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15人の事業部を共同責任者として引っ張る、新卒1年目コンビのマネジメント苦悩記

「ウチのお店の料理はマズイです!」と宣伝するレストランは、この世に存在しません。

どのお店の店長も、「私の料理はおいしいよ!」って言います。

だからぼくたちは、店長自身の「おいしいよ!」という言葉を盲信するのではなく、食べログやRettyで調べたり、友だちに聞いたりして、そのお店の料理が本当においしいかを知ろうとします。


そしてそれは、企業選びのときだって同じ。

どの会社も「ウチの会社では成長できます!」って喧伝するに決まってます。

だから大事なのは、実際にその会社で働いている人の話を聞いて、どんな仕事をしているのか、どんな経験を得られたのかを知ること。


ということで今回は、株式会社オンリーストーリーで働く新卒1年目の2人、西山 貫太(にしやま かんた、以後:貫太さん)さんと、吉田 航平(よしだ こうへい、以後:吉田さん)さんに、お話を伺うことにしました。

貫太さん(左)と吉田さん(右)


正社員として働いてまだ10ヶ月ほどながら、貫太さんと吉田さんの2人で共同責任者として、約15人のメンバーが在籍するCS(カスタマーサクセス)事業部を束ねています。

一体どういう経緯で入社して、事業部の責任者になり、そしてどんな経験を積んでいるのか。

順を追って、聞いていきたいと思います。


インタビュアーは、以前にインターンとしてオンリーストーリーで働かせてもらっていた、藤本です。

いまは別会社のライターとして活動中。


ちなみに貫太さんとは一緒に働いていた時期もあり、貫太さんの入社発表日と、ぼくの退職発表日が同日に行われた点で、不思議な縁を感じています。


親友との「笑い話」になるのなら

藤本
ではまず、貫太さんの入社の経緯から聞かせてください。会社のみんなが集まっているタイミングで、ぼくの退職発表があった後に、貫太さんの正社員としての入社が決定した発表があったので、すごい印象に残ってます。貫太さんがインターンとして働き始めたのは、2018年の5月からですよね?

西山
そうですね。そこから正社員としての入社が決まったのが、7月の頭くらいです。それでみんなに発表されたのが、7月14日の全社会議って感じですね。

藤本
貫太さんはオンリーストーリーとは別の会社に内定が決まっていると聞いてたので、発表を聞いたときは驚きました。しかもまだ当時、貫太さんは働き始めて2ヶ月くらいしか経ってなかったから、めっちゃ急展開だな!と。

西山
なんでそんなに展開が早かったかっていうと、ぼくが7月3日くらいに、元々の内定先の企業で内定者懇親会があったんです。それに出席すると、そこから先は研修とかいろいろな手続きとかが始まってしまうので、それまでに決断する必要がありました。

藤本
働き始めた時点では、オンリーストーリーで正社員になるつもりはなかったんですよね?

西山
そうですね。元々の内定先が大手の出版社だったということもあって、オンリーストーリーでは主にはライターとして動きつつ、営業のサポートなどもやって、いまのうちにできる限りスキルをつけておこうと思ってました。ただ、6月の末くらいに、(オンリーストーリーの代表の)てつさんから、「正社員として入社して欲しい」と誘ってもらって。

オンリーストーリー代表のてつさん


藤本
元々の内定先の内定者懇親会が7月3日だったら、1週間くらいしか考える期間がないですよね。

西山
そこから入社を決めるまでの1週間は、オンリーストーリーのいろんな人からめっちゃご飯に誘われました(笑)

藤本
それくらい、みんなが貫太さんと一緒に働きたかったってことですね。

西山
でも結局、答えを出せなくて。そのまま正社員として入社するかどうかの最終回答を、てつさんにしなきゃいけない日が来てしまったんです。

藤本
えっ!じゃあどのタイミングで決めたんですか?

西山
てつさんと2人で部屋に入って、プレゼンをしてもらったときですね。「西山貫太がオンリーストーリーに入社するべき理由」みたいなタイトルで、80枚くらいスライドを作ってきてくれていました。そのときに、てつさんの話を聞きながら「ああ、もう入るしかないか〜」みたいな感じです。

藤本
なんか最後はすごいヌルっとした決め方だったんですね。

西山
ただ、入社することを決めたときに、自分のことをオンリーストーリーへ誘ってくれた斉藤のことは、頭に浮かびました。斉藤とは、大学1年のときに知り合って以来の親友で、回答を悩んでいる1週間の間にも、居酒屋で自分のことを口説いてくれて。

貫太さんの親友の斉藤さん。大の広島カープファン


西山
大手の出版社か、創業数年のベンチャーか、本当に最後まで悩んだんですけど、もし万が一オンリーストーリーが倒産しても、親友との笑い話がひとつ増えるならいいやという思いは、頭のどこかにありました。

