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【社員インタビュー:分部 将之 (28) 】金融から不動産の世界へ。壮大な夢の実現のために船を漕ぎ続ける経営戦略担当。

横浜国立大学卒業後、新卒で野村證券に入社。証券営業を3年間担当する。その後、2018年、日本ユニストに転職し、現在、経営戦略室 室長を務める。

早速ですが、なぜ新卒で証券会社を選んだのですか?

大学にきていた会社説明会で、一番、目が輝いていたのが野村證券の人だったからです。当時の僕は、漠然と ”1人の男としてかっこいい大人になりたい” と考えていました。金融業界への憧れもあり、大きいお金を扱う金融マンとしても、野村證券に勤める人がとてもかっこよく見えたんです。そうして無事に野村證券に入社し、最初の配属が大阪支店でした。

証券会社への入社が、どのように日本ユニストへの入社に繋がったのでしょうか?

ちょうど4年前、野村證券の営業マンとしてアポをとった事がきっかけで、今村(日本ユニスト代表取締役)と知り合いました。そこからはお取引をするわけでもなく、月1で政治・経済・金融の話をする関係になりました。

月1もお会いしていたんですね!

今村も僕も、政治・経済・金融の話が大好きだったんです。日々、野村證券を通じて様々な社長と面談する中で、今村の年齢(当時30代前半)で政治・経済・金融 全ての分野に興味を持つ社長はあまりいませんでした。僕としてもアウトプットできる場が貴重だったので、定期的にアポをとっては、ひたすら話をしていましたね。そうして3年半ほどそんな関係が続きました。
実は、会うたびに「日本ユニストに来れば?」と言われていたんですが、ずっと断り続けてきたんですよね。

3年も誘い続けるなんて、なんと熱烈なオファー!

はい、それでも断っていたんです。当時の僕は大学も就職も王道を歩んできたつもりだったので、お誘いいただく度に「いやいや、またまたご冗談を〜(笑) 」と濁しては、「よく分からない中小企業に入社するわけ、ないやん」と思っていたんです。今村は冗談でそんなことを言う人ではないので、本気のお誘いだったと思いますが、大企業と比べたら、中小企業は誰も知らないじゃないか、とちょっとネガティブな印象でした。

まさかの、全く興味がなかったのですね。では入社に至った一番のきっかけは何だったのでしょうか?

新卒約3年目のころに “大企業が正解という訳ではない” と気づいたことですね。
それと言うのも、証券会社の営業って未上場企業のオーナーを開拓するんですが、たくさんの中小企業の社長に出会ってお話するうちに、自身の夢を実現させるために懸命かつ自由にビジネスしていると感じるようになりました。だんだんと中小企業も理解できるようになってきて、大企業だけが正解ではないと思うようになったことが、入社の1つのきっかけですね。将来的に叶えたい夢もあり、経営側に立ってビジネスしたいと思ったんです。

つまり大企業にいては、経営側に立てないと思った、ということでしょうか?

はい、近いですね。経営側に立てないわけではないですが、例えば前職なら経営に携わる=役員になることが必要で、一般的な大企業で考えたら50歳前後にならないと無理なんです。それでは僕にとって遅すぎると思いました。

経営側に立つのに30年...、考えただけで遠い道のりですね...!

そうなんです。そんなタイミングで今村から電話がかかってきて、ついに日本ユニストが証券口座を開設することになり、訪問し、手続きをしました。そして出会って3年目にして初めて「日本ユニストって、何をやってるんですか?」と聞きました(笑) それまでは不動産開発をしていることは把握していたのですが、詳細は分からなかったんです。そうして、お話を伺い、純粋に面白そうだなと。そこからはトントン拍子で、働き方や雇用条件を詰めて、日本ユニストに入社することになりました。

今村社長からのアプローチが3年越しに実現したのですね。

はい。ただ前職の退職時に軽い一悶着ありまして。前職の上司から「世間はそんなに甘くない」とか「中小企業に入社しても、幸せにはなれんぞ」と言われ、転職を止められたんです。でも僕は退職すると決めていたので、”喧嘩別れせずに、ちゃんと辞めさせてください” と言って、やっと円満に退職ができました。

大企業からのベンチャー企業への転職。不安はありませんでしたか?

正直不安ではありましたが、実際に日本ユニストに入社して働き始めたら、その不安はものすごく小さなものだったと気づきました。今は、何か決断して一歩踏み出すとき、一時不安に感じることはありますが、案外何とかなるものだと思えるようになっています。

日本ユニストへの入社は、「経営側に立てる」と確信があったからでしょうか?

確信は...ないですね。

ではスバリ、なぜ日本ユニストに決めたのですか?

決め手は今村ですね。今村は、僕が出会ってきた大阪の経営者の中でも特筆すべきところがあると感じたので入社を決めました。例えば、今村は経験を踏まえて穿った見方をするのではなく、常にフラットな視点で物事を解釈します。素直に “日本ユニストでどうやって事業化できるだろうか?” と、事業に対して真剣かつまっすぐな心を持っているところ。人を信じるところ。これらを感じて、これからの時代に柔軟に対応できるだろうと思い、今村について行こう、と決めました。

それでは、いよいよ日本ユニストへの入社ですね。入社してみて、いかがでしたか?

