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採用担当ファイル②:面接を”する”側の学生時代を過ごした元営業マン

「採用チームにこんな人がいます!」が事前にわかった方が、よりWantedly面談に参加しやすいのではないか?
そんな思いから始まった採用チームメンバー紹介記事の第二弾です。
今回は学生時代に”企業人事”として活躍した経験を持ち、2020年の11月より採用チームにジョインした新メンバーにフォーカスを当てました。

▽採用チーム紹介 第1弾はコチラ

採用担当ファイル①:就活に真正面から挑んだ新卒2年目のメンバー | 株式会社MJE
2020年現在MJEの人事部採用課は、新卒採用チーム4名+採用責任者1名の5名体制で業務にあたっています。Wantedlyからご応募いただいた場合、原則この5名のうち1名が面談があたることになります。それであれば、事前に「こんなメンバーがいます」とわかっておいた方が、応募も面談もしやすいですよね? ...
https://www.wantedly.com/companies/mjeinc/post_articles/302080



■プロフィール
前本 貴生(人事部 採用課)
京都府出身。追手門学院大学卒。
大学1年生の時に仲間複数人と共に就活イベントの企画団体を立ち上げ、「アタリマエの就活を変える」ことを目標に活動。MJEには2016年に新卒入社し、営業担当として4年半勤務したのち2020年11月より採用課へ異動。

■Q1:どのような就職活動を行いましたか?

ーーえ!!どういうことでしょうか……

実は大学1回生の時に、先輩や仲間4人で学生企業を行い「RIG'S(リグス)」という就職活動支援団体を立ち上げました。「アタリマエの就活を変える」という目標を掲げて、おしゃれなカフェを会場に就活支援を行ったり、服装自由なくだけた雰囲気の合同説明会を運営したりしていました。

イベントを行うためには、当然企業にも参加いただかなくてはなりません。電話営業で参画企業を探していく内に徐々に評判が広がり、最終的に多くの企業に集まっていただきました。ちなみにMJEは僕が担当していたお客様の1つでした。

なので、就職活動をスタートせずとも、常に企業の情報が入ってくるような状態でした。


ーー今でこそカジュアルな就活の場も増えましたが、当時(2012年頃)でいうとかなり珍しい取り組みですね。はじめたきっかけは何なのでしょうか?

先輩から「前本くん、就活する?」と声をかけられたことがきっかけです。1回生だったので当然あまり就活というものを知らなかったのですが、面白そうだったので「します!」と回答したのを覚えています。

自分自身が就職活動を行うのかな?と思いながら動いていたら、むしろ逆で、「企業の採用活動、学生の就職活動を支援する」ことが役割だったので、気が付いたら面接官を行っていました。でも面白かったですね。


ーーということは、参画企業探し以外のこともされていたのですか?

「RIG'Sに入りたい」と言ってくれる方が多かったので、団体に参加希望の学生の面接も行っていました。カフェにこもって1日6人くらいは面接したのではないでしょうか。


ーー現在の職に就くずっと前にも、採用を行っていたのですね。数多くの企業を見ていた前本さんですが、就活にあたってどのような基準で企業を選びましたか?

いわゆる就活の軸でいうと「人事がどのような人か」で決めていました。

会社の雰囲気・熱量・やっていること……これらは全て人事から伝わります。学生からしたら、人事からの情報を元に自分なりに入社後の姿を想像してその会社に入るかどうか決めるわけですから、このパートを担当している人事が学生に対して手間を惜しまず対応している=会社が採用活動に対して本気だ、と言えます。
人事にどんな人を置いているかによって、会社の意思や姿勢が表れると思ったので、この基準を大切にしていました。

また仕事はどこからか降ってくるわけでもないし、運んでくれるものでもなく、人が動かしているという観点から見ても”ヒト”にこだわることは重要だと思い、軸にしていました。


△当時、企業に対して電話で営業を行っていた時の様子


■Q2:学生時代ほかに力を入れていたことがあれば教えてください

学生団体:RIG'Sのほかに、イベント運営や学生モデルのあっせん、ファッションショーの開催等を行う団体もやっていました。芸能関係の仕事も多かったです。芸能人でいうと山田親太朗さんにゲストに来ていただいたこともありました。
入学前教育プログラム:在学していた追手門学院大学で、AO入試で入学予定の方約500名に向けて、関係性を深めるワークショップや大学生活に関するオリエンテーションを講師として実施しました。
僕と他の学生団体の代表を務める先輩、大学のキャリアセンターとで相談し僕が2回生の年から実施することが決まり、現在もなお実施され続けています。
法廷傍聴:法律系のゼミに進んだので、大阪地裁に毎週通って実際の裁判を傍聴していました。当時は1日約20件の裁判が行われていました。刑事事件・民事事件、様々な裁判が行われていて、裁判は大まかに3つのブロックに分かれているのですが、「新件」・「審理」・「判決」があり大体テレビのニュースで流れるのは最後の「判決」の部分です。僕はそこ以上に判決に至るまでの過程である「審理」をよく見ていました。


