世界で初めて空港でWechat paymentを使ったプロモーションに挑戦!
2017年12月に、新千歳空港がWeChat Payを全面導入しました。実は、このプロジェクトのメンバーの一人が、私だったんです。
中国のサービスを日本へ
私の仕事は、パートナーであるテンセントのサービスや技術を日本に持ってくることです。テンセントからの情報をもとに、自社で開発やプロモーションをするのですが、その架け橋になるのが役割です。
「中国と日本の架け橋になりたい!」というのが私の入社理由でしたので、まさに希望通りの仕事。ただし、口で言うほど簡単ではありませんでした。
日本と中国は習慣もお金の使い方も、まったく違います。たとえば中国では、スリの被害に遭わないようにするため、現金を靴の中に入れることもあります。そのため、本当にお金が汚い。こういう背景があるからこそ、QRコード決済サービスが急速に広まったとも言えます。
中国から技術やサービスを持ってくるときには、こうした違いを踏まえて、日本に合ったサービスを展開したり、ローカライズをしたりしなくてはならないのです。
1年がかりの大プロジェクト
私が手がけた中で一番大きなプロジェクトが、新千歳空港でのWechat payの全面導入です。
空港内の店舗でのWeChat Pay導入やコミュニケーションアプリとしてWechatを活用することで、訪日中国人観光客の利便性向上と北海道へのインバウンド需要の拡大をすることを目的で立ち上げたプロジェクトでした。
テンセント、新千歳空港、NTT東日本、そして当社が協業して始めたのですが、最初の頃は、関係者のほとんどが半信半疑の状態。走り出すまでに調整や説明をするのにもかなり時間がかかりました。
プロジェクトが始動してから約1年。
ついに、新千歳空港が世界で初めてWechat Payの「旗艦空港」の称号を取得したときには、本当に嬉しかったです。
プロモーションの結果は…大成功!
あれから半年経った現在。聞くところによると、プロモーションは成功しているそうです。
中国人が北海道を訪れるのは、シーズンである夏か冬がほとんどだったのですが、Wechat Payの全面導入後はシーズン以外の春と秋でも、中国人観光客がぐっと増えたそうです。
次の目標は、電車でもQRコード決済をできるようにすること。日本の未来を切り拓いていく仕事に、一緒にチャレンジしていただけるメンバーをお待ちしています!