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オーナーシップを持った自主経営組織にする為に営業日3日間を完全にストップさせた話

こんにちは!人事の一平です。
株式会社空は2019年4月で5期目に突入しました。『えっ?もうそんなに立ってるの?』という声が聞こえてきそうですが実はそうなのです。創業から数回事業のピポットがあり、それを乗り越えて今の僕らがあります。4月から新メンバーも迎え、まだまだ小さい会社ですが社員で20名を超える組織になることができました。これもお客様や投資家の皆様を中心とした普段から空をご支援してくださる数多くの方があってのことです。本当にありがとうございます。

さらにここから空を加速度的に成長させ、より大きな飛躍をするために僕らは組織の運営方法を抜本的に見直し今期から変える決断をしました。では具体的に何を変えたのかでいうと下記の通りです。

①責任者層(マネージャー層)の撤廃
②意思決定権限を全員が持つ
③戦略や戦術を全員が100%腹落ちできるレベルまで議論し尽くす


①責任者層(マネージャー層)の撤廃

空はまだまだ少人数の会社ではありますが、緩やかな組織の増加に伴いマーケティングチーム、セールスチーム、カスタマーサクセスチーム、プロダクションチームというチーム分けを行いそこにいわゆる責任者(マネージャー)ポジションを配置していました。これにより現状として属人的な問題やシステム的な問題が発生し機能していなかったわけでは全くなく、普通には上手くいっていたと思っています。ではなぜ撤廃したのかというと空のメンバー特性上全員がオーナーシップを持って、一人一人が責任者として自主経営をした方が事業が前に進むと感じたからです。責任者を置くということはそれ以外の人が無責任者になるということでもあり、誰かに判断や決断を依存することになると思います。なので全員が責任者でありマネージャーです。少なくとも今の空が行なっている事業やメンバーの特性、目指したい組織を鑑みた時にこのような判断に至りました。うまくいくかどうかは見守ってください笑

②意思決定権限を全員が持つ

今までは少なくとも責任者に意思決定が依存していた部分がありましたが、責任者層を撤廃したことにより、特定の誰かが物事を決めるということも無くなるようにしました。これによって合議で物事を決める会社になり、スピードが遅くなることも無いように合議での意思決定も原則禁止にしました。基本的にはそれぞれが自分の役割の元責任を持って意思決定をします。ただその意思決定に関わる人には予め助言を求め、その助言を元に自分自身が意思決定をするという意思決定プロセスに変えました。これから色々な課題やひずみが出てきそうではありますが、走りながら適宜修正をしていこうと思っています。

③戦略や戦術を全員が100%腹落ちできるレベルまで議論し尽くす

①、②がちゃんと組織として機能するためには一人一人が会社全体の戦略や戦術、自チームはもちろんとした他チームも含めた戦略戦術がしっかりと腹落ちしている状況が重要だと思っています。特に我々はBtoBSaaSをやっている会社なので、プロダクトサービスを中心にした開発チーム⇄CSチーム⇄セールスマーケチームが複雑に絡み合うビジネスモデルです。お互いが少しでも違う方向を目指していたり、違うメッセージを社外に発信をしていると、最初は小さなひずみでも後で絶対大きな溝になってくると感じています。

なので会社全体戦略戦術の元で、自チームはもちろんのこと他チームの戦略戦術も深く深く理解し、腹落ちしておくことが重要だと感じています。「えっ?そんなの当たり前じゃん!!」って言われるかもしれませんが、あなたは全体から他チームの戦略戦術まで100%腹落ちできるまで深い理解をすることができていますか?※理解する必要があるかどうかはビジネスモデルに依存すると思います。


気づいたら3営業日経過。。。

今回の諸所の変更に伴い、以下のアジェンダに沿って、全員が100%納得する状況を作る為に僕らは3営業日フルで費やしました。
【アジェンダ】
・全体戦略/全体の定性、定量目標の共有と精査
・チーム体制案の共有と精査
・新しい目標形式の説明と精査
・実現可能か、検討が浅くないか、チーム間の認識は揃っているか、を徹底議論
・全員の認識が揃ったことを確認して終了

スピードが命のスタートアップにとってこれは本当に大きな決断でした。2営業日までは想定の範囲内でしたが、全員が本気で議論に参加し、活発に意見を言い合う空という会社だからこそ3営業日かかったのかなと思っています。これからこういう活動を繰り返していくことによって、精度やスピードは改善進化していくことができると思っていますし、自分事として捉えられず意見が全然出ない会社より遥かに素晴らしいな思い、人事として誇らしい気持ちにもなりました。

3日間を終えてみた感想としては、上手くいくかどうかはこれから証明していくことになりますが、確かな手応えを感じています。これまでは期の途中で迷いが生じチームや個人の事業推進や仕事遂行のスピードが緩まっていくことがあったように思います。この反省を生かして立ち止まる時は徹底的に止まり、走り出したら全力で走る、を繰り返した方が高い成果を生み出すことができるのでは?と思っています。


最後に我々はプライシング領域における課題をテクノロジーで解決していく会社です。現状のホテル様向けプロダクトである『MagicPrice』を真に価値ある無くてはならないサービスにまで昇華させていき、その後複数業界へと展開していきます。

そして一番実現させていきたいビジョンであるHappyGrowthを実現し、幸せな働き方を世の中に広めていきます。もしここに心から共感してくれる方がいらっしゃればぜひこれまでにない素晴らしいプロダクトサービスと組織やチームを一緒に作っていきましょう。その為にも空はまだまだ足りないものばかりです。皆様のお力を貸してください。ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。

HappyGrowthはこちらhttp://sora.flights/culture/

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