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マーケターの私が金融未経験からOLTAに入社した理由

川田昌光(かわだまさみつ)/プロダクトマーケティングマネジャー


東京都出身。大学在学中に運用型広告の代理店である(株)オーリーズにインターン生として参加。大学卒業後は同社の一人目正社員として、特定チャネルに限定した代理業や画一的なレポーティングではなく、導入から分析までお客様の根本的な課題を整理して解決策を提供する業務を6年間一貫して担当。2020年4月にOLTAに入社。

悶々とした思いを払拭するため、設立後間もないベンチャー企業の門を叩く

私は東京都で生まれました。小さい頃からなにかに熱中することがなく、勉強もあまり好きではありませんでした。中高一貫の男子校に入学すると、当時連載していたテニス漫画が流行っていたこともありテニス部に入り、高校ではモテるために軽音を始めたりと、遊んで過ごした中高時代でした。

大学ではテニスサークルに入って遊ぶことも考えましたが、大学受験に失敗したこともあって、しっかりと勉強したいと思い会計学研究会に入りました。当時は、人生においてなにかに熱中した経験がなく、なににも熱中できない自分がダサいと思っていました。なので勉強に集中して公認会計士を目指すことも考えましたが、当時の試験制度が公認会計士を増やしていく方針に変わってしまい、「せっかく勉強しても人数が増えるなら希少性が減るためもったいないな」と感じてやめてしまいました。

(大学生時代、江ノ島での海釣り)

大学生活では「なにか社会的にインパクトがあることをやりたい」「熱中できることが欲しい」と思いつつ、何をやればいいのかわからず悶々としていました。そんな思いを払拭するため、インターンに挑戦することを考えました。なるべく新しい分野の方が、チャンスが多く身につく力が大きいのではないかと思い、インターン先はベンチャー企業に絞りました。一般的なインターンは仰々しいというか、あくまで学生インターン用に作られている仕組みでしかないところが多かったので、大学が紹介するようなインターン募集は避けて、本当の就業体験を積めそうなところを探しました。

注目のベンチャー企業を取り上げたメディアを見つけ五十音順に片っ端から面接に応募することに。その1社目の面接で出会ったのが現在、広告運用支援事業を手掛けている(株)オーリーズでした。オーリーズの社長との面接で「なにかしたい。けどなにをすればいいかわからない」という思いをぶつけたところ、社長も「うちも創業したばかりで似たようなものだから、一緒に新しいことに挑戦していこう」と言ってもらえたので、同社でインターンを始めることを決意しました。

大学時代の学費と生活費は自分で工面する必要があったので、大学の授業や会計学研究会での活動と並行しつつ、オーリーズでのインターンと居酒屋のバイトをそれぞれ週4~5日するなど精力的に毎日を過ごしました。この頃、バイト代が振り込まれるまでの間は個人のキャッシュフローが悪化して、白米と塩だけで空腹を凌ぐ生活を経験しました(笑)

(オーリーズ時代、広告運用についてインタビューを受ける川田)

ゼロから事業の立ち上げに参画して

当然ながらウェブ広告は未経験で、そもそも広告の仕組みすらわかっていませんでした。しかし当時は、質の低い被リンクを大量設置するなど今でいう“ブラックハットSEO”が流行ったと思えばプラットフォーマーに返り討ちにされていたりと、ウェブ広告はまだまだ業界として発展途上で、後発の自分たちであっても価値を出せると考えました。広告について全くの無知であったこと、社員が少ないので自分で情報をキャッチアップしないといけない環境であったからこそ、自分事化して本気になって取り組むことができた点がよかったと思います。

そこからは必死に勉強と実践を繰り返して、検索広告や当時流行り始めていたダイナミックリターゲティング広告の出稿など、運用型広告の代理店として提供できる価値を広げていきました。仕事をする中で「どういう人がこの商品を買うのか」「どのタイミングでこの広告を見るのか」など、掘り下げて追求することに熱中している自分がいることに気づきました。一つひとつのテクノロジーを理解して最適なものを選んで稼働させることや、収集したデータをもとに価値のある意味を見出して、次の具体的なアクションに落とし込むというプロセスが自分に合っていたのかもしれません。

広告運用事業は軌道に乗り始め6年ほどオーリーズに勤めましたが、今思うとOLTAが掲げている3つのバリュー(”Stay Gold” “Orchestration” “With Why”)の基礎はオーリーズで培われた気がします。


未経験から金融の世界へ

転職のきっかけは、一つ強いきっかけがあったというよりは、いくつかの状況が重なったからだと思います。その状況というのは、元々「なにか社会的にインパクトがあることをやりたい」という想いが拭えずどこかモヤモヤしていた、運用型広告だけでなく様々なマーケティング活動に関わりたいと思うようになった、自分がいなくても回るくらいの仕組みが整った、この3つです。

