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オリジナル絵本「さくらぐ」ができるまで【メンバーインタビュー】

キックオフで見事新人賞を受賞し、その副賞(※)としてオリジナル絵本の制作に挑戦されたデザイナーの白井さん。絵本制作の道のりや絵本に込めた思い、そしてサクラグで叶えたい夢についてもお聞きしました。

※サクラグの新人賞では、「特別な業務」が副賞として与えられます。

<白井さんプロフィール>

2020年新卒入社のWEBデザイナー。クリエイティブユニット所属。

現在はサクラグ社内プロジェクトのメンバーとして活躍中。小さいころから「何かをつくること」が大好きだったそう。柔らかい話し方と優しい微笑みで、メンバーをいつも温かい気持ちにさせてくれる存在。

ーーーーキックオフで新人賞を受賞し、副賞でオリジナル絵本の作成ができると聞いた時はどう思われましたか?

学生時代に絵本を作った経験があったので、経験を活かして絵本の作成に取り組めるとお聞きし、すごくワクワクしました。

ただ、いざやってみると想像以上にやることや考えることが多くて、大変でしたね。

でも、時間をかけた分学校の課題で取り組んだときよりも、良い作品ができたと思っています。


ーーーーどういったところで、大変だなと感じましたか?

物語を考えるところから絵本のサイズやページ数、どういった紙を使うかなど企画を全部考えたんですけど、かなり難しかったですね。

ーーーー壁にぶつかった時は、誰かに相談されていたんですか ?

一度だけ、所属するクリエイティブユニットのチャットに質問をして、進め方や考え方の部分でアドバイスいただいたことはあります。

ただ、絵本を作った経験がある方があまりいらっしゃらなかったので、新たな挑戦だったことは確かですね。絵本の企画や物語の長さを考える時に、遠藤さんから小学校5年生ぐらいの子が話を理解できるレベルの絵本にしたいという指定があったんです。

まず、小学校5年生の子がどういう絵本を読んでいるのかというところから調査して、読んでいる本のページ数、絵本のサイズ、お話の傾向などを知るために、何十冊かピックアップして調査して平均をだしていきました。

調査した情報をベースに絵本を作っていって遠藤さんに提案してディスカッションというのを、ずっと繰り返す感じで制作を進めていきましたね。

ーーーー小学校5年生がお話を理解できるレベルと明確に設定したのは、何か意図があったのでしょうか?

もともとは、「小さい子にもわかる」というコンセプトだったんです。

ただ、小さい子といっても、小学校1年生が理解できる内容と6年生が理解できる内容は相当違いがあるので、指定したいですと希望を伝えたところ、遠藤さんから「5年生がわかるレベルで」ってビシっと指示をいただきました。

ーーーー今回の絵本は、どのような思いを込めて作られたのですか?

絵本を制作するにあたり、遠藤さんから「サクラグの自己紹介が一冊で成り立つような絵本を作りたい」との指示をいただきました。

そこで、決めたコンセプトが「つながり」です。

私からみたサクラグという会社は、社内のメンバーもそうですし、一緒に取引する取引先の企業さん、広義でいうと世界中の人々とのつながりを大切にしていると感じる場面が多々あります。

サクラグの、人のつながりや縁を大切にしているところを絵本で表したいなと思って、コンセプトを「つながり」にしました。

また、サクラグはビジョンカルチャーを大切にしている人たちが集まっていて、一体感があるなと感じています。

簡単に物語を話すと、一つの桜の木を咲かせるために、いろんな子が頑張るお話なんですけど、一つのことを達成させるために一丸となって取り組むというチームワークや一体感も表現できるようにと思って作りました。

ーーーー白井さんから見るとサクラグはつながりを大切にしている印象が強いとのことでしたが、他にもサクラグで働いていて何か感じることはありますか?

一言で言うと、すごく温かいところだなと思っています。

私はクリエイティブユニットでwebデザイナーとして入社して、入社して半年ほどで現場に入り、2年ぐらいずっと現場で働いていました。

今年の10月に本社に戻ってきたんですけど、すごい安心感があるなと思いました。

他の現場でもすごくいい方がたくさんいて現場に恵まれたとは思っているんですけど、サクラグに戻ってきたときは安心感がありましたね。

それに、穏やかな人がすごく多くて、仕事がしやすい環境が整っているなと感じます。

私は人に対してどう思われてるか考え過ぎて不安になってしまうことがあるんですけど、サクラグの人に対しては不安を感じることは全然ないですね。

本当に頼りたい時に、頼れることが多いなという印象です。

すごく人が温かいのが、 サクラグ の好きなところです。

絵本にも サクラグ の温かさが出るように、いろいろ工夫しています。

ーーーーどのような場面で、人の温かさを感じますか?

