社長百景 011 「 最も美味しいもの 」
本当のエステティックの社長は、腹が減る。
「孤独のグルメ」の主人公、
井之頭五郎みたいに何か食べたくなってきたぞ。
私はよく食べる方で、悩んで食欲がなくなるという経験は全くない。
逆に、食べると悩みは消える傾向にある。
また、経験から言うと、良いシゴトをする人たちは、良く食べると思う。
だから、シエナのスタッフは良く食べる。
でも、中国人には負ける。
中国人は、世界で一番何でも食べる人種らしい。
しかし、そんな中国人が唯一食べないものがあるという。
猿の頭か? いや、それは既に料理として存在している。
蚊の目玉か? いや、それも既に料理として存在している。
実は、中国人が唯一食べないのはテーブルの脚(食卓が無くなるから)
確かに、彼らは活力あるよなぁ、大事なことだ。
私はグルメではないが、54年間、色々なものを食べてきた。
中には、美味しくないものもある。
それは、別に珍しくもなく、街でも良く見かける。
私が食えたもんじゃないと思うのは「理屈」というものだ。
理屈は「硬いし」「味も素気も無い」「ただじっと説明を聞くのは辛い」
ちなみに「素っ気」とは、「ほっけ」ではない。
「相手への思いやり」や「好意」のことだ。
美味しさには、素っ気も必要なんだよなぁ~。
ランチになると「今日は何にする?」と、
妻が聞いて、買ってきてくれるのだが、本当は何でもいいのだ。
買ってきてくれるという「素っ気」がトッピングされていると、
美味しく感じるものなのだ。
私は、グルメではないが、どんなミシュランの店よりも、
「素っ気」が一番美味いと思っている。