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【シャコウ創業ストーリーvol.1】



2022年2月、株式会社シャコウ(以下シャコウ)は設立されました。「"価値ある商品"・"価値あるサービス"を世の中に"紡ぐ"」をミッションに掲げ、BtoB特化の伴走型マーケティングカンパニーとして成長を遂げています

シャコウはCEO太田とCOO木戸が共同創業者として事業を開始しましたが、創業までの道のりは決して平坦なものではありませんでした。

シャコウ設立までの挫折や当時の想いについて、CEO太田が語ったインタビューを前後編にわたってお送りします。


ーシャコウ設立のきっかけは太田さんの学生時代まで遡ると聞いています。どのような学生生活を送られていたんでしょうか?

太田:「当時は浪人をして関西の国立大学を目指していました。ただ、その大学は不合格となり、滑り止めで合格していた明治大学へ進学しました。その時の自分は学歴に対して強いこだわりがあったので、まずここで大きな挫折を経験しました。

当時はそんな自分のコンプレックスを埋めるように『希望の大学にいけなかったのだから、何かしないといけない』と考えていたんです。社会に出ることでが手っ取り早く自分の価値を高められるのではと思い、学生インターンに片っ端から申し込んでいきました。

ただ、当時はまだ学生インターンは就活前後の大学3、4年生が行うことがメジャーな時代だったので、ような印象が強く、入学したばかりの私は面接になかなか通らない日々を過ごしました。

そんな中、自分の強みもわからないからっぽの私を拾ってくれたのは、メディア事業を運営していた創業1ヶ月のITベンチャー企業でした。

やるからには中途半端にやっても意味がないと思い、その結果、始発で会社に行って仕事をしてから大学の授業を受け、また会社に戻って終電まで働く生活を送っていましたね。

ただ、入社して3、4ヶ月で会社がキャッシュアウトしそうな状況になりました。、そこから必死でオペレーションを見直すなど紆余曲折を経て無事に事業を立て直しして立て直し、急回復した事業はさらにグロースしていきました。

この時期はもちろん大変だったのですが、0→1で多くの経験をして、『自分が何者なのか』をはじめて誰かに説明できる気がしました。ビジネスのおもしろさ、怖さ、会社というものへの価値観。自分をとりまくさまざまな感情がアップデートされ、成長できた時期だったと思います。」


ーインターンから起業を志すまでどのような出来事がありましたか?

太田:「一度インターン先を辞めて自分を見つめ直していた時期がありました。しかし、半年ほどが過ぎて以前のインターン先が、あるWebマーケティング企業に吸収合併されたタイミングで、『新規事業責任者をやらないか?』と声をかけていただきました。上手くいくかわからないという不安は心の中にありましたが、『やります』と即決し、大学の中退を決意しました。

ただ、新規事業はビジネスモデルやロードマップが決まっていたわけではなく、『この予算の中で事業を成功させてほしい』という形で突然0→1ですべてを任された状態でした。会社の事業の方向性や自分がこれまでの強みを生かすことを考えて、私が立ち上げたのはBtoBtoCのビジネスでした。

お墓を探している高齢者やそのご家族をターゲットに、石材店やお寺を繋ぐ、終活に関する情報ポータルサイトを事業化しました。を運営していました。

共同創業者でCOOの木戸と出会ったのもこのタイミングです。

私は事業責任者としてマーケティングと事業開発、プロジェクトマネジメントを、木戸は営業やカスタマーサポート、オペレーションの整備などを幅広く担当していました。毎日お寺や石材店に電話をかけて足を運び、チームに足りないことはなんでもリードしてやってくれる木戸の泥臭さとマインドには何度も助けられました。当時は本当に毎日朝から晩まで一緒にいましたね(笑)

その後チームは10人ほどに拡大しました。スタートアップらしくメンバー同士の仲が良く、ひとつの目標に向かっているとてもいいチームで、事業も少しずつ成長していきました。

ただ、BtoBtoCのサービスはビジネスモデル上どうしても成長に時間がかかってしまうので、会社の中でも長期目線を持った投資ポートフォリオ事業として位置付けられていました。

他の事業部の売上からの投資で事業を運営する中で、私が見ていた範囲がPL上の数字だけだったこともあり、事業全体の動きについて上司とぶつかることも増えていきました。

事業責任者としての限界を感じ、本気でビジネスを作るならば、自分自身が経営者としてやっていかなければいけないと考えるようになりました。この時がはじめて起業を意識した瞬間だったと思います。

そしてその後、事業撤退を決めました。チームに解散を告げた時は本当に苦しかったです。木戸とも一度離れることになりました。」

ー大きな挫折を経験された後、シャコウを立ち上げられるまでについて教えてください。

太田:「事業責任者としての経験はとても悔しく、事業撤退は大きな挫折でもありました。

当時もすぐに自分で起業したいという思いはありましたが、『自分には何か足りない』と考えて、別の企業に所属した時期もありましたし、その後はフリーランスとしてしばらく活動していました。一方木戸は広告系の企業で仕事をしていました。お互いの修行期間ですね。

ただ、その時期も木戸とは連絡をとりあい、常に起業を意識して”どんな事業を作っていこうか”と話をしていました。

一緒にやるのは木戸しか考えられませんでした。頭を使うのが得意な私と、やりきる力や行動力の強い木戸は互いを補完しあうような関係です。

その後、フリーランスでありながら木戸とチームで仕事をしていくことになりました。

これがシャコウの前身で、SEOやデータ分析、広告のディレクションや受託コンサルとして事業会社のマーケティングを行っていました。

こフリーランスとしての仕事が軌道に乗っていき、ロードマップが描けたタイミングで法人化を決断し、2022年2月”株式会社シャコウ”として私たちは新たな一歩を踏み出しました。」


後編につづく

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