SHOWROOM で働く人々~師匠&新卒者対談~『新卒でも、心意気次第で圧倒的な経験量をエンターテインメント界で得られる』
これまで「エンタメ×IT」を軸にライブ配信業界を牽引してきたSHOWROOMが、エンタメテックカンパニーとして、更に大きく成長&進化していくために新しい分野への進出を開始。
ジェイストーム(ジャニーズ事務所)、ニッポン放送、電通、KDDIなどの有名企業からの大型資金調達をはじめ、バーティカルシアターアプリ「smash.」のリリースと関連番組の「MUSIC BLOOD」の放映、コロナ禍のエンタメ業界を更に盛り上げる新サービスのリリースが発表されました。
また、直近ではBTSやSEVENTEEN、ENHYPENらが所属する「ハイブ(HYBE)」との資本業務提携など、様々な取り組みを行いながら、ドラスティックに進化し続けています。
そこで、SHOWROOMの第二創業期を共に盛り上げていただきたく、「ビジネス職」「エンジニア職」の新入社員を大々的に募集開始しました。
SHOWROOMでは、入社後も新入社員一人一人に本配属先の担当役員が 「師匠」 という役割でつき、エンタメ業界の社会人としての最速の自立と即戦力社員としての活躍を目指すために、丁寧な指導とフォローアップを行っていく仕組みを構築。2021年度の新入社員はこの「師匠制度」により、半年で中途社員と同等の力を身に着け、第一線で活躍している状況です。
今回は、2021年新卒で入社した「荒川力哉さん(メディア事業部 メディア営業グループ)」と「師匠」である嵐亮太さん「(メディア事業部 事業部長 兼 執行役員)」と対談して、SHOWROOMに入社して、何を経験して、何を学んだのか? それぞれの視点から、SHOWROOMだからこそ体験できた社会人生活の“リアル”を語っていただきました。
圧倒的な成長スピードを感じたくて、入社を決断。
――最初に、荒川さんがSHOWROOMに入社されたきっかけと現在の担当業務を教えてください。
荒川:SHOWROOMの新卒1期生の募集事項に記載されていた「最終面接が前田裕二」というのを見たときに、他社も受けていたんですけど、こんな機会がなければ前田さんには会えないだろうと思い、そこで選考を受けようと決断しました。
面接を重ねていくうちに、「めちゃめちゃ楽しそうだな」と感じていて。最終面接が終わり、幸いにもすぐに内定をいただけて、僕自身も入社しようと決めていたので、即承諾しました。
現在は、メディア事業部で動画メディアサービス『smash.』のビジネス職として働いています。
データ分析で数値をもとに、予測や施策を立てたり、動画メディアなので日々更新されるコンテンツ管理の運用もしています。
――嵐さんから見て荒川さんの入社1年目の成長を、どう感じていますか?
嵐:コロナもあったので、対面の打ち合わせが少なかったのですが、こういう場でまだ1年経っていなくても、こんなにスラスラ喋れるんだという成長を感じて感動しました。
『smash.』の事業は、1年で立ち上げて、その間に様々な有名アーティストにご参加いただいているので、かなり急速な変化でした。ビジネス的にも、いろいろ穴や漏れてしまった部分もあったりするんですけど、荒川は誰かに言われなくても自分で課題を見つけて、陰から支えている。
コミュニケーションにおいても、相手がどういうふうに入ってきたら一番気持ちよく仕事できるのかを理解しながら、立ち回りや状況判断が出来るので本当に素晴らしいですよ。
――SHOWROOMでは、入社後も新入社員一人ひとりに本配属先の担当役員が 「師匠」 という役割でつき、荒川さんは嵐さんを希望されたようですね。
荒川:自分は、「エンタメ企業で絶対に働きたい!」という強い希望があったわけではなく、SHOWROOMに応募したときも最初は、「どうやって働くんだろう?」とイメージが湧かなかったんです。
そんなときに、Podcastで嵐さんと前田さんの公開1on1を聞いて、「何をするかよりも圧倒的なスピード感で成長したいという強い気持ちが芽生えました。
師匠制度で嵐さんと顔合わせ面談をした際、最初に驚いたことがありました。内定から三ヶ月後ぐらいのタイミングで、『smash.』を立ち上げ真っ只中ということもあり、「これお願いできる?」みたいな感じでアーティストの調査や、リサーチまわりを依頼されて。
まだ、入社した当日なのに任せていただけるってすごい環境だなと驚きましたね。
“このチームだからできることがある”部下が迷ったら、ゴールを明確に言語化する
――嵐さんの中で、メディア事業部として大切にしている約束ごとはあるのですか?
嵐:僕は、SHOWROOMで2年ぐらいやってきてから『smash.』の事業に入っているんです。
最初の2年は、前職がリクルートで営業を担当していたので、ソロプレイというか、自分で走り回って形にしていく感じでした。しかし、『smash.』ではじめてチーム戦をやっているなかで、本当に成長させてもらったなと実感していることがあって。
“このチームだからできることがある”という言葉を大事にしています。
基本的に、一人ひとりハイプレイヤーが集まっているのですが、みんなでカバーして最高の形を作っていく姿勢は、一番大事にしたいところですね。
――嵐さんのお話を聞いて、荒川さん的にこの1年で印象深かった出来事はありましたか?
