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彼女が30歳手前でリクルートからジョブチェンジした理由

はじめまして。ワンキャリアの戸田です。

私は現在技術開発部で、新商品開発のPMを担当しています。

社歴は今年で3年目。30歳で初めての転職先としてワンキャリアを選び、今に至ります。

1年目はWEBディレクターとして顧客管理画面の開発を担当、2年目は産休をいただき、現在は新商品の企画開発を一任され新しいマーケットの開拓にチャレンジしています。

大手からベンチャーへの転職をお考えの方などにこのブログを読んでいただければ嬉しいです。

1.前職でのキャリアパス -営業成績ビリからのスタート-

2009年で新卒入社して以来8年間、リクルート(旧リクルートジョブズ)に在籍しておりました。

最初の3年はビル倒しの新規営業。担当エリアの店や工場に片っ端から飛び込み、商売の極意を学びました。上司や先輩に恵まれて、営業成績最下位からトップ営業になるまで育ててもらった経験は、今でも辛い時の糧になる思い出です。

3年目に差し掛かった頃、たまたま当時の商品企画部の担当役員に声をかけてもらい、部署異動をしました。その後行なった仕事は主に3つです。

1つ目は「みんなの求人板」というフィジビリティ商品の運用担当(エンハンスの開発ディレクション・コールセンターマネージメント・WEBマーケティング)とその商品のクローズ。2つ目はタウンワークオンラインという新商品のPM(2016年3月にリリース)。3つ目はフロム・エー ナビの企画グループのリーダーです。

2.リクルートだからこそ。27歳で任せてもらえた大仕事

8年間の最も大きな成果は、タウンワークオンラインのリリースでした。

それまで営業が手売りしていたタウンワークの広告枠を、全てネット申込・コールセンター販売ができるようにするというプロジェクトです。既存の営業組織の売り上げを削ってしまうリスクがある為、非常にセンシティブで失敗の許されないプロジェクトでした。

当時27歳、ゼロイチの企画は未経験の私をPMに抜擢した会社はとても勇気があったと思います。(こうした思い切りの良さはリクルートならではですね。)では、そのなかで、ゼロイチ未経験の私がどのようにしてプロジェクトを成功させたか? 

それは基本の徹底でした。もうこれは教科書通りにやるしかない、と腹をくくり、学んできたマーケティングの基本、「市場分析」と「顧客の定義」を全力でやりきりました。

最も難しかったのは、前提条件として提示されていた、既存商品の売り上げを傷つけないことです。そのために「通常商品の値段だと購入してもらえない層」=「無料求人のみ利用する顧客層」に狙いを絞り、度重なるユーザーリサーチと企画の試行錯誤を重ねました。

ターゲット顧客と何度も会話をする中で見えてきたのですが、成功の肝は、顧客の購買行動の理解でした。無料求人しかやっていない人事担当者が、有料求人を検討する際にぶち当たる最大の障壁は、社内決裁です。予算の話になると非常に不安な感情を出すユーザーが多かった。そこで「使ったことの無い求人掲載費を、どこの予算から、いくら引っ張ってくることができ、その決裁フローがどうなっているか」。を数十人の顧客にヒアリングし、徹底的にターゲットの心理を理解しました。

そこで得た顧客の意思決定の流れを元に、4Pのproductとpriceを設定し、残りの施策も整合性をもって決めていきました。

また、企画と同じぐらいウェイトの大きかった仕事は社内調整です。私がマーケティングを学んだ先生からは、4P以上にややこしいのは、personal(社内調整)だと教わっていましたが、本当にその通りでした。

役員や営業部からの企画承諾の他、トップカンパニーだからこそケアしなければならないレピュテーションリスクの対策など、調整業務には商品企画とほぼ同等の時間と労力を割きました。

よくリクルートでつくスキルの一つとして「調整力」が揶揄するように挙げられますが、この力は普遍的で馬鹿になりません。ベンチャーに転職してからも、リクルートで身につけた調整力は、スピーディーな企画リリースにおいて欠かせない自分の武器となっています。


