こんにちは！ポジウィル人事部です。本記事では現在トレーナー（キャリアコーチ）として活躍する山下優紀乃（やましたゆきの）をご紹介します。

大学卒業後は、レバレジーズ株式会社にて福祉領域の転職エージェント（RA・CA）として従事し、入社して間もなく関西支店の立ち上げに配属され、2年目はリーダー職に抜擢。そのタイミングで自分のキャリアを見つめ直した結果、「目の前の人の人生の指針をつくりたい」という強い想いに気づき、ポジウィルにジョイン。

人材メガベンチャーで活躍していた彼女が、なぜ敢えて数十名規模のスタートアップであるポジウィルで働くのか。これまでの経緯と共に、山下の働く想いに迫りました。

ー「のんちゃん」でお馴染みの山下優紀乃さん、本日はよろしくお願いします！

始めに、今ポジウィルで何をしているのか教えてください。

山下：現在はトレーナーとして、POSIWILL CAREERにお申し込みいただいたお客様にオンライン面談を通じてサポートする役割を担っています。また、トレーナーチームのリーダーとして、日々チームメンバーに向き合っています。

ーなぜポジウィルに入社を決めましたか。

山下：事業に惹かれた。この一言に尽きますね。

前職では十分成果を出すために頑張ったから、これからは存分に力を入れて「やりたい」と思えることに時間を使いたいなとと思っていて。でも、何をしたいかは分からなかった。そんな最中、ポジウィルをたまたま見つけて、「これだ」となりました。ドンピシャでしたね。

東証一部上場など、条件的には世間一般からみていいとされる会社様からも内定をいただいていたのですが、最終的には迷わずポジウィルへの入社を決めました。

提供したい選択肢は一つじゃない。制約なく、人の悩みを根本解決したかった。

ードンピシャ！運命的だったのですね。どうしてそう思ったのでしょうか。

山下：POSIWILL CAREERなら人の悩みを根本解決できると確信したからでしょうか。

前職のエージェントでは、キャリアの悩みを転職という手段で解決できました。目の前の人の転職を叶え、直接感謝の言葉がいただけることがやりがいでした。しかし、自分の内面と向き合って人生を見つめ直す機会や、学び直してキャリアを築く準備が必要な方に対しても、自分の持っている求人票の中からしか選択肢が示せない。ここにずっともやもやを抱えていました。

一方でPOSIWILL CAREERは、提案の制約が全くない。相手の根本的な悩みに合った提案ができます。実際、転職せずに社内異動を決めた方、エージェントからは提案されないような異業種への転職を決めた方、副業することを決めた方、「他者比較」などの自分の内面課題に向き合う選択をした方、など様々です。その人にあった課題設定と提案ができるので、悩みが根本解決できると感じ、参画を決めました。

ー人材紹介での違和感が大きかったのですね…。

山下：私、自分が誇りを持って死ねるかどうか、を常に自分に問うているんです。前職では、立ち止まった時に、自分の仕事が社会にどう影響を与えるかが分からなかった。しかし今は、キャリア支援という、確実にこの世の中に必要とされる事業の確立に貢献できていることを実感しています。

ーこの世の中に、POSIWILL CAREERが確実に必要とされている。

山下：はい。70歳でも働く時代になりつつある今、アメリカ発祥の「プロティアン・キャリア」という考え方が主流になりつつあります。キャリアの主体は組織から個人へと移り、組織は個人の経験や能力を蓄積させるための過程に他なりません。いい組織に入り、組織のために働くことが正義ではなくなってきているのです。個人が力をつけるべき時代になってきた時に、組織から尊敬される自分でいるかよりも、尊敬できる自分でいられているのか。組織のためでなく、自分の人生の目的のために働けているのか。これがすごく大事なんです。

　　　　　　　　　　（出典：一般社団法人 プロティアン・キャリア協会HP）

しかし、人生の目的のために仕事を選んできた人はどれだけいるでしょうか。それをいきなり聞かれても、答えられない！というのが正直なところですよね。だからキャリア迷子になる方がたくさんいらっしゃいます。そんな方々のために、私たちキャリア支援のプロがいるのです。弊社ではこれまで2万人を超える方のキャリア支援をしてきました。

昨今、ダイレクトリクルーティングの勢いが増していますね。会社は直接自社に合う人材にアプローチでき、かつ求職者も自分の新たな可能性を知れるという観点では素晴らしい。「個の力」を持つ人が売り手市場になる、まさに時代の流れを反映した画期的なサービスです。しかし、職務経歴など「何ができるか」ベースのスカウトであって、「どんな人生にしたいか」を叶える選択肢かどうかと言うと、難しい。