運用型広告については広告運用だけでなく、計測基盤を整えたり、その他周辺領域まで一通りの経験をさせてもらっていましたが、企業にとって運用型広告はあくまでマーケティング活動の一施策であり、もっと顧客の解像度を高め、プロダクトに反映させる部分まで関わりたいと思うようになっていました。

また、オーリーズ社として転職してきた方への広告運用スキルの底上げのため、オンボーディングコンテンツの作成に関わっていたのですが、優秀な方が入社したことも相まってすぐに立ち上がっていくのを間近に見ていく中で、自身の役目は一定終えたと感じました。

そこで、大学時代から関わらせてもらったオーリーズを名残惜しみながらも、社会問題を解決できるようなプロダクトで、かつ自身の経験を活かせつつ、プロダクト全体に関われそうな規模感のある会社を探し始めました。

転職活動を開始して、初めてOLTAという会社やオンラインで完結できるファクタリングがあることを知りました。広告代理店事業では、広告費用を先に代理店側が負担し、後からクライアントにフィーと合わせて出稿費用を請求することが多く、オーリーズでも当初はそのような形を取っているケースがありました。そのため、顧客から入金があるまでは短期的に資金繰りが苦しくなることも。OLTAのクラウドファクタリングというサービスの存在を知って、「このサービスが世の中に広まることで多くの企業の資金繰りが改善されるだろうな」と、顧客の課題を解決できるイメージが湧きました。私自身に金融的なバックグラウンドはありませんでしたが、OLTAの展開するサービスの社会的な意義やインパクトの大きさに惹かれ、OLTAへの入社を決めました。


マーケターの枠にとらわれずに事業成長への貢献を目指して

OLTAは、やりたいことを”With Why”(OLTAのバリューの一つ)を持ってきちんと説明すればチャレンジさせてくれる環境です。むしろ足りない部分があれば自身が積極的にボールを拾いにいかなければいけませんでした。入社後、まずは自身の得意領域であるデジタルマーケティングに従事する傍ら、お客様の解像度を上げるためにクラウドファクタリングをご利用いただいた経営者様に話を伺いました。ヒアリングを通して、当時の私たちの審査能力やプロダクト体験では困っている経営者様の課題を解決しきれていないことへのもどかしさを痛感しました。

その後、ヒアリングを通して得たプロダクトの課題感をもとに、サービスの利用導線を整えるなど、マーケティングとしての役割を超えて顧客の体験改善に取り組ませてもらいました。

マーケティングとしての役割について掘り下げると、OLTAとして初のテレビCMや、CMと合わせたオフライン・オンライン施策を経験しました。テレビCMは、実施決定から配信までのリードタイムが1〜2ヶ月というハードスケジュールでしたが、メンバーと放映地域まで足を運び実際にテレビでCMが流れているところを見たときは、みんなで興奮して乾杯したのを今でも鮮明に覚えています。

昨年からは請求書発行・管理プラットフォーム「INVOY」に注力しています。INVOYにはまだまだ追加すべき機能も多く、お客様へのヒアリングを通してそれらに優先順位をつけ、要件を整理していきました。ファクタリングとは若干ユーザー層が異なり、それぞれのユーザーペルソナの相違を言語化する中で双方のユーザーペルソナへの理解が高まるという二次的な効果もありました。

2022年10月のリリースから堅調に売上が伸びている新機能「INVOYカード払い」を始め、これから多くの機能がリリースされる予定です。現在のOLTAは、マーケティングの垣根を超えて事業成長に貢献したいと考える人にとってはとても良い環境だと思います。

OLTAでのワークスタイル

OLTAのいいところのひとつに「バリューが浸透していること」があります。OLTAには「Stay Gold」「Orchestration」「With Why」という3つのバリューがあるのですが、「その姿勢はStay Goldだね」など社内の会話でも頻繁に使われていて、仕事を進めるうえでの行動原理として浸透していると感じています。バリューを意識しながら仕事を進めることによって、仕事の質が向上するだけでなくいい意識で充実感を持って働けています。

仕事と直接関係のない点で言えば、OLTAの部活には積極的に参加するようにしています。OLTAには、複数部署のメンバーが参加する部活には部費が支給される制度があり、すでに10以上の部活が会社の公認を受けて活動しています。仕事で直接関わらないメンバーと交流することができたり、仕事上はドライになりがちな自分のウェットな部分を見せられるといいなと考えています。私はOLTAに入社してから結婚と子どもの誕生というイベントを経験しましたが、子どもを抱きながらオンライン会議に参加した際にあたたかく接してもらえたことは嬉しかったです。また、OLTAではオフィスから3km圏内に住むと住宅手当がもらえます。電車通勤が苦手でオフィスまで歩いて行くのが好きな私にとって、この制度はありがたいです。

こんな人と働きたい

コトに向かえる人と働きたいです。仕事で成果をあげるためには、自分の仕事に線を引いてそれ以外のことはやらないというのではなく、必要であれば積極的にボールを拾う姿勢が重要だと考えます。チームとして成果をあげるためにも、コトに向かう姿勢を持っている人と働きたいと思います。

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