マイクロアド:事業拡大につき法務メンバーを募集!〜 スペシャリストでありつつ、社内のインフラとして価値を提供する 〜
こんにちは、マイクロアド広報グループの井野口です。
現在、マイクロアドでは事業拡大に伴い法務グループで一緒に働いてくれる仲間を募集しています。
今後、会社のフェーズも変わる中で、裁量を持った法務実務経験も詰めますし、仕組みづくりに関与していただける環境です。また、コロナ以前より全社のIT化を推進していることもあり、リーガルテックの活用など業務フローの改善も積極的に進めています。
今回は、法務の責任者である小松に、これまでのキャリアから実際の仕事、1日のスケジュールなどなどいろいろお話を聞いてみました!是非、ご一読ください。
小松 真 管理・人事本部 法務グループ シニアマネージャー
2014年マイクロアドへ入社後、法務部門の組織化、DX化を推進。
これまでのキャリアとマイクロアドへ入社された経緯を教えてください
新卒での就職活動はせずロースクールに入学して司法試験に何度か挑戦したのち、携帯キャリアの公式サービス向けに、デコメ、着うたなどの各種コンテンツを提供するIT系上場企業へ入社しました。
そこで5年ほど勤務する間に、世の中のモバイルデバイスがガラケーからスマホへ転換し、東日本大地震が起きたことで本社が福岡へ移転するなど、業態変更に加え自身の取り巻く環境が大きく変わっていきました。
その後、東京に戻る形で2014年にマイクロアドへ。
私の入社時の採用要件は、親会社のサイバーエージェントの法務グループに頼っていたマイクロアドの法務部門を独り立ちさせ、組織化するというものでした。
法務としての組織作りをしていきたいという思いをもっていたため、上記業務内容に魅力を感じ入社に至りました。
入社されてから現在までのミッションに変化はありましたか?
私が入社するまでは総務と兼務で法務業務を担っている方がおり、ゼロから法務部門を立ち上げるということではなかったのですが、親会社へ頼っていた分、スピーディな対応ができなかったり、現場メンバーとの距離があるため、うまく意思疎通ができていないなど、課題になっていた点がいくつかあったかと思います。
上記課題の改善のため、まずは現場メンバーからの問い合わせへのレスポンスを早くし、日々のルーティーン業務をスムーズに回す、現場メンバーとのコミュニケーションをとり、これまでよりも法務を身近に感じてもらう、などが最初のミッションでした。
現在はメンバーも増え3名体制なので、それらは当然の土台として対応しつつ、チームとして今後のさまざまな事業拡大に耐えられる法務組織を作っていく、というフェーズです。
私が1人でやっていたことを皆でできるようにして、属人化しないように組織化していく。
そこが今のミッションですね。
マイクロアドは海外事業や新規事業も多く、取引の種類が多い=法律知識も多岐にわたると思いますが苦労した点などはありますか?
そうですね、これは考え方なんですけど、”割り切る” というか。
海外と日本の法令を同じレベルでチェックしてリスクヘッジするとか、まだ扱ったことのない新しい事業に対して、今まで慣れ親しんだ法律と同じレベルでチェックするとか、そういうことを勉強して準備するのも必要だと思うのですが、もうそこはできないものだと考えて、分からないことがあれば顧問弁護士や親会社の方に頼るなど、分かる人に投げる、というように割り切っています。
どこまでいっても100点を目指すとキリがないので、どの程度のリスクがあるか把握ができて、そのリスクが許容できるかどうかの判断をするための最低限の情報があればいい、というように自分の中でハードルを下げています。
多数の事業を支える上で意識している点はありますか?
情報ができるだけ入ってきやすいようにしないといけないと思っています。
法務側が知らないうちにどこかの部署で新規事業が始めていたりすると、最低限のチェックも難しい場合があるので、事業部の動きをできるだけ掴めるよう、日頃から信頼を得るのはもちろんのこと、各ビジネスの理解やキーパーソンを掴んでおくなど、情報を押さえることは意識していますね。
事業部によっては月1もしくは隔週で定例ミーティングもしています。
マイクロアドの法務部に向いていそうな人物像はありますか?
