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経営陣とエンジニアの「嘘偽りないコミュニケーション」が、プロダクト開発を加速させる。

今回のインタビューは、2019年の11月よりPR Tableに業務委託としてジョインをしていただいている成澤さんにインタビューをさせていただきました。実際に業務で関わってから短期間で素晴らしいアウトプットを出している素晴らしいエンジニアです。仕事のスタンスだけでなく、学生時代やいままでのキャリアについて伺わせていただきました。

インタビュアー

和田修一 / wadap
スタートアップのCTOとして創業からM&Aまで経験。その後は、技術顧問やエンジェル投資などを経験。現在は、また新規にスタートアップのCTOに就任しサービス開発の現場に携わっている。

自然言語処理のトップカンファレンスに国内最年少で論文を通した学生時代

ー 大学時代はどのような専攻をされていましたか?

主に自然言語処理で、「コンピューターが文章の意味を理解する」といったことを究極的な目標としてやっていました。もう少し具体的にいうと、含意関係認識というものです。

簡単な例ですと、「富士山は日本一高い山だ」という文章と「日本で一番標高が高い山は富士山です」このふたつの文は一方の文を含意するよね、といったものです。ただこれは簡単な例なので、実際はもっと複雑な推論になっていきます

ー 研究成果の発表について、少し詳しく教えて下さい。

私自身は日本語を中心に研究をしていたのですが、その研究成果を自然言語処理のトップカンファレンスで世界に向けて発表をしました。このカンファレンス史上、国内では最年少でした。修士一年生の頃の発表だったのですが、有名な教授や研究者であっても学生中に通すことはあまりないみたいです。これは周囲からも驚かれました

ー どのような点が評価されたのでしょうか?

評価されたポイントは含意関係認識という難しい問題に対して、何が課題にあるかを分析し問題を明らかにした点です。全体の中にある問題の数がどれくらいあって、さらにその問題の中にも複数の問題があって... というような分析です。

そしてその問題を大きな順から解いていくのですが、その問題をといていく順位付けを丁寧に分析しストーリーを導き出したという点が評価されました。

そして所属していた研究室の教授が「大学院での研究の意義の半分は、専攻の知識を身につけ自然言語処理のプロになることにある。だがもう半分の側面は、研究というのは考える力を高める最高のOJTであることだ」という話を繰り返しいっていました。
そもそも、答えが存在しない問題に対して何が問題かを客観的にわかるように形にしていく。このようなプロセスをひたすら繰り返した3年間だったので、思考力はものすごく磨かれたと思います。

「技術的な成長」を求めて

ー このような経験はやはりエンジニアとして働くきっかけになったのでしょうか?大学を卒業して、新卒で働くようになったときの話を聞かせてください

自然言語処理をやっていたこともあり、正直なところ最初はインターンの選考にも合格していたGoogleに行く気満々でした。しかしながら希望通りにGoogleに内定をもらうことができず、そのときに内定を出ていた会社から、DeNAを選択しました。

DeNAの会社としてのよいところは。真っ当なことを言えばそれが評価されるところです。自分にとってはそれがすごく心地良かったですね。他には、人が優秀だったことでしょうか。あまり「この事業をやりたい」といった事業に対する直接的なものはあまりなく、やっていて楽しかったらそれでいいというタイプなんです。だからこそ、一緒に働く人の優秀さや自分自身のやり方が評価されるといった点が魅力でした。

ー DeNAにはその後何年くらいいたのでしょうか?

合計で2年数ヶ月くらいです。研修もすごく充実していましたし、とにかく1年目は刺激的でいろいろな知識が身につきました。しかしながら、2年目ともなるとあまりスキルアップをしているという実感がなかったんです。

というのも主に自分が担当していた領域がレガシーなPerlで作られたシステムの運用が中心だったためです。そのなかだとどうしても新しい経験をすることが難しく、またサービスをより伸ばすことを考えると、技術基盤の改修ではなくサービス内容をより改善することでできることの方が多く、大きな変革をするのは困難な状況でした。異動なども検討はしていたのですがキャリアについて考えるよい機会だったので、転職なども含めて検討をしていた時期です。

ー それでDeNAから次の会社に転職をしたんですね

ちょうどその頃、自分が住んでいたシェアハウスの仲間にLovegraph[ラブグラフ] の社長がいたんです。それまではあまり会社のことは知らなかったのですが、話を聞いているうちに写真の会社ということもあり興味が出てきたんです。

というのも、大学の頃から旅行と写真がすきでバックパッカーのような出で立ちで三脚やカメラをもって旅行をしていたんです。特に思い出深いのが、ウユニ塩湖の夜空の写真です。昼間の鏡張りの写真は割とよくあると思うのですがあまり夜空はないですよね。この写真が非常によく撮影できたので、今でもいろいろなところで使ってくれていたりします。


ー なるほど、今回は割と趣味に近い事業に就職されたんですね。当時はどんなお仕事をされていましたか?

入社した時点では二人目の正社員エンジニアでしたが、やはりスタートアップなので開発も含めてとにかくたくさんやることがありました。やった仕事の範囲も「なんでもやった」というのが正しい表現だと思います。また、入社した時点では自分が最年長だったということもあり少しシニアな立ち振舞もしていました。入社して少し時間が経過すると、ボードメンバーとしての会議などにも参加をするようになりました。

ー その後、フリーランスとして活動をされますよね。いつ頃からフリーランスとしてのキャリアを選択したのはどういった理由からでしょうか?

