是枝裕和監督「あえて会社未満の会社を目指す」―オリジナルの映画作品を生み出し続ける組織づくりとは
2013年公開の『そして父になる』でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞し、その後も『海街diary』、『海よりもまだ深く』、『三度目の殺人』と話題作を発表し続けている映画監督の是枝裕和さん。その出自は、実は「テレビ」だ。 ...
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こんにちは、ネットプロテクションズ(以下NP)広報担当です!
NPでは「ThinkAbout」というwebメディアを運営しています。2016年に開設した、「つぎのアタリマエ」を考えるために、独自の経営哲学を持ち組織運営を行っている経営者や高い志を持っている研究者といった有識者の方のインタビュー記事を通して、理想の社会の実現について考えるキッカケを提供するコラムサイトです。
まだまだ、運営して間もないThinkAboutですが、そもそもなぜ決済会社であるNPがメディアをやっているのか、メディアを通して何を伝えたいのか。メディアを通して実現させたい「つぎのアタリマエ」について立ち上げメンバーである、中原と木下に聞きました。
(左)木下雄登:2015年入社。マーケティンググループ ThinkAbout編集長。立ち上げメンバー。
(右)中原雄一:2013年入社。BtoBグループ カスタマーサービスユニットマネージャー。立ち上げメンバー。
ー今日はよろしくお願いします。早速なのですが、そもそもお二人はどういう経緯でThinkAboutを立ち上げたんですか?
中原
NPのミッションは「つぎのアタリマエをつくる」という言葉です。ですので、このミッションを達成するために私たちは業務をし、やるべきことは何かを日々考えています。
事業もこのミッションが達成されるための1つの手段と考えています。サービスの全ての判断軸がNPの価値観や考え方に紐付いているので、サービスがアタリマエになったら、NPの価値観や考え方も世の中に受け入れられたと捉えています。
そこで思ったのが、もっと直接的につぎのアタリマエを伝えてもいいのではないかということ。NPの価値観、考え方が知られるように情報発信をするメディアを作ろうって思ったんです。このアイディアを実現させるべく、社内で自分の意思を表明し続け、賛同してくれる仲間を探しました。そんな時、ちょうど木下がやりたいと言ってくれたので、経営層の合意を取り付け、2人でまずはメディアに関する情報収集からスタートすることとなりました。これがThinkAboutの始まりです。
木下
私が入社前から感じていたNPの課題感は、認知度の低さでした。たまたま就活で説明会を受けて良い会社だと知ったものの、メガベンチャーや大手の認知度に比べて全然知られていなかったのでもったいないなと思っていましたね。
「アタリマエをつくる」と言っているのであれば、NPの考えや価値観を社会のアタリマエにするためにも、積極的に発信する必要があると思っていたんです。そんな時に、中原からThinkAboutの話がきて、一緒にやろうという話になったんです。
ーそうだったんですね。NPとしてもオウンドメディアの立ち上げ、運営は初めてのことだったと思いますが、立ち上げる際にどんな苦労がありましたか?
中原
ThinkAboutは利益を主目的として存在しているメディアではない、というところが理解されなかったことですかね。理解されなかった、というか理解できないのも当然なんですよね。そもそも事業利益に結びつかないメディアをやっている企業さんがあまりないので。前例のないことを模索しながら進めたり、そこに対する理解が得られなかったりっていうのは苦労しました。ThinkAboutの目的はNPのミッション達成のみに照準が定まっているんです。それ以外の目的はありません。だからこそ、本気で価値のあるメディアにしようと思えるんです。
木下
それだけミッションを達成するというところに重きをおいているメディアなんですよね、ThinkAboutって。壮大なプロジェクトですが、最初は本当に地道な作業をしていました。お互いに良いと思った記事をたくさん共有したり、社内の人間に取材をして記事を書き溜めたり…。自分の本業務に割く時間外で活動していたので、毎日朝早く、夜遅くにミーティングをしていました。そんな地道で大変だった過程を乗り越えたからこそ、現在では全社的に応援してもらえるようになり、急加速的にメディアとして成長できている実感がありますね。
ーそんな苦労をするなかで、くじけそうになったこともあったのではないですか?
中原
そもそもくじける、というワードが私の中にはありませんでした。自分たちでやるといったからには、やるしかなかったんですよね。元々、「つぎのアタリマエ」を作るために入社したので、絶対にこのプロジェクトをやり抜こうと決めていました。最初からうまくいくとも思ってなかったですしね。泥臭く地道に頑張るだけなんだな、と。
木下
私も同じです。自分の意志でこのプロジェクトに参加したので、くじけそうになることはなかったですね。
ーThinkAboutを立ち上げてよかったと思うことはどんなことですか?
木下
NPとしてノウハウが少ない「メディアを作る」ということを、手探り状態の中でできたのは良かったですね。社外の編集プロダクションさんと協業して、予算、コンセプトを考える等、0から運用まで全部自分たちでやってきました。自由度が高い分、失敗も全部自分たちに跳ね返ってきたので、この経験が自分の成長にとても寄与してくれたと思っています。
中原
私は有識者の方々に取材に行けるのが、とても良かったと感じています。インタビューさせていただいた映画監督の是枝裕和さんは、普段の業務だけでは絶対に会えないような人だと思いますが、そのような方々にお会いし全く違う視点を得られるのは自分にとって糧になりますね。
また、NPの人たちに外部の人と触れ合えるきっかけを作れたことも良かったと思います。ThinkAboutの記事取材に同行したり、社外の価値観に触れられる貴重な機会を創出できました。
ー今後ThinkAboutではどんなことを読者に発信していきたいですか?
木下
凡庸な言葉になってしまうのですが、関わる方みんなが幸せで社会にも高い価値を提供するような事業や組織をつくることは可能だ、ということを社会に伝えたいです。すごく当たり前のことなんですが「ビジネスだから」「そんなことは理想だ」と諦めてしまうことも多いように感じます。そんな人に、理想を追って且つ成果を出している様々な人を通じて先程のメッセージを発信してきたいな、と思っています。
中原
あとは、純粋に社会を変えようとしている方々に「一人じゃない、仲間がいるんだよ」ってことをより強く伝えていきたいですね。こういう方々の中には、世間から「綺麗事だ、偽善者だ」と言われ、理解されず苦しんいらっしゃる方々も多いので、寄り添って応援してあげられるような存在にThinkAboutがなりたいと思っています。
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