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「週休3日制」を導入。副業や自己学習の機会創出で、組織と個人に好循環を生む。

ネクストビート エンジニア採用担当の堤です。

2020年4月より開発部に導入される「週休3日制」。導入決定に至るまでの背景について技術顧問の水島とCTOの衣笠、SREの松葉にインタビューを、CEO三原に制度導入決定の理由についてヒアリングを実施しました。

技術顧問 水島 壮太

2018年10月より、株式会社ネクストビートのエンジニア組織の運営や育成面でのアドバイスを行う技術顧問として従事。ラクスル株式会社で執行役員CPO兼ラクスル事業のプロダクトオーナーも務める。


CTO 衣笠 嘉展

新卒でヤフー株式会社に入社。アメリカと日本を行き来する中で、ベンチャー風土に触発され、上場前のグリー株式会社に転職。複数の事業立ち上げ・開発に従事。インフラ事業部に異動した後、大規模インフラ設計・運用を担当。その後、スタートアップのCTOを経験した後、2015年株式会社ネクストビートの執行役員CTOに就任。


松葉 岳史

SIerにてサーバーサイドエンジニアとしてWebシステム開発に10年携わる。2013年にインフラエンジニアにジョブチェンジし、オンプレとAWSの大規模インフラ運用を担当。2016年よりSREチームの立ち上げやアプリケーションを含めた運用に従事し、2018年にSREとしてネクストビートへ入社。現在は、SREとして全プロダクトを担当。

週休3日制の概要

・目的:増えた休日を自己学習や副業に充てることで成長し、社内への還元を期待

・休日:土日月祝(平日4日勤務が前提、月~金が全て平日の場合は月曜が休日。月~金のいずれかが祝日の場合はそのままの形で週休3日を担保)

・対象:開発部のマネージャー相当以上のポジション

制度導入におけるCEOの想い

CEO 三原誠司

週休3日制に関して、検討~決定までは2週間程のスピードでした。こんなにも早く意思決定できたのは「CTO含め、エンジニアを信頼している」ということが大きな理由です。ネクストビートのエンジニアは品質面もスケジュール面もプロ意識を持った方が多く、ビジネスサイドの理解もある。制度導入の目的を正しく理解して運用していただけるイメージが湧いたので、すぐに導入を決定しました。

また、2013年創立以来、様々な事業を展開してきましたが、ビジネスドリブンな事業の比率が高く、営業カルチャーが強い印象だったと思います。2020年度からは、プロダクトドリブンな事業の比率を高める方針のため、テックカンパニー化に向けた準備段階として今回の制度決定したことも理由です。

開発部としての哲学

まず、IT業界のマクロ的な話ですが、下図の用に日本はIT人材需要が増える一方です。

https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/data/pdf/20170615001_1.pdf

海外と比較した場合、日本は下図のようにSIerなどのIT企業比率が多く、ユーザ企業のIT部門にはエンジニアが圧倒的に少ない状態です。我々の属するユーザ企業の業界は慢性的にIT人材不足が続く状態で危機感を持っております。

https://www.meti.go.jp/press/2018/09/20180907010/20180907010-2.pdf

また、Netscapeの創業者で、現在投資家のMarc Andreessen氏は、「生産性の非常に高い人ができることと、平均的な人ができることのギャップはどんどん大きくなっている」「優秀な5人のプログラマは、二流のプログラマ1000人を完全に凌駕する」との発言をしております。この言葉は、エンジニア業界で価値を出し続けるためには、激しく変わっていくIT業界の外部環境に応じて専門性を磨き続けるナレッジワーカーとしての積み重ねが非常に重要であることが示唆されています。

ITエンジニアはナレッジワーカーとして価値を出すためにプライベートの月20時間以上を開発やプログラミングの勉強に使っているという人が67%にもなるという結果(出典:IT/WEBエンジニアに特化したコーディング転職サービス「paiza」のアンケート結果)もある通り、週末を使ってでもインプット時間を大事にしていることもわかります。

以上のような背景がある中で、我々は社内・社外のエンジニアに選ばれる会社となり、プロダクト開発をより加速させるためにも、理想の開発組織を作りたいと考えていて、「学習時間をどの用に作っていくか」が重要なテーマの一つだと捉えています。

その中でも今回はテックリードであるマネージャー / スペシャリストが自らの学習・成長を通じて、開発組織を更に引き上げるリーダーになるところを支援する方法を模索しておりました。そのような背景での話になります。

導入のきっかけ

水島:本業はラクスルでの業務ですが、毎週木曜日の夕方に副業としてネクストビートに来ています。エンジニアの働く環境や生産性、モチベーション改善のためにさまざまな提案をしており、その中で僕が提案したのがきっかけです。

1.一定以上の年収のエンジニアは「時間 > お金」

水島:エンジニアの採用が難しい環境の中で、エンジニアが長く働ける環境にしていくことも必要だと思っています。

長く働くためには、事業への共感、成長意欲、福利厚生、給与待遇などさまざまな要素があると思います。こういった議論を今までいろんな企業としてきましたが、その中で、エンジニアへの最大の報酬は、お金ではなく時間という考え方をしている企業もありました。「給与1.2倍にするくらいなら自己学習や副業の時間に充てる時間がほしい。」そういった考えを持つエンジニアも少なくないということを知りました。給与も一定水準を超えたらお金よりも時間がほしいと思う人も多いです。

