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人には必ず這い上がる力が備わっていると実感できた出来事

Photo by Masaaki Komori on Unsplash

ドゥルルルルルルルルルルルルルル....

パァン
(ケツドラムでドラムロールするしおちゃん)

はい、こんにちは、今日も始まりました

食べ物もファッションも新ジャンルを開拓したいけど、結局はいつも同じところに落ち着く塩野です。


一人でこうして思ったことを書いてる時間が割と幸せなのですが、投稿するとたまーに、
「あなたの記事が9位にランクインしました!」などありがたい通知を頂くのでウホウホと思ってランキングを見に行くと、そこには文章の猛者とも呼べるハイスペックな方々たちの、なんとも神々しく細目にしないと直視できないような素晴らしい記事が並んでいるではありませんか。

どもどもみたいな挨拶で書き出してる人もいないしケツドラムする人は0、サザエさんの画像載せてる人なんて360度どこ見てもおりません。


しゃんとせねば!と思ったのですが、いざ書こうと思うと書けない、なんか
オンボーディングに特化しており目指すはベンチャーキャピタルでHRBPです。みたいな
ヨコモジ、カタカナ並べてわたしも書いてみたい!
でも書いてる本人がスペック足りないのでやはり背伸びはしてはならないと感じた次第でございます。


そんなわたしですが、先日33歳の誕生日を迎えました。(はっぴばすでわたし)

その日にとっても感慨深いことがありましたので綴れたらと思います。

わたしの誕生日ということで、2名の女性スタッフの方が私にプレゼントをくれたのです。
そのお2人のご紹介です。


1人目は

20卒入社の若林さん。


若林さんは入社後、私の部署に配属となりました。
もう、彼女の印象は、、
小生意気、プライド高い、目上の人嫌い、特に塩野嫌い、指示されたり怒られるの無理、
なんでうちの会社来た!?という人でした。
私に対しても、とにかく反抗的、指摘をすれば泣いてしまう、ミスを伝えれば、悪態つきながらの、

「すみませんでした!!<(`^´)>」
どうなっちゃうのこの子/(^^)\と思っていました。


それでも私は彼女に対して接するスタンスは変えませんでした。
ダメなことははっきり言うし、怒るときも容赦なくぶつかりました。
別に嫌われてもいい、嫌うなら嫌え、と思っていました。

そして現在、彼女は立派に成長をしました、いえ、まだしていくでしょう。
2年の時を経てたくさんの学びを吸収し、当初いた部署とは異なる部署に異動し活躍をしています。
挨拶は誰よりもする、人が嫌がる掃除を自ら行う、必ず30分前に出社する、みんなが気づかない作業に気づき誰にも言わないで自分で完了しれくれている。
素晴らしい女性になっていました。本当に。
きっと、彼女自身の努力もありますが、周囲の環境や親御さんが素敵だったのだと感じます。


そして、若林さんは私に誕生日プレゼントをくれました。
沢山の若林さんとの苦しくぶつかった思い出が走馬灯のように駆け巡り(死ぬの?)
なんだかとても暖かい気持ちになり、さらには自分もこの姿勢を見習わないといけないと学びました。



(お写真本人の許可頂いています)

若林さんありがとう。


2人目は

19年入社の藤倉さん。


彼女は、まだ21歳。
弊社は2019年、高校生の新卒を採用するというチャレンジをし、当時3名の高卒者が入社しました。
2名は敢え無く退職してしまいましたが藤倉さんは今も活躍してくれています。
ただ、彼女に最初会った時に衝撃を受けました。

東北の田舎から上京してきた藤倉さんは、洋服は1枚しかない、靴はボロボロ、セロハンテープみたいなもので靴を固定してる、住む場所がなく友人の家に住んでいる、しかしその家も出ないといけなくて漫画喫茶で暮らす、食べ物もない、
戦後ですか?疎開してきたの?のような状況でした。

今でも忘れません、18歳の藤倉さんと私で六本木の東京ミッドタウンに行き、超高層ビルに驚く藤倉さんを連れてミッドタウン内のスーパーで保存の効く食べ物をとにかく買い込み、無印良品やユニクロで最低限の靴や服を買い与えました。


藤倉さんが、

目に涙を浮かばせながらありがとうございますと言ってくれたあの日を思い出します。(また死ぬの?)