ーーかなりアクティブな大学時代ですが、入学前はどのようなことをしようと思っていましたか?

そもそも「高校に入ろう」という気すら正直ありませんでした。というのも当時「社長になりたい」という憧れがあって、事業をやるのであれば早くにビジネスをはじめた方がいいと思っていたからです。
ただ、流石に高校の授業はわかっておいた方がいいというアドバイスもあり高校には進学しました。その後、高校卒業したら働くぞ!と思っていたところ高校のある先生に「社長になりたいなら経営学は学んでおかないと」と念押しされました。
そこで、経営学を学べる&自分が好きな法律の勉強もできる、追手門学院大学の経営学部にAO推薦で進学しました。
ゼミの一環で行っていた法廷傍聴の時間は、元々自分が持っていた「人間ってどうして法律を犯してしまうんだろう」という根源的な疑問に改めて向き合う良い機会でした。
一人の人間がどのような出来事や心情の変化を経て法律違反に至るのか、という過程を目の当たりにでき、非常に刺激的でした。


ーーありがとうございます。法律関係の進路は考えませんでしたか?

すごく興味はあったんですけど、小さいころからずっと部屋で勉強することが苦手で、法律家になるまで勉強している時間がかなりの年数と時間もかかる事から、そちらの道は選びませんでした。

他にやってみたい、興味があることがあったのも理由ですね。多趣味なんです(笑)。


ーーそんな学生時代を経た前本さんですが、今の自分からアドバイスしたいことはありますか?

「向き不向き」で進路を判断することも多いと思うのですが、そうではなく、ほんの些細な「やりたいかやりたくないか」で判断してもいいんじゃないか?ということは、学生の方にお伝えしたいですね。


ーーなぜそう思いますか?

「向き不向き」って先入観が基準の多くを占めているので、経験の幅がまだ狭い10代20代で「営業に向いているかどうか」ってわかりようがないと思っています。

一方でやりたいかどうかは、今までのバックボーンありきで判断することなのでそうそう変わりません。ちょっとしたことでもいいので、何に興味を持っているかや、どうしてもしんどかったこと、大変だけど乗り越えられたこと……これらを元に決めるべきだと僕は考えます。


■Q3:営業時代に大変だったことは?

1年目は上手くいっていたのですが、2年目に入るころからあまり成果が出なくなってきて、丁度その頃は同じ事業部でやっていた同期メンバーが成果を出し始めたタイミングでもあったので、意識しすぎた結果かえって上手くいかない…という時期が1年近く続きました。
また、お客様に電話で提案をしている途中で、「いらないよ」と話を聞いてもらえなくなる事は営業ではあることなのですが、「どうすれば最後まで話を聞いてもらるんだろう」という疑問が徐々に大きくなっていきました。
そこで、「まず興味を持ってくれるお客様を探そう」と思いたち、電話の前・リスト作成の部分の改善を行いました。

当時僕が担当していた事業部は「広告効果のある看板型デザイン自動販売機」を主に取り扱っていたので、最終的には「自動販売機が置けるスペースが有るか無いか」が重要です。
すごく興味はあるけど、そもそも設置場所が無かった……ということになれば、僕たち側も、何よりお客様側も大きく時間をロスしてしまいますし、実際そのような商談もありました。
そこで、僕は提案先リストを作る際にGoogleマップを見て「自動販売機が設置できるかどうか」を先に判断していました。
その結果、作成したリストから、多い時だと15件に1件くらいのペースで営業訪問のお約束をいただけるようになりました。通常は50~60件に1件くらいなので、大きく精度が向上したと言えます。

僕自身の成果として、3年目の半年間で歴代最高の販売台数を記録することができましたし、他のメンバーも僕のリストから取引が決まったりしたので、チーム全体の営業成績にも貢献しました。