理由の1つは、前と同じ理由でより技術的なスキルアップをしたくなったためです。フリーランスだとスキルアップしづらいのではないか?という思いも最初はありましたが、実際に一年半続けてみてその思いは杞憂だったなと感じています。どの現場でも新しい発見は必ずありますし、どの現場でも事業を伸ばそうとする限りは何かしらの課題は絶対にあります。それを自分の手なりの技術だけでなんとかできるようなケースはほぼありません。

また、僕はより事業を成長させたいという思いでフリーランスとして参加をしています。そうなるとプロダクトやビジネス側の話からはいったり、マネジメントや組織面などに関わることもあります。そのような幅広い視点から関わるようになると技術面だけでなく幅広い意味でもスキルアップができているなという実感があります。

ー このあたりの視野の広さや視座の高さってどういったところから得たものなのでしょうか?

やはり大学院時代に磨かれたものが大きいと思います。「優れた問いは優れた答えに勝る」という言葉がすごく好きなのですが、サービスを作る上でも「この機能はどうあるべきか?」のような問いを突き詰めていくと、結局一番上の経営の話になるんですよね。とにかく「それは本当なのか?」という問いを自問自答をするようにしています。大学教授によくされた問いなのですが、これを「頭のなかに教授を住ませる」と呼んでいます(笑)

経営陣との嘘偽りないコミュニケーション

ー そのフリーランスの活動のなかで、現在のPR Tableに関わることになったんですよね。最初に期待されていたことはどんなことでしょうか

それまでやっていた仕事を終わらせてちょっとゆっくりしようかなと思っていたのですが、意外と暇を持て余してしまい働いている方が楽しいなというマインドになっていたんです。その時期にちょうどオファーをもらいました。

PR Tableもいままで一人のエンジニアだけで開発をしてきていましたが、会社の規模拡大をしていくためにもエンジニアの組織を作っていく必要があるフェーズです。そしてエンジニアを組織化するためには、現場のシステムを見直すことも必要なケースもあります。スタートアップの初期に一人のエンジニアが作ったシステムと、組織として開発をしていくシステムは正しさが違うこともありどこかで切り替える必要があるんですよね。具体的にはPR Tableに関わってから1ヶ月ほどで、Ruby・RailsのバージョンアップとAWSでEC2を使った構成からGAEへの移行を完了させました。

このあたりは良し悪しではなくフェーズの変化によるものなので、一つの変化としてポジティブに捉えていろいろと変更を行っているところです。

ー 最初の印象はどうでしたか?

「いい人そうだな」というのが最初の印象です。プロダクト自体も良いサービスだと思ったので、純粋に力になってあげたいと思いました。あと、会社全体がおしゃれな雰囲気ですよね。会社の内装とかだけではなく、経営会議の資料なども全部おしゃれ。代表の航さんが「ダサいことはやらない」というくらい、このあたりの価値観がブレてないのは好きなところです。

ー 実際に働くようになってからイメージはかわりましたか?

嘘偽りなく信頼をもって接していただけているので、いまでも印象は変わらず良いままです。たとえば社長であっても「俺は社長だから」と偉そうに話してきたりとか、情報を開示してくれないといったようなことがないんです。

また開発側に経営陣からの圧力が加わることもなく、開発側のことを全面的に信頼してくれるという点はものすごくやりやすいですね。航さん(PR Table代表)もふらーとっときてフランクに話しかけてくれますし、メンバーのことを気にかけてくれているのをすごく感じます。

ー 実際にフリーランスとして開発以外にも入ることがあるとう話でしたが、PR Tableで開発以外に関わっていることはありますか?

今まさに話している課題が、ユーザーに届ける価値についてです。実際にPR Tableに露出をする企業や個人にとってだけでなく、読者側にとってどういった情報が価値があるのだろうか?というところをちゃんと詰めていきたいですね。このあたりは簡単にでる答えでもないので、仮説検証やユーザーヒアリングを繰り返しながらやっていこうと思っているところです。実際に現在きているユーザーの層から、トップページの改修なども現在検討をしているところです。

そしてこういったことを話すプロダクトチームというのが今までなかったので、そのチームを作る上でのお手伝いなどもしています。プロダクトマネージャーは開発の知識などをすごい勢いでキャッチアップしていますし、とにかくエンジニアが働きやすいようにいろいろと準備をしてくれるんですね。やってくれすぎるので、エンジニア側からそこまでやらなくていいですよ!ということもあるくらいなんです(笑)

世界を幸せにするための、3つの要素

ー それでは、最後に仕事における哲学を教えて下さい

世界を幸せにしたいという漠然とした思いがあるのですが、僕は世界を幸せにするための要素が3つあると考えています。

1つ目は、見ず知らずの人たちを幸せにすること。2つ目が、自分自身が幸せになること。そして3つ目が、周りの人達を幸せにすることです。

いまの仕事でいうと、やっぱりPR Tableで働いている人を幸せにしていきたいし、そしてPR Tableのサービスを通して世界を豊かにしたい。そしてそれでじぶんも幸せになれたらいいなと思っています。だからこそ、これから将来的にPR Tableで働くだろう人たちも、仲間を幸せにできるようなエンジニアだといいなと思っていますし、そういった人と一緒にプロダクトを作っていきたいと思っています。

ー ありがとうございました!

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Narisawa Katsuma
株式会社PR Table / Webエンジニア(フリーランス)
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