3.得られた成果と転職を決めた経緯

タウンワークオンラインは着任から約1年半でサービスをローンチ。初月からターゲット通りの顧客からの売上計画に近い受注を得られたことで、無事に会社の次世代戦略商品と認められ、その半期においては部署横断のMVPもいただくことができました。

しかしながらその時に感じたある種の虚無感が後の転職理由につながります。

当時の私は仕事の範囲や見える世界が広がるに連れて、逆にどんどん自分のちっぽけさが浮き彫りになっていくような感覚を覚えていました。

・業界課題まで手が届かないもどかしさ

その理由は業界にいて感じる課題と、自分が時間を割いている仕事の距離の遠さにありました。私は本質的に、人材業界の構造そのものに不を感じていました。この業界は、離職率の高い企業、その多くは不人気企業の売上に支えられています。これは広告業界全般の傾向ではありますが、少子化によるインフレが加速しており、人材業界は特にその構造にどっぷりと浸かってしまっています。

世の中を良くしていく為には、もっと良い企業と良い求職者の出会いを創出できる仕組みを作っていく必要がある。しかしながら競争の激しい業界内ではどの企業も自社のシェアを守るのことで精一杯。他社より少し安い、他社より少し便利、あとは広告合戦のやりあいで、大きなイノベーションが生まれてこない。

業界トップカンパニーにいても、なかなか本質的な課題に着手することができないもどかしさから、私は一度会社を離れることを決意します。

・ベンチャーに絞って転職活動を開始

転職する決意をしてからは、「社会構造を変えられるベンチャー」というテーマを持ち、転職先を探しました。ベンチャーに絞った理由は、企画からリリースまでのスピードをもっと早めたかったことと、時代の変化により大手のメリットが減っていると感じたからです。

今の時代、会社のリソース(予算や社員数)と世の中への影響度が必ずしも比例しません。ものが良ければ広告費などなくてもクチコミと紹介で充分に流行ります。

4.なぜワンキャリアを選んだのか

転職活動を通して様々な素晴らしい企業に出会いましたが、その中で最も私に驚きを与えたのがワンキャリアでした。

正直前述したような人材業界の構造課題の解決策が自分の中に浮かんでいない限り、私は再度人材業界に入ることは無いと思っていました。

ところが当時10人弱の小さな会社であったにも関わらず、ワンキャリアは私が解決し得ないと思っていた業界課題に真っ向から立ち向かい、まるで当たり前のように理想的なサービスを作り上げていたのです。

ワンキャリアは当時より「学生の就活体験談(いわゆるクチコミのようなもの)」を企業の求人に載せるWEBサイトを運営していました。

有名企業でもお金を沢山払ってくれていても、学生のクチコミが悪ければ学生は応募を躊躇う。「新卒採用を透明化して、本物の成長産業に優秀な人材が入社する仕組を作りたい」という経営陣の言葉には私はとても共感しました。

言うは易し行なうは難しですが、サービスの利用者や掲載顧客がその言葉通りの世界を築き上げていたので、経営陣は本当のことを言っているのだと確認もできました。

ONE CAREERには当時から、優秀な学生会員が多く登録しており、各業界のトップティアの企業や先進的なベンチャーがクライアントとして、彼らを採用していました。

ワンキャリアは、そこでトップ層を集めて満足することも、彼らに媚びることもなく、学生・企業ともにピラミットは常に変化していくことを啓蒙する姿勢も貫いていました。取引先の有名企業に対しても、学生の評価が下がっていれば容赦なく就活記事で指摘しにいく。それが学生の為にも企業の為にもなると信じており、実際に実行しているのです。

ONE CAREERは、クチコミメインの掲示板や、有名企業中心に掲載する新卒サイトとはポジショニングが異なります。ビジョンに基づきその2つを意味のある形で両立させていることが、マーケティング観点でも非常に稀有なプロダクトだと思います。

こういった会社の業界に対するスタンスや、作り上げてきたプロダクトの素晴らしさ、社員一人一人のパワフルさを知り、この会社なら「動かし得ないと思っていた人材業界の構造を本当に変えることができるかもしれない」と感じ、私はワンキャリアでもう一度、人材業界にチャレンジしようと決意しました。