とにかく心配してくれる人が、すごく多いですね。

仕事でやり取りをすることが多い同じクリエイティブユニットの上司の方々以外にも、同じプロジェクト名で仕事をしているセールスの方や、仕事では一緒になることが少ない同期、あまり会う機会のないコーポレート本部の方にも、声をかけていただいています。

「仕事とか大丈夫?」と心配してくださる方が、すごく多い印象です。

日頃かけていただく言葉の積み重ねで、温かいなって感じるようになりましたね。


ーーーー声をかけてくれる気遣いが嬉しいですよね。サクラグの温かさが出るように工夫したとの話もありましたが、絵本にどのように反映されているのですか?

一つは絵のタッチで、温かさがでるように水彩画風のふんわりとした印象になるように仕上げています。

あとは、紙質をマットめ厚めの紙にして、アナログ感をだしています。

個人的にアナログ感があると人の手が入ってる感じで温かみがあると感じるので、工夫して紙質からも温かみが出せるようにしました。

ーーーーすごくこだわってるんですね。他にもこだわったポイントがあれば、ぜひ教えてください。

ストーリーの部分は、すごく時間かけて考えました。

小学生にもわかる内容でサクラグのことを伝えるとなったら、起承転結をはっきり持たせたいなと思ったんです。

何ページから何ページまでは起の部分承の部分と、明確にカテゴリーを分けて作っていきました。

一回読んだだけで話の流れがすっと頭に入るように、構成の部分はすごくこだわりましたね。

ーーーー学生時代に絵本を作った経験があるからこそ、ストーリーの制作もできたのでしょうか?

学生時代に作ったのはブック型のカレンダーや写真集など、本の部分をつくる課題が多かったんです。

製本の知識などは身についたんですけど、中身の内容の部分までは深掘りしていなかったので、今回苦労したところでもありましたね。

昔の経験にプラスアルファで中身の部分やコンセプトの部分を考えながら進められたのが、すごく学びになりました。

ーーーーストーリー自体を考えるのは、今回が初めてだったのですか?

物語を0ベースで作っていくことは、一度もやったことがありませんでした。

いざやってみると、すごく難しいんですよ。

作家さんって、いろんなことを考えて作られてるんだなと思いましたね。

毎日、「絵本 書き方」みたいな感じで調べて(笑)。

毎日調べながら、制作してましたね。

ーーーー試行錯誤しながらの制作だったんですね。制作された絵本を、どのような方に読んでいただきたいですか。

サクラグをまだ全く知らない人にもサクラグがどんなことしている会社なのか、絵本を読んで知っていただきたいです。

あと、サクラグの名前は知ってるけど「どういうことをしてるんだろう」と思っている人にも、より深く知り興味を持つきっかけとして読んでいただけたら嬉しいです。


ーーーー絵本を通して、伝えたいことはありますか?

サクラグがどんなことをしているかは、もちろん伝えたいです。

それから、遠藤さんにターゲットにしていただいた小学校5年生ぐらいの子が読んだときに、興味だったり好奇心だったり疑問を持つ取っ掛かりになってほしいと思っています。

絵本の中でSDGsやDEIなどサクラグが大切にしていることに、少し触れる部分があるんです。

そこで、「これってどういうことなんだろう」とか「もっと知りたい」って思ってくれたらすごく嬉しいです。

サクラグが大事にしているビジョンカルチャーの波が、サクラグの社員以外にも広がっていったらすごく嬉しいです。

ーーーー機会があれば、また絵本を制作したいですか ?

個人的には、今回すごくいいものが作れたと思っています。

でも、同時に初めてのことが多くて、反省点もすごくあるんです。

反省点を払拭するために、リベンジしたい気持ちはありますね。

ーーーー2作目期待しています!最後に、今後サクラグで挑戦したいことを教えてください。

入社3年目になるのですが、至らない部分や経験不足で周りにすごく頼ってしまう面が多いので、直近の目標としては一人でもっとマルチにいろいろなことができるようになりたいです。

あとは、少し大きいプロジェクトにも携わりたいですし、プロジェクトリーダーになって0ベースでwebサイトの制作などができたらすごく楽しそうだなと思っています。

それから、今まではデザイン業務をがっつりやってきて手を動かして成果物を作る作業が多かったので、今後はディレクション業務も経験したいですね。

そして、もう一つやりたいことがあって、今までは現場にいて全然携われなかったんですけど、採用に携わりたいです。

採用や新人の教育にも興味があるので、本社にいるうちに携われたら嬉しいなと思っています。

ーーーーやりたいことが、たくさんあるんですね。採用や教育に興味を持たれたのは、何かきっかけがあったのですか?

遠藤さんがキックオフで「採用が最優先」をコアカルチャー(※サクラグには7つのカルチャーが存在)にしますと言った時に、私がコアカルチャーを体現するためにできることって何だろうってすごく考えたんです。

現場にいてサクラグの発信や紹介ができなくはないんですけど、採用が最優先につながるかと言われると、どうしても難しい部分があります。

採用に元から興味があったわけではなく、私がすごく好きなサクラグが体現したいコアカルチャーの部分を、自分で体現していきたいなと思ったんです。

サクラグが大切にしていることの詳細を知りたいというか、元をたどれば単純な好奇心がきっかけですね。

素敵なお話、ありがとうございました!

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