2.祝日による開発ペースの乱れを緩和し、生産性を高める

水島:開発において、1週間単位でスプリントのサイクル持っているところが多いので、祝日を挟むと月曜日のMTGが火曜日に移り、開発ペースが乱れてやりづらいですよね。月曜日を固定で休みにすることで、生産性も高まるので、祝日が多い日本ならではの問題解消にも繋がると思っています。

3.ネクストビートの企業理念とのリンク

水島:エンジニアが不足している日本においては、ライフステージに合わせた働き方を柔軟に選択できることが重要です。多様な働き方を望む人の雇用を促進させることは、ネクストビートのビジョンとマッチしていると感じます。まずは自社のエンジニアから先陣を切って取り組むことで、会社のビジョンと制度の間にシナジーが生まれて良い効果を生むと思っています。

空いた1日の活用方法

水島:最初に提案したときの皆さんのテンションの上がり方がハンパなかったですよね。松葉さんはこの話聞いたときどう思いました?

松葉:新しい技術を学ぶことが好きなので、毎日2~3時間は勉強に充てたいと思ってます。ただ、平日はなかなかまとまった時間が取れない場合もあるので、嬉しかったです。時間ってお金で買えないので、それを貰えるのは純粋にありがたい。お金も大好きですけど(笑)

一同:(笑)

水島:エンジニアは、他社での実践を通じて技術の幅を広げるために副業したい人も多いと思いますが、週5だとできる副業の幅が狭くなります。週4になると空いた時間ガッツリ使うことができるので、正社員の安定を確保しつつ、残りの時間をキャリアへの挑戦に使うことができるのも良いですよね。

松葉:そうですね。優秀なエンジニアはやはりコンピューターサイエンスを学んでいる方が多いんですよね。自分は理系でしたが別の分野を専攻していたので、改めてコンピューターサイエンスを学ぶ時間に充てたいです。ただ、どう使うかは人それぞれで良いと思います。家族の時間に充てても、自己学習や副業に充てても個人の選択に任せて良いと感じます。

(ここでCTO衣笠さんが登場)

衣笠:僕は基本的にハードワーカータイプなのでたぶん働くと思いますね。例えばAWSやGCPから提供されるサービスなどは技術のスピードが早く、業務ではすぐに取り入れるか迷っているものが多くあります。個人で実験的に試し業務に還元できるかなども考えていきたいと思っています。今だといろんな作業に追われてできていないため、技術習得に当てられる時間は非常に有用だと思ってます。水島さんは何しますか?

水島:ラクスルでも週休3日制が導入されたら、副業します。副業も勉強のひとつなので、色々な企業と関わる中で経験値積んでいきたいです。

ひとつの会社の中にいるとその会社のノウハウしか得られないので、副業したら他社のノウハウが自社にも応用されることになり、エンジニアリングにおいては重要ですよね。ただ、副業は一定レベル以上になってからが良いと思います。

衣笠:そうですね。理論的に理解するような学習も重要ですが、副業などを通し、実稼働しているようなオペレーションや運用を見るのは、また違った世界観がありますよね。

導入後の課題

水島:生産性やモチベーション、満足度などトータルで見て、プラスに働くかどうかの計測は必要ですね。良かれと思ってやったけどそれが理由で辞めていくということになったら大失敗なので。

あとは、事業内容・業務内容もより魅力的にしていく必要はありますよね。週休3日を押し出しても、残りの4日がつまらなかったら良くないので。

一同:(うなずく)

水島:ただ組織は事業成長と共に拡大しないといけないので、その分多くの仲間を集めて生産性を上げる方向にシフトしていくきっかけになると良いですね。

松葉:そうですね、多くの仲間を集めて生産性を高めた組織にしたいです。週4日で週5日分働いていますと言い切れるように意識付けし続ける必要がありますよね。今の段階で生産性に関して、かなり目線があがりました。

水島:いいですね。シニアのエンジニアが生産性を意識するようになるとジュニアに広がっていくと思いますし、ジュニアのエンジニアも「マネージャーやスペシャリストになって、週休3日を手に入れよう!」というモチベーションにも繋がるので好循環ですね。

水島:会社のことは一旦忘れて別のことに打ち込むメリハリを持つことは重要で、そのあたりのルールや意識付けをどうするのかは要検討ですね。

衣笠:あと、週休3日制はシニア層に向けた制度ですが、ジュニア層のエンジニアもそのポジションになれるように市場価値を高めることが大切なので、正しく理解をしてもらう必要があります。

水島:そうですね。ジュニア層のうちに副業してもなかなかスキルは身に付かないですしね。一定レベルになるためにもまずは1社の中でやり切ることが重要ですね。あとは、今後シニア層とジュニア層、ミドル層の定義のチューニングをしながら、どこまで週休3日制を適用させていくかも検討していきたいですね。

ネクストビートはこれからも、人口減少社会によって発生する「労働課題」を技術の力を使って解決に導くために、エンジニアが働きやすい環境づくりに取り組んでいきます!

詳細が気になる方へ

ネクストビートでは週に1度、当社のエンジニアとカジュアルに話せる場(Bar)をご用意してます。週休3日制や開発に関して興味をお持ちの方、バーテンダーの作る本格的なお酒を飲みながらじっくりお話しましょう。「話を聞きに行きたい」ボタンよりご応募をお願いいたします!

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