我々は、目の前の方の人生の目的と、それを叶える手段までも一緒に考えます。そこに、金額以上の価値があると思っています。

ーなるほど！自分の人生の目的を見つけること、それが叶う手段を見つけること。それは大きな価値ですね。しかし、どうやって見つけるのでしょうか…？

山下：まずは過去を振り返ることで、自分の可能性に気づくことからでしょうか。お客様の中には、自分のこれまでのキャリアを否定的に捉えている人、自分のできることが分からず自信を持てない人がいます。起こった事実は変わらないけど、捉え方は変えられる。過去から得られたものに気づいて、「この経験もあってよかったよね」と昇華できるようになることは尊いと感じています。

誰かを嫌いになったら、その人から逃げればいい。けど、自分のことを嫌いになっても、自分からは逃げられない。自分の嫌な部分をちょっとでも抱えたままだと、自分のことを好きになりきれないですが、捉え方が変わると、自分の可能性を信じられるようになり、理想の人生を描けるようになるんです。これは、人生で生きていく上で、何十年分の価値があると思っています。その人のポテンシャルとWillがわかれば、後はキャリアのプロである私たちが様々なキャリアの選択肢を提示できます。

この事業は「自己分析」に焦点を当てることができるから、「本当にその人に合った選択を薦める」ことができる。それがこの上ない誇りです。

心から成長させたい事業がある。

ーチームリーダーを担っているのんちゃん。活躍する理由はどこにあると思いますか？

山下：そんな、まだまだです...! あえて言うなら、事業成長を一番に考えているからですかね。事業成長が世の中に与えるインパクトの大きさを信じているから、心から喜べる。前職では自分の数字に一喜一憂していましたから(笑)、視座が高まり、人間的に成長したなと感じます。

それだけ事業に共感できるのは、私自身がずっとどう生きたらいいかを悩んでいて、その答えを出したかったからです。出身の大分県の田舎では、地元を出ない人の方が多いんですよ。私は県外の大学に行って、県外に就職したのですが、あえてその選択をする理由は何だろうとか、この選択って正解なのか、が分からず、自信が持てなかった。だから、目の前の人生に寄り添って、一緒に正解を考えることに価値を感じています。大学時代は無償で、学生団体や長期インターンで就活生のキャリア支援に青春を捧げていました(笑)　

※詳しくはこちらのnoteをご覧ください。

また、加えるならば前職で身についた【徹底的な目標達成意識】と【課題を施策に落とし込む力】が今に生きています。特に後者に関して、支社の立ち上げという、ゼロから価値を生み出す経験を通じて、課題に対して何をするかの思考が鍛えられた。どんな違和感でも口に出して、どう解消するかを議論する。弊社には「素直に語ろう」「自分から動こう」というバリューがあります。違和感はなんでも口に出していいのですが、その解消に自ら動く必要がある。たくさん口に出して、行動するように意識しています。

これからの山下優紀乃は。

ー今後のキャリアの展望について、教えてください。

山下：職種という枠に囚われずに、自分の悩みに向き合って解決していくことの価値を広め、日本に「自分に向き合う」文化を確立させたいです。「人材業界」ではなく、「生き方支援業界」とでも言うべきでしょうか。とにかく、仕事、生き方における固定概念をなくし、個々人それぞれの正解が尊重される、そんな当たり前を作っていきたいです。

ーこれからも文化確立のために奔走するのんちゃん。最後に、どんな人と働きたいかを聞かせてください。

山下：いい会社に入りたい人ではなく、いい事業を作りたい人と働きたいです。もちろんポジウィルがいい会社である、という前提でなのですが。私はもともと、無意識に「世間一般的に良い選択」を選んできました。しかし、「自分にとっての良い選択」をした今、何の濁りもなく仕事に向き合えています。縁起でもないですが、潰れたとしても、今この事業に関わることに後悔しない。それくらい事業に誇りを持っているし、この事業のために頑張りたいと思っています。この想いに共感してくれる人と共に、文化を創っていけたら嬉しいです。

ー未来の仲間に向けて一言お願いします！

目の前の相手の人生の正解を共に考える、魅力ある事業を共に大きくしたい方とぜひ一緒に働きたいです。そんな方と出会えるのを楽しみにしております！