▽前本さんが取り扱っていた「bordstation(ボードステーション)」にまつわる話はこちらでもお読みいただけます。

決めたことをやり切る難しさと素晴らしさ:2020年上半期新人王インタビュー | 株式会社MJE
先日、2020年上半期の営業成績優秀者および、非営業部門にて良い影響を与えた社員を称えるための社内報特別号を発行いたしました。各受賞者のインタビューが掲載される中、特に注目を集めていたのが上半期新人賞。今回は、圧倒的な成果を残した2020年入社(新卒8期生)のITS事業部所属※の新人王へのインタビューを、Wantedly用に再編集してお届けします。 ...
https://www.wantedly.com/companies/mjeinc/post_articles/297697


ーー営業は成果が出るまでが大変だと思うのですが、苦しい時期を乗り越える秘訣はありますか?

秘訣、というよりは、そもそも社会人になる前から「働く上でしんどいことは絶対にある」と思っていました。楽しいことはあったとしてもほんの少しだと捉えていたので「しんどいことが多くて辞めたい」みたいなことは考えなかったです。

同時に、しんどい中に「しんどいけどおもろい」ことだってたくさんあります。むしろしんどいことに出会ったら「新しいおもろいことに出会えるぞ!」って思ってました。逆に(笑)。


ーーそう考えるようになったきっかけは?

これも、RIG'Sでの経験です。スケジュール的に非常にハードだったので、そこで大きく鍛えられました。

例えばイベントを行うとなったら、集客をする必要があります。僕たちは大学の授業が終わった後に他の大学……立命館大学、同志社大学、龍谷大学などに出向いてチケットの手売りをしていました。
あとは授業を一緒に受けている隣の席の子に声をかけたり、学生食堂でごはんを食べながら目の前の人にチケットを売ったり……とにかく多くの学生に話をしました。

上記にプラスして企業への営業や学生の面接があったので、寝てない日も多かったですし一時期はひどいもの忘れに悩まされました。


ーーその時は辛く思いませんでしたか?

精神的に辛いとは全く感じなかったですね。自分が「やりたい!」と言ってはじめたことでもありますし、チケットを買ってもらえた時とか、この活動で始めて出会って仲良くなる子がいたりとか……そうした「しんどい中の幸せ」をいっぱい見つけられるようになったのは間違いなくこの時のおかげです。

先ほど「なぜ法律関係の道に進まなかったのか?」と聞かれた時に「他にやってみたいことがあった」と言ったのですが、RIG'Sの活動に夢中になっていたことも理由の一つでした。
事業を通じて学生、それから企業が喜んでいる姿を目の当たりにした時に「自分のやりがいってこれやな」と気付いたことを覚えています。


△当時使用していたノートより、広報スケジュール



□大学在学時の縁は、今なお継続中

ーー大学での各種活動時に出会った方とは、今でも交流があるのですか。

めちゃめちゃありますよ!RIG'Sの時に一緒にやってたメンバーやその時出会った友達はもちろん、その時お客様だった企業の方とも、今でも近況報告をしています。
また、入学前教育プログラムの時にお世話になった先生方にも凄く良くしてもらっています。ずっと毎日放送のテレビ番組「ちちんぷいぷい」に出演されていた石田先生には先日結婚祝いをいただきましたし、元ガンバ大阪代表取締役社長の金森先生に弊社の社長を紹介した結果、特別授業の実施※へと繋がりました。まだまだ大学への恩返しは足りていないです。

※……追手門学院大学の特別授業として、MJE代表の大知による「起業家セミナー」を2017年~2019年の3年間連続で開講した。

大学でのさまざまな活動を通じて抱いた「将来的に採用・教育の領域で仕事をしたい」という想いについて、周りの人たちにずーっと話をしてきました。
なので、2020年の11月より人事部に異動することになった時も本当にたくさんの方から「よかったね」という応援のメッセージが届きました。


ーー周囲からも応援されてるなんて素敵です。今後採用担当として実現したいことはありますか?

今はまだまだ名の知れていないベンチャー企業ですが、採用の取り組みを通じて、社会的に影響力のある企業になっていきたいですね。学生の方から、僕たちのことを見つけてもらえるようになったら理想的です。

あとは、採用チームで何かしらの価値を提供し、マネタイズできるプロジェクトを作れたらとも思います。自分たちの活動費を自分たちでまかないながら採用活動ができたら……より一層会社に貢献できるチームにこれからしていきたいです。


ーー一緒に頑張っていきたいです。本日はありがとうございました!

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