藤本
貫太さんがオンリーストーリーに出会って、正社員としての入社を決めるまでのストーリーは、まさに「斉藤に始まり斉藤に終わる」という感じだったんですね。

西山
ちなみに最近はぼくと斉藤とあと何人かのメンバーで、シェアハウスも始めました(笑)


2回断った、てつさんからの誘い

藤本
では次に、吉田さんのお話を聞かせてください。吉田さんに関しては、ぼくは一緒に働いた期間がまったくないので、入社の顛末を全然知らないんですよね。

吉田
ぼくは2018年の8月から、インターンとして働き始めました。ぼくも貫太と同じで、すでに内定先の企業がある状態だったんです。就活も終わって単位も取り終わって、大学を卒業するまでめっちゃ暇だったので、インターンをやることにしました。

藤本
吉田さんも、最初は大学を卒業するまでの期間限定のつもりだったんですね。

吉田
そうですね。ぼくは2018年の11月くらいに、てつさんから「正社員として入らないか?」と声をかけてもらいました。ただぼくの場合は、2回てつさんからの誘いを断ったんです。

藤本
えっ、そうなんですか!?

吉田
最初は11月にお話をもらったときに断って、「1ヶ月考えてみて」と言われて12月の最初にもう1回誘ってもらったんですけど、そのときも断りました。

藤本
じゃあそこからどうやって、オンリーストーリーへ入社することになったんですか?

吉田
12月末に、もう1回声をかけてもらったときです。また断ろうと思ったんですけど、てつさんから「そう言うだろうと思ったから、プレゼン資料を作ってきた」と言って、100枚以上もあるスライドを使って、2時間くらいぶっ通しでプレゼンしてくれました。

藤本
貫太さんのときといい、吉田さんのときといい、毎回ひとりのメンバーを採用することに対する熱量がすさまじいですよね。。。

吉田
てつさんにプレゼンしてもらった次の日に、内定が決まっていた大手のコンサル企業の人事にアポをとって「申し訳ないんですけど、内定を辞退させてください」と言いに行きました。

藤本
オンリーストーリーにした決め手は、吉田さんに対する熱量だったんですか?

吉田
それに関しては、うれしさというよりかは、不思議さのほうが大きかったかもしれないです。「なんでこんな自分を口説くのに、これだけの時間や労力をかけてくれるんだろう」とか「自分よりも優秀な人はたくさいんいるのに、なんでこんなに自分を必要としてくれているんだろう」とか。

西山
よしこ(※吉田さんの愛称)がめっちゃ優秀なのは、全員気づいてました。気づいてないのは、本人だけですよ(笑)。よしこのときも、みんなめっちゃご飯に誘いました。ぼくとよしこと、あと会社の他のメンバー2人くらいで、飲みに行ったこともありますね。

ただ、てつさんからの誘いを断っているってことは聞いてたので、なんとなく入社についての話をみんな切り出せなくて...。せっかくよしこをご飯に誘ったのに、入社の話をまったくしないまま、解散しそうになったんです。

藤本
たしかに、ちょっと気まずいのはあるかもしれないですね。

西山
このままじゃヤバイと思って、帰り間際にぼくとよしこの2人でたばこを吸ってるときに、「おれはお前と一緒に働きたい」って伝えたんです。お酒も入ってたので、いま思うとちょっと気持ち悪いかもしれないなとも思うんですけど。でもそのときによしこの反応を見ている限り、オンリーストーリーに来る可能性も意外とあるんじゃないかとは思ってました。

藤本
それだけ言ってもらった時点で、回答がどうなるにしろ、うれしくない人はいないですよね。

吉田
もちろん必要とされることはうれしかったですけど、裏を返せば、それだけチャンスが多くもらえて、経験できる面積が大きそうだと思ったからというのもあります。

藤本
経験できる面積とは...?

吉田
ざっくり言うと、横軸が「職種」、縦軸を「役職」と考えて、幅広い業務を経験できたり、上の役職に上がったりすれば、それだけ面積が大きくなるイメージです。伸びているベンチャーだからこそ、新規事業に取り組めたり、未知の領域に足を突っ込んだり、早めに上の役職に上がったりできそうだなと思いました。

藤本
たしかに、まだ整っていない「ベンチャー」という環境だからこそ、どんどん仕事の内容が変わるし、そしてそこで結果を残せば、早いタイミングで大きな裁量をもらいやすいですもんね。では次に、お二人が実際に正社員として働き始めてからのお話を聞かせてください!


「私たちはロボットじゃない!」

藤本
貫太さんと吉田さんがCS事業部のマネージャーになったのは、いつからですか?

