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5年間、誰よりもOKANの進化にコミットしてきたからこそ感じる組織の変化と目指す理想像

OKANの佐々木です。

今日はオフィスおかん事業の「カスタマーサクセスグループ」リードである清水さんにインタビューしました。かなり初期の頃にOKANに入社し、様々な役割を全うしながらオフィスおかんとOKANの成長を支えてきてくれている1人です。

ぜひOKANの変わってきていること、ずっと変わっていないこと、両方聞けると良いなと思っています。


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清水さんの今までの経歴

佐々木:OKANでの今の役割、仕事の概要を教えてもらえますか。

清水:今はカスタマーサクセスグループのリードをやっています。カスタマーサクセス(以下、CS)は、何をやっているかを簡単にお伝えします。僕らは働く人のライフスタイルを豊かにしていくことや、働き続けたいと思う企業を作っていくお手伝いをしていますが、残念ながらオフィスおかんを導入しただけで勝手にそれが実現されるわけではありません。導入後に僕らが1、2、3年と時間をかけてお客様企業に伴走し、オフィスおかんを活用して変わっていってもらうためにコミットしています。まさにサービス自体を僕らのミッションと紐づけていく大事な役割を担っていて、かなり重要な仕事です。

佐々木:OKAN入社前の経歴も合わせて教えてもらえますか。

清水:新卒でPwC(プライスウォーターハウスクーパース)というコンサルティングファームに入社しました。そこでは主に上場企業や官公庁向けのコンサルティング業務に従事しました。システム部長や管掌役員を相手にお仕事することが多かったです。プロジェクトとしては、経営統合や合併後に会社の組織や業務、システムを統合していくPMIや、2-3年後のその会社全体のIT資産のあり方を策定するプロジェクト、さらに実行フェーズでのPMOで大規模システム開発の管理方法を検討し、現場に落とし込んでいくプロジェクトなどがありました。絵を描くだけでなく、現場のスタッフの方の気持ちや行動を変えていくというところまでやっていたので、がっつり現場主義でした。

そのあとはリクルートジョブズに転職しました。タウンワークやフロムエーの会社というとイメージしていただきやすいですね。そこでは事業開発室に所属していて、フィジビリフェーズという世に出るまえの商品やサービスを企画・開発していました。例えば、応募管理のBPOサービスの企画・立ち上げや、飲食業界で利用するシフト管理のシステムの企画などをやりました。1つの事業にどっぷりとではなく、複数の事業をどんどん構築し、ディレクションしていくという仕事でしたね。

佐々木:そこからOKANに入社しますが、OKANでもいろいろな役割を担ってきましたよね。

清水:何でも屋、みたいな感じですね(笑)まず最初はロジスティクスからでした。ロジスティクスというと響きはかっこいいですが、サービスローンチ直後だったので、自分たちで商品をお客様に届ける、冷蔵庫の掃除も自分たちでやる、っていうフェーズからですからね。すごく泥臭い仕事です。当時は物流パートナーさんもリソース不足だったので、突発的に自分たちでも商品配送をやったりしました。キャスター付クーラーボックスを持って電車やタクシーで運んだり。夜は解約企業から回収してきた冷蔵庫を10台綺麗に磨くとか。あと当時は社内に在庫用の冷蔵庫があったので社員が朝みんなでピッキングして配送準備するとか。今では考えられないですね。

そんな感じで頑張っていて、ある時テレビへの露出がきっかけで、お客様が急に増えたタイミングがあって、いよいよ倉庫を持たないと回らない、ということになって、倉庫の立ち上げをやりました。配送パートナー企業との交渉や、業務基盤作りに奔走しました。ものすごく印象的だったのが、倉庫の立ち上げの最後の追い込みで、2泊3日オフィスで寝泊まりしたんですが、その最終日、つまり倉庫の稼働開始日がちょうど僕の30歳の誕生日で、パートナー企業の皆さんに祝ってもらったのがすごく嬉しかったです。が、3日間風呂にも入ってない状態で髭も生えっぱなしで(笑)こんな誕生日を迎えるというのはすごく貴重な経験だなと思います。