荒川:『smash.』は、海外展開もしているんですけど、普通の会社だったら1、2年とかけて行うことを、3か月から半年でやったりします。今も事業モデルをどんどん変えていこうと、“挑戦し続けるスタンス”を学べたことが一番印象に残っています。
今でも、毎月びっくりしてるんです(笑)。
一方で、壁を感じた出来事もありました。僕らは初の新卒1期生ということで中途採用の人のように、なにかしらできる状態で入社していないので、何もできない状態に焦りを感じてました。「早く一人前にならなくてはいけない」という気持ちが空回りをしたこともありましたね。
――嵐さんは、部下が悩んでいるときに、どのようなコーチングを意識されていますか?
嵐:目指すゴールが明確なときはひたすら頑張れることは普通だと思いますが、ゴールへの道がぼやけているときは、自信を失いがちになります。そんなときに大事にしているコーチングとして、「今やっていることで、どういう階段を昇れるか。その先にどんな未来が待っているのか」を丁寧に言語化してあげること。そういった声がけは、定期的に話すようにしています。
SHOWROOMは、会社として良いタイミングでチャンスに溢れている。
――お二人が考える、新卒で欲しい人材の条件や、入社後に得られる貴重な経験などを教えてください。
荒川:新卒を経験して感じることは、何かスキルを持っていてもメディア事業部に入って即戦力として働くことは、とても難しいと感じています。
嵐さんからのアドバイスで自分に響いたことは、「自分事と思えることをどれだけ広げられるか」ということでした。
その言葉で自分は、1個の施策や、1個のプロジェクトを自分事と捉えることで、責任感を強く持てました。自分が受動的に貰った仕事だけで終わらせていると、チームとして機能しなくなります。逆に主体性や当事者意識を持っている人でしたら、最初はスキルが足りなくても、最終的には、貴重な戦力になってくれると思いますね。
嵐:まさに欲しい人はほぼ同じで、特に新卒って中途と全然違うと思うんですけど、新卒のスキルで戦力になることは基本的に難しいと思っています。
『smash.』は投資事業なので、投資の元になっている『SHOWROOM』というサービスも頭に入れながら、1個1個を自分事として視座を上げて取り組んでほしい。学生時代にどれだけ、色んな経験値も大事になりますが、“当事者意識”を強く持った可能性ある方とご一緒していきたい。
そのうえで得られるものは、SHOWROOM全体として、“圧倒的な経験量”かなと思っていて、新卒だからといって、業務を絞ったりなどありません。
サービスとしても、本当に良いタイミングで、メディア事業の『smash.』とライブ配信のSHOWROOMがある。これからの可能性でいうと、オンライン配信を見ながら商品を買ったりするライブコマース事業も検討しています。いろいろ事業がSHOWROOMから広がっていっているので、それだけチャンスもあります。
アプリの体験設計をするところから、イベント製作、映像制作、大手の事務所さんとの交渉など、事業を作るうえで必要な経験がたくさん詰まっています。そこを自分の心意気と頑張り次第で任せてもらえるというのは、本当に稀有な環境だと思いますね。
日本初の『smash.』がNetflixを超えて、世界に誇るメディアを目指して
――エンタメ企業ならではの、他部署との社内交流はどんな感じで行われているのですか?
嵐:前のSHOWROOMのオフィスのときから、バーカウンターがあってみんなで集まって飲むこともありました。コロナの影響で難しくなりましたが、いづれ定期的に大人数でしてみたいですね。
荒川:社内に休憩スペースもあって、大きなテレビとゲームが置いてあるので、打ち上げじゃないですけど、軽くお酒を飲みながらゲームをしたりしました。そのときに他部署の先輩ともフランクに話せたりして学ぶ機会もあったので、エンタメ企業ならではの、横のつながりを感じましたね。
嵐:個人的には、『smash.』をリリースした日を今でも覚えていて、0時にリリースをだして、4時に大きい情報解禁があったんです。朝の番組が、『smash.』を取り上げてくれるのをみんなで見る。その瞬間に朝日が昇ってきて、エモい瞬間を今でも鮮明に覚えています。
――最後の質問になります。今後の会社としての目標と個人のビジネスマンとして追い求めたい目標の2点をお聞かせください。
荒川:メディア事業部としては、Netflixを超えられるぐらいのサービスを作り上げ日本だけじゃなくて世界にもしっかり伝わるようなメディアサービスにしたいです。今は20人のチームですが、これから成長して何百人、何千人の規模になって、「10人のときから働いていたんです」と語れるような大きいサービスにできたらと思います。
個人の目標としては、社内や社外に影響力を持ちたいので、責任感を持ちつつ、発信や提案をして成果をだしながら影響力を高めていきたい。長期的な目線でいうと、個人でも事業を作ったり、またはSHOWROOMの中で事業を作ったりして、社会に大きいインパクトを与えられるビジネスマンを目指していきたいと思います。
嵐:そもそもSHOWROOM事業があって、『smash.』ができています。そういう意味では、『smash.』の目指しているところは、“憧れの場”になることを大事にしていて。
『smash.』に出ることが、身の回りで人気者になる、自慢できる場にしたいのが目標です。それを数値として目指すのなら、毎月数百万人が使って見てくれるメディアにしたいですね。
『smash.』と自分を重ねている分、会社をより大きくして、ゆくゆくは『smash.』をしっかりと成長させて、“配信者の憧れの場”として作りあげていくのが自分自身の目標であり、『smash.』としても目指していきたい“ひとつのゴール”の形になります。
――今や、師匠と弟子の枠を超え、共に事業を盛り上げている戦友のような関係の二人、『smash.』の輝かしい未来との彼らの更なる活躍に是非注目していきたい。