それが正解だったのか、正義なのかわかりません。
もしかしたらすぐ辞めてしまうかもしれない、社員であっても他人であるのだからそこまですることはない、など色んな考えが思い浮かびました。でも、立派になってほしい、稼いでほしいと思いました。

そのあと、現場にて私は彼女に対しとても厳しく接しました。
テレアポで数字が取れないと泣く、みんなと比較して泣く、めそめそしてる彼女に苛立ちも感じました。
同時に何が私にできるのだろうと苦悩もありました。
ですが、とにかく独り立ちしてほしかった、自分で稼いで自立し、一人前の大人になってほしい。その思い一心で、容赦なく厳しい言葉を言い続け接していました。

塩野さん怖い・・!無理・・!と思われたまま私は別の事業部に行き、藤倉さんとの関りはなくなりました。


それから2年後、そんな藤倉さんから
塩野さん、本当におめでとうございます!と言って素敵なチョコレートのプレゼントを頂いたのです。

親心というか、上司心という言葉が正しいかわかりませんがただただ感動しました。
こんなことが、他人に対してできるようになったのね。素晴らしいね。
私、まだまだだ。藤倉さんみたいに成長できていない。情けないな塩野!!
と思いました。


(本人の許可頂いてます。画像が思ったより大きい笑)


藤倉さん、本当にありがとう。


私の20代後半以降の課題は、嫌われることを恐れず甘やかさずその子のためになることを伝えるということでした。

よく、「突き放して崖から落とせ」と上司には言われておりました。でも、嫌われたくないというよりも何かしてあげたくなってしまう、手を差し伸べたくなってしまう、でもそれは自分のエゴであり自己満足でしかない、本当に相手のことを考えているのであれば崖から落として、這い上がる力をつけさせることが大切だということを今実感しています。

そして、崖から落とされた本人は、その時その意味がわからなくても自分という人間を諦めなければ必ず一皮向けた状態で、進化して前進して帰ってくるのだと若林さん藤倉さんを通して学ぶことができました。

このお2人はきっとどこかのタイミングで成長したい、良い人間になりたい、このままではいけない、と気づいた瞬間があったのではないかと思います、気づく人はたくさんいても行動に移せる人はなかなかいません。現状は嫌だ、そんな思いが彼女たちのやる気スイッチを押したのではないかと思います。這い上がる2人に逞しさを感じます。

上司になったからには、「部下に嫌われたくない」と逃げてはいけません。部下と向き合い、指示したり、注意したり、ときには叱ったりすることで今嫌われてもしっかり「教える」ことをしてください。でも、5年後、10年後、将来部下が成長したとき、必ず感謝してくれると思います。

「教える」ことについて触れてきましたが、最後に伝えたいことがあります。冒頭にも話しましたが、「今嫌われても、将来感謝される人になれ」という強い思いがあります。その根本には、部下とは「一生の友達」になれると感じているからです。

上司・部下として教え合えるというのは、非常にまれで貴重な機会。その奇跡を感じて、出会いを大切にしてください。必ずしも一生の友達になれるとは言い切れませんが、一生の友達の候補者であることは間違いありません。「一生の友達」になるために、部下と真剣に向き合って、本当の「教える」を始めてみてください。

今嫌われても、将来感謝される上司になれ
この記事は「 経営者JP 」の企画協力を受けております。  「部下に嫌われたくない。だから、指示を出しづらい......」  「部下と仲良くやりたい。だから、注意しづらい......」  最近、このような悩みを持つ上司が、意外とたくさんいるようです。 コーチング以前の上司の常識 「教え方」の教科書 ...
https://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1209/27/news012.html

私は、日本通信サービスで働く若手のメンバーとは10個くらい歳が離れているので友達までは難しいかもしれません、でも同世代の友達や、家族でもこんなに向き合う経験はないと思うのです。

貴重な体験を毎日させてくれる後輩や、部下、新入社員の方に感謝しなければならない。

私が、上司にたくさん面倒を見てもらったことを次世代に継承してくために何ができるのか日々考えていこう!と改めて思えた私の誕生日でした。


また、更新しますので、ぜひ遊びにいらしてください!!!


宜しくお願い致します!!

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