自分はロジの経験はなかったんですが、パートナー企業にも協力してもらうために必死で勉強しました。しかも当時は今より全然売り上げもお金もなかったので、口説くのはミッションへの想いや実現したい世界観しかなくて。ミッションのもっている人を動かす力を感じた出来事でしたね。とにかく必死でしたが、その結果、今も良い関係性を維持しつつ一緒にできているので、とても嬉しいです。

そのあと、ロジ以外にも生産開発側のパートナー開拓などもしました。僕らの商品を製造してくれそうな製造メーカーさんに当時のインターン生といっしょに、片っ端から電話して聞いてみる、っていうことをやったりもしました。懐かしいですね。

そのあと営業もやりましたし、マーケティングもやりました。そして今CS、という変遷です。

自分がOKANで成長したところ

佐々木:3社それぞれの経験があると思いますが、その中でもOKANで成長したなと思うところってどんなところですか?

清水:う〜〜ん、なんですかね。改めて振り返ると、言葉にするの難しいですね。

自分らしく生きようとする力、自分のあり方・自分の気持ちや意思への感度かな、と思います。

僕だけでないと思いますが、子どもの頃から年齢を重ねるうち、人間関係はこうでないといけないとか、人間としてこのようにあらねばならないとか、そういった心理的な制約を勝手に自分の中に作っていたような気がしています。

特に、コンサルティングファームのときは、(もちろんいい会社ではあったのですが、)そういった心理的な制約を感じる部分が多くありました。独特のお作法があり、ともすれば機械的と感じるシーンもありました。良く言えば、しっかりした文化がフォーマットとしてあり、皆がまとまっているということだとも思います。だからこそ、短期間で高い成果をお客様に提供できるんだろうなと。

ただそういう環境では、個人なかにあるほんの少しの違和感だったり、心のなかの揺らぎだったり、ざわつきだったり、それらに気づかないふりをしていたことがあります。そうすると、いつの間にか違和感、揺らぎ、ざわつきも、本当に聞こえなくなります。

佐々木:僕も新卒入社がコンサルティングファームだったのですごくわかります。

清水:OKANには、ミッションや想いに共感した人が集まります。そして、何も形のないところからビジネスや組織を創っていきます。その過程では、本当に大きな苦労があります。ハード面のスキルや直線的・合理的な解決方法だけでは答えがでないことだってあります。それは始めから問題解決を諦めたというわけでもなく、一生懸命取り組んでもそうなのです。そういった類の問題は、答えがでないなか一定期間、カオスや不安定な状況と向かい合っていく、共存していくことになります。これは、あくまで向かい合っていく、共存していくわけで、問題を放棄するわけでも自身には関係ないと切り捨てる(他責にする)こととは異なります。いつも自身の心の中や頭の中に取り組むべき問題として置いておき、ことあるごとに向かい合うんですね。それなりに苦しい状況かもしれません。

きっと、そういった状況をなんとか乗り越える際には、その都度、自分がどういう状態か、自分がどう感じているかに気づいていくことが大切なんだと思っています。そういうわけで、OKANの今までの経験の中で、そういった状態に晒されつつ、自分のあり方、自分の気持ち、意思への感度が高まり、自分らしく生きようとする力がついたのではないかなと思います。

佐々木:なるほど。確かに清水さんからは、自分らしく生きようとする力をすごく感じます。加えて、自分だけじゃなく、周りのメンバーにもそういう力を持って欲しいという気持ちでコミュニケーションを取ってますよね。すごく伝わってきます。

そして、それをあくまでもミッションファーストの前提の上で、「自分が自分が」にならないで、バランスよく実現されているのが清水さんの素敵なところだなと思います。

OKANの歴史を知る清水さんが見た最近のOKAN

佐々木:自分が入社してからだけの2年くらいでも、OKANがどんどん変化しているのを感じるのですが、清水さんから見てその変化はどう見えてますか?