5.現在の業務 ー技術開発部でSaaSのPM業務ー

現在は技術開発部に所属し、主にSaaSの新商品開発の企画・開発ディレクション・マーケティングの方向性を決めるPM業務を行なっています。ワンキャリアには今は「企画」を専門で行なう部署はなく、技術開発部の社員がビジネスを企画する開発ドリブンな動き方をしています。

プロジェクトの体制は、内製・外注合わせて、ディレクター2名・デザイナー3名・エンジニア2名(追加採用予定あり)です。

ワンキャリアがこれまで蓄積してきた企業・学生データをフル活用し、人事の仕事をより本質的で経営に近いものにしていく為のツールです。成功すれば、業界全体を底上げできる大きな可能性を秘めている商品です。

それ以外にも企業向けのマーケティングサイトなど各種サービスのリリース・運営を並行しており、やりたいことは山ほどあります。

CTOとも「ワンキャリアを、もっと開発ドリブンで成長する会社にしていきたい」という会話をよくします。今後、ビジネス視点を身に付けたいエンジニアやデザイナー、逆にスキルとスピードを上げて実現力を高めたい企画経験者などの仲間を増やし、技術開発部の総合力を更にあげて行きたいと考えています。

6.今後チャレンジしていきたいこと

今後チャレンジしたいことは以下の2つです。

1. 商品PMとして、ワンキャリアの売上を大幅に伸ばすこと。
2. 今のような会社のスタンスを残す為の組織作りをしていくこと。

会社が小規模なうちは守るものが少ないから攻めに出やすいのは普通のこと。これが巨大になっても続けられる状態を保ててはじめてこの会社に真価があると思います。

そしてその為には、相当緻密で無駄のない商品設計・組織設計が必要です。正直今の仕組みではもう黄色信号です。このままではどこかで成長をささえられなくなります。そうさせない為にやりたいことが膨大にありますが、人手が足りません。

ぜひ大企業で商品作りや仕組み作りを進めて来たような方にワンキャリアにジョインしていただき、これからの組織拡大の力になってもらいたいと思っています。

7.これから転職される方へ

30歳で転職を決めた時、私は将来のキャリアがとても不安でした。大手にいると、果たして自分のやっていることが自分の成果なのか、会社のネームバリューの成果なのかわからなかったからです。

ベンチャーに来ると、自分の施策の善し悪しが本当にシビアに結果に出ます。辛いこともありますが、自分の輪郭がよく見えたという意味で、今はこの先何をすれば良いのかが非常にクリアです。

ある程度キャリアを積んでからベンチャーに入ることに不安はあるかと思いますので、忌憚なく経験談もお伝えできればと思います。

正直選ぶ企業や部署によるとは思いますが、私の場合は、労働時間はリクルートで働いていたときより大幅に減り、楽になりました。社員や顧客が少ない分調整業務が非常に少ないことと、成果主義の社風が要因だと思います。

一方で年収は手取りで20%以上減りました。リクルートではちょっともらい過ぎに感じて不安になっていたので、このぐらいの方が落ち着きはしますが笑。長年働くことを考えると、自分にとってのやりがいとポータブルなスキルを優先した判断に後悔はありませんし、スキルは以前より格段に上がった認識があります。

あとは人数が少ない分人間関係は楽です。一方会社に合わなければ部署異動ではなく退職を選ぶことになる確率が高いのはリスクだと思います。なるべくそうならなくて良いように、今後組織を変えていきたいと思います。

ワンキャリアは小さな組織ですが、一人一人の独立性が高く、若手・熟練垣根なく目的を伝えてやり方は任せる文化ですので、自ら仕事を生み出し、発信のできる人に向いている環境だと思います。成長フェーズにあるので、大手の組織や仕組みを深く経験されている方にとって、これからやりがいのある仕事が山ほど出てくると思います。

もしここまでの内容に共感いただけた方がいらっしゃれば、ぜひ会社に遊びにきていただけると嬉しいです。

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