西山
2019年の9月に社員と内定者で、合宿に行ったときですね。

吉田
最初は、てつさんとぼくが1on1をしていたときに「ポジションを変えたいです」という話をしたんです。4月からずっとCS事業部で働いてきて、一通りのことはできるようになったので、少しマンネリ感がありました。

ただ、ずっとCSで働いてきたぼくが、たとえば営業部に移るといった「横の移動」を急にするのは、組織としてはプラスになりにくいなとなって。だったら、「縦の移動」ということでCS事業部のマネージャーになれば、ぼくも働きやすいし、価値を出せるとなって、話がまとまりました。

藤本
貫太さんは、どうやってCS事業部のマネージャーになったんですか?

西山
ぼくは、なんかすごいフワッとした感じでなったんですよね(笑)。元々、ぼくもCS事業部のメンバーとして働くなかで、事業部全体の責任者にぼくを誘ってくれた斉藤、その下にCS事業の責任者として、ぼくとよしこの2人でやっていくのっていいよねみたいな話は、チラッとしてたんですよ。

よしこからしても、CS事業部でずっと一緒にやってきて、しかも同期のぼくが下につくのは、やりにくいだろうなとも思いました。それで結局、よしこのCS事業部マネージャーが決まったあと、2人でたばこを吸いながら「じゃあ、2人でマネージャーをやるか」という感じになって。

藤本
本当にフワッとした感じで決まったんですね。。。

西山
ただ当時、CS事業部の抱えているタスクが多すぎたのと、あとぼくが目標数字に対するこだわりが強かったのもあって、メンバーのみんなに対して感情を持たず、とにかくどんどんタスクを振っていくというマネジメントをしてたんです。

藤本
メンバーの気持ちに配慮する余裕が、まだ当時はなかったんですね。

西山
でもみんな優秀なので、ちゃんとタスクをこなしてくれるんですよね。だから無感情でとにかくタスクを振るマネジメントを続けてたら、ある全社会議のときに、CS事業部のメンバーのみんなから「私たちはロボットじゃない!」と言われてしまって。

吉田
ぼくも自分で言うのもなんですけど、社内評判はめちゃくちゃ悪かったです。特に入社したてのころは、自分がプレーヤーとして数字を残すことだけに集中していて、会社の誰とも話さなかったですね。

藤本
尖ってたってことですか?

吉田
いや、尖ってたっていうか・・・

西山
激尖りだよ。

西山
よしこは一時期、ニックネームの「よしこ」をもじって、みんなから「サイコ」って呼ばれてましたからね(笑)。マネージャーになった最初のころは、よしこは「業務を仕組み化して現場メンバーのみんなに落としてるのに、なんでうまくできないのかわからない」って、1日4回くらい漏らしていました(笑)。

藤本
CS事業部、だいぶ荒れてたんですね...。

西山
さすがにこのままじゃヤバイなとなって、いろいろな施策を試しました。うまくいってるものの例をひとつ挙げると、15人くらいいるCS事業部を、4つの小チームに分けて動く施策は良かったです。

それぞれのチームの名前は、ハリーポッターに出てくる寮の名前にして、「グリフィンドール」とか「スリザリン」とかって付けました。そのなかで各チームのランキングも出して、数字を追うなかでも少しでも遊び心というか、ゲームっぽい要素を混ぜるようにしてますね。

吉田
ぼくもマネージャーになって「一人じゃなにもできない」っていう、当たり前の事実を痛感しました。最近、現場メンバーとのコミュニケーション量は、めっちゃ増えたと思います。

内定者やインターン生が「なんでオンリーストーリーに入ったのか」とか「将来どうしたいかのか」とかってことを、いままでまったく知らなかったので、そういったことを聞きつつ、じゃあその目標といまやっている業務がどうつながっているのか、どうつなげていくのかっていうことを、一緒に考えるようになりました。

藤本
試行錯誤するなかで、少しずつ効果も出始めているんですね。

西山
最初マイナス50くらいだった状況が、いまやっと3くらいになった感じです(笑)

吉田
確実に土壌はできたので、これからもっと良い事業部にしていきたいですね。


編集後記

ぼくが退職したあと、オンリーストーリーに「私たちはロボットじゃない!」って言葉が飛び交うような、そんな激烈な場面が訪れていたことは驚きでした。急成長しているベンチャー企業ほど、刻一刻と状況は変わるので、一気に人数や業務が増えたり、入ってくるメンバーの性質が多様化するなかで起きた、一種のすれ違いなのかもしれません。

でもたぶん、10人以上のメンバーのマネジメントに苦労してそして暗中模索するっていう経験を、新卒1年目からできるって、他の企業だとなかなかないことです。しかもCS(カスタマーサクセス)っていう、世の中的にまだまだ新しい職種で。

オンリーストーリーの「ウチの会社では成長できます!」って言葉の「成長」は、本物の「成長」だなって思いました!



企画・編集:伊東 実咲
写真:倉富 昴
文章:藤本 けんたろう

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