清水:僕は社員4人目、全体でも10人いないフェーズで入社しました。今は社員40名、全体で70名です。

当時からOKANのミッションステートメントを大切にしてましたけど、実現したい世界観を口にする機会は自分も、会社全体でも、すごく増えていると感じます。

佐々木:そうなんですね。確かにこの2年でもそれは感じます。

清水:みんなで一体となって仕事をするにつれ、熱量が低下せず、むしろ上がってきていますね。事業や組織創りを進めていくことで、社会にも徐々に受け入れられてきているということ、僕らの目指す方向性が間違っていない、ということを感じられてきているからなのでは、と思います。

清水さんの考える理想のチーム

佐々木:今、CSグループリードですが、今後どんなチームを作っていきたいですか?

清水:「理想は高く、足は大地に」。ひいおじいちゃんの言葉なんですが、そういう感じのチームを作っていきたいです。

「え、これ実現できるの?」くらいの理想を掲げて、発信する。そしてそこからアクションに落とし込めて、推進する。抜群の推進力を持ったチームが理想ですね。

あとは「未来志向」や「顧客志向」のチームですかね。現時点での自分や仲間のリソースや能力から考えてここまでだろう、という考え方ではなくて、本来自分たちはどう考えるのか、どうあるべきと感じるのか、というところから考えたいですね。もちろん全て理想的には運びませんが、理想を掲げることは常にしたいです。


これからのOKANについて

佐々木:どんな人がOKANに入社してもらいたいですか?

清水:個人的には「言語化できる人」がさらに増えていくと良いなと思っています。

観点として2つあって、まず1つは社内の組織面での必要性です。昔のOKANは、お互いの意見の相違や心理的なざわつきを、時に前向きな解決に繋がりにくい形で「態度」に出してしまっていた部分がありました。でもそれが変わりつつあります。OKANの価値観としても「健全な衝突」という言葉がありますが、言葉に出して解決していくことはとても重要です。共有できていること、できていないことを精度高く言語化できること、というのはより強固なチームを作っていくために必要だと思っています。

もう1つは業務面。これはCSに限らずセールスなど顧客接点に立つ役割であれば共通していると思うのですが、カスタマーの中にある漠とした課題を解きほぐしながら明らかにしてあげること、そしてどう解決していったら良いのかという地図にしてあげることが大事です。そのためには感覚ではなく言語化が必要です。きちんと相手に伝わるよう、共有できるように言語化する。この積み重ねが、僕らのミッション実現に繋がっていくと思っています。

佐々木:清水さんから見て、ここはもう少し全社的に強化していきたいなというところは?

清水:もっともっと個々人が変化に強い組織になっていけるといいですね。

僕はOKANに入って5年経ちます。その間、本当に色々なことがありました。それを乗り越えて会社に残って今も活躍している人は、皆、変化してきていると感じます。

この前、古くから接点のある社外の方とお話ししたのですが、その方曰く、沢木さんも創業当時からすごく変わってきていると。沢木さんを筆頭に、全てのメンバーが自分のやり方やあり方を、事業や組織のフェーズによって変化させていけるということがこれからも重要だと思いますし、それが会社や自分の成長に繋がると思います。

もちろん仲間が増えていくことによって組織が変わっていく部分もありますが、個々人がどう変化に対して柔軟になれるかということを意識していけると良いのでは、と思っています。

佐々木:他に強化ポイントはありますか?

清水:あとはやっぱり実行力と推進力ですね。僕らは大きな理想を掲げて仕事をしていますが、それをどうしたら実現できるかというところにはまだまだこだわっていきたいです。

最後に一言

佐々木:ここまで読んでくださった方に一言お願いします。

清水:自分がOKANに入社したのは「働く人のライフスタイルを豊かにする」という大きなミッションに共感したからです。自分の価値観に立ち返った時に、これを実現していくことの大きな意義を感じました。

仕事を通じてこういった価値を世の中に提供していきたいと感じる方は、ぜひ一度お話を聞きにきていただければと思います!高い理想を掲げ、それを自分たちの手で実現していきましょう。

お待ちしています!!


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OKANの変化を最前線で促し続けた清水さんならではの観点がたくさんあったなぁと感じています。それは会社として掲げる理想を誰よりも信じ続けてきた清水さんだからこそだなと。

代表の沢木もよく言いますが「理想は描かないと、叶わない」。

清水さんなりの理想を今回改めて聞くことができてとても良かったです。

これからもまだまだOKANは進化していきます。そんな進化を一緒に実現してくれる方、お待ちしています。

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