サクラス株式会社について

サクラス株式会社（英語: SAKURAS Co., Ltd.、以下サクラス）は、東京都千代田区に本社を置く日本のコンサルティング企業。エンターテインメント業界に対するデジタル・トランスフォーメーションのコンサルティングなどを行う。

概要

2015年にA.T.カーニーOBで、エブリスタ代表取締役だった池上真之が設立した。社名はSAKURA（桜）とAS（明日）を組み合わせたもので、619件の公募の中から選ばれた。「未来の才能が開花する」という意味が込められている。

本社は東京都千代田区に置かれ、本店所在地である帝国ホテルタワーのほかに、主な事業所として、日比谷ミッドタウン内に日比谷オフィスを置く。

「才能の開花を支援する」ことを会社の理念として掲げており、「個人の個人による個人のための会社」を標榜している。スローガンは「DE OPRESSO LIBER（抑圧からの開放）」。

会社のメンバーはスポーツ選手になぞらえて「ビジネスアスリート」と呼ばれ、フルタイムのメンバーはおらず全員がパートタイムで勤務している。

歴史

2015年

　2015年4月1日、サクラス株式会社は東京都渋谷区に設立された。
　2015年3月までエブリスタ代表を務めた池上真之は、当時は投稿作家を支援し『王様ゲーム』や『奴隷区』『通学シリーズ』といったヒット作品のプロデュースに力を注いでいたが、エブリスタ退任後も「引き続き個人をエンパワーメントする事業を続けたい」という思いからサクラスを登記した。
　池上は会社設立後すぐに世界放浪の旅に出てしまっていたが、10ヶ国ほど旅をした頃、複数の放送局や出版社の経営層からデジタル・トランスフォーメーションについての支援要請が重なり、サクラスの事業としてコンサルティングが提供されることとなった。
　結果として、実務上の拠点として千代田区九段南に九段オフィスが設置され、インターンとして、高島未由宇、真野晴香らが参画した。この段階では、会社というよりも池上の個人事務所という形であった。

2016年

　2016年3月、複数のアソシエイトが業務委託という形でサクラスの拡大に力を貸してくれることとなったため、手狭となった九段オフィスは千代田区神田神保町へと移され、「神保町さくら通りオフィス」が開業された。
　2016年5月には、池上の著書『会社をやめて、年収が上がる人、下がる人』が上梓される。

2017年

　2017年1月、アシスタントとして須藤愛美が入社。この頃、アソシエイトとインターンを中心とした現在の組織形態が徐々に形成されていく。
　2017年8月、再び千代田区九段南に拠点が移される。
　2017年12月、研究のためのYouTubeチャンネルが開設され、学生YouTuberを中心とした現在の制作体制の基礎が築かれる。

2018年　

　2018年10月、本店所在地が東京都千代田区に移される。

2019年

　「『ビジネス・アスリート』のチームを作る」として、組織強化が目標に掲げられる。
　2019年3月、拠点が日比谷ミッドタウン内に移され、日比谷オフィスと呼称する。

現役メンバー

ヴァイス・プレジデント

・サクラスでは、月70時間以上の選手を「ヴァイス・プレジデント」として募集している
・2019年は5名の「ヴァイス・プレジデント」採用を計画している
・2019年3月、初のヴァイス・プレジデントとして角出賢司（麻布）が加入

アソシエイト

・サクラスでは、プロジェクト単位で予め決められた業務にあたる選手は「アソシエイト」として活躍している
・ぼなーるまさ：VIPタレントの番組制作を担当。野球系ユーチューバー
・もっちゃん：事業開発（BizDev）を担当。東大卒ユーチューバー
・塚本歩美（早実）：コンサルティング企業クライアントのSNSを担当