広告の概念にとらわれず、新しいモノづくりを続けられる場所「Jardin」を作るまで。
こんにちは。
スパイスボックス広報担当の降旗です。
今回は2019年6月に立ち上げた「Jardin」の事業責任者である吉田大のインタビューです。
広告の概念にとらわれず、新しいモノづくりをすることを目指し、立ち上げた「Jardin」。
彼が新しい事業を立ち上げるまでにどのような分岐点を通過し、ここからどのような未来を描いているのか、話してくれました。
吉田
スパイスボックスに入社して今年で4年目です。入社する前は1年間フリーで映像Directorをしていました。
その前は3年間、ブランデイング会社でDirectorの仕事をしていました。
自分が良いものを作っているのに評価されない、伝わらない、見てもらえない、というジレンマを抱えている時にスパイスボックスと出会いました。
入社するかしないか、心が決まらないまま面接に行き、そこで「“コミュニケーションとして良いもの”、と“クリエイティブとして良いもの”を作ることは、違うよ」と面接を担当された方に教えてもらい、スパイスボックスに入社することを決めました。
きっとその時、考えてることの答えがその言葉にあったんだと思います。
スパイスボックスに入社して、ずっと何かを探している感覚でした。日々仕事をする中で、クライアントの要望や事業に貢献すること、更には自分が納得出来るものづくりが出来ることもありました。ただ一方で、広告が嫌われるようになったり、世の中が変化したり、そういう背景がある中でSNSのアルゴリズムに左右され、制限された範囲の強制を受けながらブランドコミュニケーションを担うのは、本当に誠実なのか疑問に思う部分も正直ありました。
3年目の区切りで次のステップを考えた時、当時のスパイスボックスでは「自分が出来ること」が限られていました。なので、自分たちでモノづくりの芯を作り、同じ価値観のメンバーで活動する、クリエイティブ集団をスパイスボックスの中で立ち上げました。
それが「Jardin」です。
決められた枠にはまらない、人、モノ、ビジネスを理解して広げていく、それが活動の基本です。Jardinメンバーは面白いなと感じる人達を集めました。一言で伝えるとすると、「表現者」がしっくりくるかもしれません。
Betterじゃなく、Sureと言えることを続けたいと思っています。
例えば、1つの課題に対してA案とB案を出したとします。どちらも良い案で、「どちらかというと、こっちだね」と言われたら、どちらも捨ててC案を作る、とか。A案とB案、どちらもクライアントが納得してくれないからどちらかをブラッシュして作り直す、じゃなく、そこからまたC案、D案と別の考えを出す、とか。そういう思考を持つようにしています。
今後の目標は、スマッシュヒット10連発(笑)
というのは、半分冗談だとして。今の活動の中で自分達の美学を大切に、自分たちのゲームで、自分たちの勝ち方が出来ると嬉しいかな、と思ってます。こうなる、というゴールより、こうしたいという欲望の結果に納得していくこと、です。
(最初の活動は6月12日にリリースした音楽アーティストmaco maretsの楽曲「Speakle」のMV制作)
今後考えてることは、2020年のオリンピックに向けて、映画を作りたいと思っています。僕、1988年のソウルオリンピックの時に生まれたんです。なので、自分が生まれた1988年のソウルオリンピックから、来年の東京オリンピックまでが繋がるような面白い映画作りたいなって思ってます。
あと、個人的には月曜日から日曜日まで働きたいですね
朝から15時くらいまで働いて、あとはゆっくり過ごすってことを毎日やりたい。
これからやりたいこと、沢山あって言葉にできないんですが、Jardinが与える世の中へのインパクトをもっと増やしていけたらなと思っています。