バックオフィスの規模に対して、会社が展開している海外事業や新規事業が多いので、完璧主義じゃない人、割り切れる人、そしてそれらを決断できる人が合うかと思います。
自分の中で納得いくまでいつまでも調べ続けたり考えたりして、結論がなかなか出せない人だと難しいと思います。事業部はそこまで待ってくれないですし。ある程度、自分の中で割り切りができて、いざとなったらここはリスクが生じるけど、これぐらいのリスクならしょうがないよね、という感じで判断できる人の方が向いていると思います。
あとは、大企業の法務だと領域ごとに担当が分かれていたりとか、周辺の総務や経理部門などと明確に職域が分かれていると思うのですが、マイクロアドはそうではないので、自分の仕事の範囲を決めつけずに、ある程度柔軟に対応できる人でしょうか。
いろんな経験をしたいと自ら手を挙げれば、自分の仕事として巻き取ることも可能です。
そのほかだと、マイクロアドはコロナ前は社内交流会や飲み会も多かったですし、社員の平均年齢も30歳程度と若く、活気がある人も多いです(笑)。人付き合いが苦手でそういう集まりがあるたびに憂鬱になる人というよりは、そういう場所で多くのメンバーとコミュニケーションができて、現場から情報を吸い上げられる人だといいなと思いますね。
個人的にはどんな方と働きたいですか?
個人的には、私とタイプが違う人がいいですね。あと、楽天的な人がいいです。
タイプが違うという話でいうと、事業部のメンバーとの間にも相性があると思うので、法務の中で誰にまず相談をするかといった時に、違うタイプの方がいれば、いろんな人から相談が上がってきやすいかなと思っています。
小松さん自身、どこにやりがいを感じていますか?
マイクロアドは全体的にいい人が多いのと、役員陣もそうですが、意見を尊重してくれるというか、法務の存在意義みたいなところを認識してくれているので、アドバイスや提案を聞いてくれるし、やりたいことを言えば協力的だなと思います。
社内の法務としてのプレゼンスを感じているというか、働きがいがあると思っています。
マイクロアドのいいところとは?
会社全体として、ITを利用した効率化を推進していますので、生産性の低い作業やフローをさせられることもなく、リーガルテック等のツールも、提案すれば導入しやすいです。
開発部門のメンバーも協力的なので、連携して法務のDX化を進めてもらっています。
例えば、取引先との契約の有無や与信などの情報について、今までは現場メンバーからの問い合わせに対して都度こちらで調べて返事をしていたものを、botで自動的に返してくれるような開発をしてもらいました。その他にも色々と対応してもらっています。
効率化させたい案件の相談をすると、部署を超えて一緒に考えてくれる環境があります。
会社の拡大を見据えて、法務グループをどうしていきたいですか?
会社の事業スピードについていき、まずインフラとして当然に安定的に稼働をする、そこが最低限の果たすべきところだと思っています。
そこに加えて、各自がプロフェッショナル、スペシャリストとしての意識を持ち、通常のルーティンを回すだけでなく、社内で何かしらの領域でNo. 1にならないといけないかなと思います。
あとは今後法務グループの規模が大きくなっても、できる限り事業部に近い法務でありたいですね。人数が多くなってオフィスやフロアが分かれたとしても、メンバーが相談しやすいように、顔が見える状態にしたい。
法務への正式な問い合わせがあって初めて情報をキャッチするような関係だと、マイクロアドの新規事業のスピードについていけないので、自然と事前に情報が集まってくる状態を作り、先回りした対応がとれるようにしたいです。
1日のスケジュール例
・ 9:30 出社
・10:00 朝会、昨日のタスクの共有と今日の確認等
・10:15 通常業務
契約書作成・確認、法律リサーチ等
・12:00 昼休憩
・13:00 通常業務
稟議チェック、契約書の原本手配等
・15:00 各種MTG(1〜2時間ほど)
・17:00 非定型業務
・20:00 帰宅