象的でした。成長志向でありながらもスタートアップ企業にありがちな、仕事に忙殺される環境ではないんだなと感じました。また、話しを聞いていく中で、「ecforce」のビジネスモデルが魅力的だと感じました。to Bのプロダクトでありながらもサービスをより良くしていけばエンドユーザーの顧客体験が向上し、売上が上がればクライアントとSUPER STUDIOの利益につながる。社会貢献性が高いビジネスモデルで、三方良しの考え方に共感しました。
ーキャリアチェンジに迷いや不安はなかったですか?そして、PdM(プロダクトマネージャー)として入社されていますが、当初から視野に入れていたポジションだったのでしょうか。
中川:転職を考え始めた際に今後のキャリアについて考えたのですが、他のSler企業に勤めても当時の状況と大きく変化がないので、比較的初期の段階でその選択肢は外して考えていました。自社サービスでプロダクトを作り、グロースさせていく経験がしたいとの思いはあったので、SUPER STUDIOの話しを聞いてみようと思いました。
はじめはデータ移行などのPMポジションでの提案を受けていたのですが、花岡と話していくうちに当時まだ部署が立ち上げられていなかったPdMポジションが良いのではないかという話しになりました。私が身に付けたいスキルややりたいことを聞いてくれ、それに合わせたポジションを作ってくれるフットワークの軽さや、即戦力だけを求めるのではなく一緒に成長を考えてくれるスタンスにとても感銘を受け、SUPER STUDIOでPdMをやることに決めました。
ー現在はecforceの新たな機能開発を担当されていますが、SlerとSaaSはビジネスモデルが違うため異なる知見が必要になってくるかと思います。
中川:そうですね。前職では顧客の求める予算の中で課題を解決することがミッションだったので、機能の設計を考える際はユーザビリティの観点に重きを置いていました。しかし自社事業の場合は、どのような機能を追加したら月額の売上に結びつくのかを考えないといけない。まだそのポイントを嗅ぎ分ける力が伴っていないのが課題ですね。
ただ、新しく機能開発をする上で必要な要件定義や仕様検討、優先度決め、進捗管理などのプロセスは変わらないので、そこは入社直後も活かせているスキルだと感じています。ecforceのこれまでの変遷やEC業界についてなど、まだまだ勉強しなくてはいけないことがたくさんあるのでいち早くキャッチアップし、自分のバリューを最大限発揮して取り組める状況を作っていきたいと思っています。
ー前職で培ったスキルが役立っていると感じるところはありますか。
中川:エンジニアリングの知見があるので、機能実装に携わったときはその経験が役立ちましたし、デザイン的な観点でUI/UXを意識した機能設計を考えられます。このように具体的なシステム構築ができるので理想論に終わらず、現実の課題を整理してどこに注力を割くべきかを検討できるのも、PMとしての経験値が活かされていると思います。
チームビルディングを大切に新たな挑戦へ
ー入社前に聞いていた話と実際に働かれてみて、ギャップはありましたか。
中川:特にないですね。社員や役員がフラットな関係でコミュニケーションしているので、すぐに馴染めました。お互いに壁がなく興味を持ち話しているので、皆さん人が好きなんだなと。私はチームビルディングを大切にしているので、そういったもともとのSUPER STUDIOのカルチャーを活かしつつ、よりチーム力を向上して課題解決をしていきたいです。
プロジェクトで問題が発生したときに、トップダウンで解決することが一番手っ取り早く、短期的な目線で見ればとても効率的だと思います。しかし、それではいつまでもPMが状況を把握し続けないといけないし、チーム力は向上しないと感じました。いろいろと試行錯誤していく中で、メンバーを成長させていくことが、長いスパンにおいてより効率化していく一番の近道だと気付いたんです。なによりもチーム内のコミュニケーションを最適化し、チーム力を高めていくことが大事だということです。
ーなるほど。メンバーを成長させるには、具体的にどのような働きかけが必要になってくるのでしょうか。
中川:どうしたらメンバーが自分の意志で問題を解決していくのか。そのためには、仕事に対してのモチベーションが大事で、これを醸成するのが良い人間関係なんです。友人が困っていると手を差し伸べるように、仕事をするだけのメンバーでなく、お互いの守備範囲まで助け合える関係性を意識して取り組んできました。
ー組織を巻き込み社内で推進させるには、友好関係の土台を築き、各自の能力を主体的に発揮できる環境を作ることが大事なんですね。チームビルディングを大切に、SUPER STUDIOでのさらなる飛躍を楽しみにしています!
中川:これからさらに社員の人数が増えてくるので、人と人との架け橋となるようなコミュニティづくりに貢献できればと思います。もちろんPdMとして、早く結果を残せるよう引き続きキャッチアップしながら、ブレイクスルーできるよう努めていきたいです。
ー最後に、Slerから転職を考えている方へメッセージをお願いします。
中川:スタートアップ企業なので、まだまだ手探りで進めているところはありますが、いくらでもより良くしていく機会があるので、自分の想いを持って取り組めます。Slerで身動きが取れないなと感じている人には、刺激がある環境なのでおすすめします。
Sler出身で上記の記事に共感された方!そして、現在Slerで今後のキャリアを悩まれている方も、カジュアル面談でぜひお会いしましょう。皆さまのご応募をお待ちしています。