入社1ヶ月で、”うれしい想定外” が起こりました。
僕はもともと経営戦略を担当したいと思っていたのですが、営業を知らずに経営戦略を担当できないと言う判断から、入社時の約束は「3年間は営業担当にコミット」でした。それが、翌月には経営戦略室の室長になっていましたね(笑) ...と言うのも、入社後、営業に回っていたある日、日本ユニストが持っていた物件に海外投資家の買い手が現れたんです。その人とやりとりするためには通訳が必要でした。朝の会議で「英語できる人ー?」と募集があり、僕は “ここで目立っておかないと!” と思い、手を挙げました。そこから、いわゆる営業とは別の動きをするようになりました。空き時間で営業もしていましたが。

同時に、今村から出される経営課題を解いてみては、さばき方を議論したりしていました。そうこうしているうちに、入社当月にも関わらず、今村から「来月、経営戦略室を立ち上げる。室長は分部で。」と言われたんです。

まさかの1ヶ月で経営戦略室 室長に大抜擢。びっくりしましたよね...?

びっくりはしましたが、2年11ヶ月も前倒しでやりたいことが叶ったのでラッキーでした。大手企業では考えられないスピード感と意思決定ですよね。

とは言え、経験した事のない経営戦略担当。どう対処したのですか?

今村から言われたことは「1年で僕の脳をコピーしてくれ」でした。
徹底的に今村と同じレベルで物事を考えられるよう、様々なことをやりましたね。例えば、一緒に英会話教室に行って、僕ら2人と先生と3人でレッスンしたり、今村が通っているボイトレにも、自主的に行ったりしました。僕も個人的に歌が好きだったので、 “いいチャンスや!” と思って(笑) 他には、上場企業の決算内容を分析し、それぞれが何を考えたのか、考える過程はどうだったのかをシェアし、考え方にズレが生じた場合、その原因は何だったのか?なども議論しました。とにかく最初の1年は四六時中、今村と一緒でしたね。

徹底的に今村社長をコピーするとなると、苦労も多かったのではないでしょうか?

その通りですね。
例えば、今村からの指示は、解釈の幅が大きい割に、期限が早く、球数も多い。最初は「これが社長と仕事をすると言うことか」と、程よい頭へのプレッシャーはありましたね。いまもプレッシャーはありますが、最近では様々な研修を受けて、意思疎通の効率化、自身の成長も伴われ、最初に比べれば処理しやすくなっていると感じています。特に、100万部のベストセラーも書かれている野口先生の話し方教室は、とても効果的でした。

あとは、例えば指示がざっくりしていれば、ここが不完全なので教えてください。意味がわからないので説明していただけますか?と直接確認もします。今村にビシバシ YES, NO を言うのが僕の役割でもあると思っています。

対等に物事を言える関係なのですね。

対等と言うわけではなく、間違っていることや理解できないことは解消すべきだと思っているので、全て伝えます。僕が聞けば、今村は冷静に論理的に回答してくれます。その点では、僕の感情が出ちゃった時は反省する時もありますね。

日本ユニストに入社して、何かご自身に変化を感じたことはありますか?

変化は「物事を多角的にみることができるようになったこと」だと思います。例えば同世代かつ前職で同業界の人と話している時に、視野の違いを感じるようになりました。
日本ユニストは現在10名のベンチャー企業で、僕は経営戦略を担当しています。そうするとありとあらゆる様々な情報が入ってきます。一方で、前職のような大企業では基本的に限られた情報しか入ってきません。経営に携わりたいと思って財務情報を見ようとしても、経理になるか役職者、役員にならない限り、叶いません。持っている情報量や質が異なれば、見える景色や考えることも変わってきますよね。僕は日本ユニストに入社して、圧倒的に物事を多角的に見る力がついたと思っています。

自ら環境を変えたからこそ、多角的に物事を見られるようになったのですね。

環境を変えるだけじゃダメです。僕は加えてマネジメントの経験を持つことが大切だと思っています。もし証券会社でマネジメント職につこうとしたら20代では叶いません。その点では、僕は20代でマネジメントも経験させてもらっています。もし日本ユニストに転職していなかったら...と考えると、チャレンジなどせず、現状に満足していたでしょうね。

日本ユニストでやりがいを感じるときは、どのようなタイミングでしょうか?

会社が成長する道筋が見えたときです。
戦略を立てて、実行可能性が少しでも見える。そうして、それが成功する時もありますし、失敗に終わることもありますが、それに向けて大なり小なり前進している時が一番楽しいですね。例えば、現在 日本ユニストは不動産開発のプラットフォームを作ろうとしています。世界初の試みではありますが、私たちならできるんじゃないか。そう思えた瞬間が一番うれしいです。

それではその未来を作る上で、分部さんはどんな人と働きたいですか?

信念や志を持っている人で、日本ユニストでやりたいことがある人と働いていきたいです。特にポイントは、信念や志が本人の中で腑に落ちているかどうか、ですね。面接で見極めます。

最後に、大企業から中小・ベンチャー企業への転職を考えている人にメッセージはありますか?

大企業を大きな戦艦に例えたら、僕らは船長1名、船員10名のボートです。大きな戦艦は安定感もあり、色々なものが保証されています。一方でボートは戦艦と比較にならないほど小さく、その割にめちゃくちゃスピードが速いので、進むのは困難が伴いますし、振り落とされる人もいるんですよね。でも、そこでしがみついて残って、その先に見える世界は格別なんじゃないかなぁ、と思います。

不動産開発と言う意味では、日本ユニストでは一気通貫で様々なことを経験できますし、昇進もしやすい環境です。それをチャンスと捉えることができるのであれば、ぜひ入社して欲しいです。いわゆる大企業に勤めていたら味わえないような、変化を経験できると思います。


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