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価値があるのに埋もれている商品やサービスを世の中に広めたい

森 光平 Kohei Mori
株式会社メタップス データマネジメントグループ マネジャー

大学卒業後はホスピタリティ業界にて営業に従事。史上最速で四半期MVPを獲得後、学生時代からの目標であったアメリカでビジネスを学ぶために渡米、UCSDのBusiness Management Program修了。その後、サンディエゴにあるデジタルマーケティングコンサルティングのスタートアップでマーケターとして従事し、帰国後の2017年にメタップス入社。

広告代理店とはまた違う、クライアントと共に「地図を描く」仕事。

- 現在の業務を教えてください。
大きく二つの業務を担当してます。一つは、主にアプリを製作しているクライアント様のマーケティングコンサルタントです。当社が持つ「MetapsAnalytics(メタップスアナリティクス)」という分析ツールから取れるデータをもとに、クライアント様のユーザーを増やすためにはどのようなマーケティング戦略を立てればいいのか、その増やしたユーザーが離脱しないためにはどのような仕掛けを設計すればいいのか、改善策を考えて提案しています。

- 広告代理店とはまた別ですか?
そうですね。役割が違うと思っています。代理店様の場合は、クライアント様の具体的なマーケティング施策のプランニング・実行が仕事です。我々は、プロダクトの方向性やマーケティングの全体戦略からコンサルティングとして入っています。

- つまり、森さんはより上流から関わっているということですね。
上流であるとかは余り意識しませんが、クライアントのマーケターにより近い立場で仕事をしています。そもそも、我々が入り込んでいる企業は、当社の分析ツールを導入して下さっているクライアント様のみです。つまり、毎日・毎分・毎秒、ユーザーデータを把握・分析できるので、それをもとに「地図を描く」ところから入っているのが根本的に違うところですね。

- なるほど。二つ目の業務は何でしょうか?
いまお話した「MetapsAnalytics(メタップスアナリティクス)」という自社プロダクトのマーケターです。こちらはコンサルタントではなく、マーケティング戦略を立てた後の実行も全て自ら行います。リスティング広告やSEOなどのオンラインの基本的なプロモーションから認知度を拡大するためのセミナー活動など幅広く動いています。

- コンサルティングで貯めた知見をアウトプットできるのは良いですね。
まさに仰る通りで、コンサルティング業務では、様々なクライアント様のアプリやWEBサービスのユーザー動向を見て、色んな角度から試行錯誤することにより知見を貯めることができます。それを自ら具体策に落とし込んで仮説検証できるのは面白いですし、自分の成長に繋がると感じています。もちろん、大変ですが。(笑)

モチベーションの源泉は「反骨精神」

- そもそもメタップスにはどのような経緯で入られたんですか?
メタップスに入社する前は、アメリカのサンディエゴに留学してデジタルマーケティングを勉強していました。その後、現地のスタートアップで実際にマーケティング業務を経験させて頂き、帰国してすぐにメタップスに入社しました。ヘッドハンターの方に、会社名を指定してお願いしたんです。

- なぜメタップスを指名されたんですか?
基本的に、「理想の自分」にならざるを得ない環境に身を置けば、自分の成長を加速できると信じています。今回だと、マーケターとして成長するために、業務難易度が高く、扱うマーケット自体が急成長している環境に身を置きたいと思い、メタップスを指名しました。

- 人間は環境に依存する生き物だと。
おっしゃる通りです。業務難易度は先ほどお話した通り、大量かつ高速でインプット/アプトプット両方が経験できるからです。扱うマーケットの成長性でいうと、当時からスマホ市場が伸長していたので、WEBよりもアプリに強いメタップスでマーケティングに携われば、より多くの経験が積めると確信していました。実際、受注金額が億単位のプロジェクトも担当させて頂いておりますし、分析するユーザー数も圧倒的な規模です。

- アメリカへの渡米も「自分に適した環境」を探した結果なんでしょうか?
「自分に適した」よりも「身の丈に合わない」の方が近いかもしれません。背伸びしないといけないような環境を無理やり創り出すことで、悔しさや焦り、一種の反骨精神を生み出して自分を成長させているイメージです。

- たしか渡米時は英語も苦手だったんですよね?
はい、恥ずかしながら全く話せない状況でした。英語とマーケティングを同時にキャッチアップしなければならない環境で必死にもがいてました。その後でお世話になったスタートアップも、日本人が一人もいない環境をあえて選んで仕事をしていました。はじめはミーティングに出ても何を言っているのか理解するので精一杯でした。(笑)

昔から、地頭や運動神経がずば抜けていた訳ではなく、スポーツや勉強など何をしても最初は人並みになれないタイプだったんです。でもその反面、「周りの人間より劣っている」という感覚が大嫌いで、見返したいという気持ちは強かったです。だから、人並み、もしくは人より出来るようになるにはそれ相応の努力をしないといけなかった。そこでの成功体験があるからこそ、今でも意識的に自分が劣っている環境に身を置くようにしています。「悔しさ」を創り出すためにまずは手の届かない環境に身を置く。身を置いてしまえばあとは努力するだけなので。これが私の勝ちパターンなんだと思います。自分のモチベーションの源泉は「反骨精神」なんだと。

価値があるのに埋もれている商品やサービスを世の中に広めたい

- マーケティングにはいつから興味があったんですか?
言語化されていない漠然とした記憶も含めると、幼少期からですね。実は、私の祖父が起業家、父がまた別の企業の経営者なんです。東京の下町出身なので親友の父親も町工場を営んでますし、売れていない在庫商品が山積みになっている光景を小さい頃から何度も見てきました。その度に、「こだわりを持ってモノづくりをしているけれど、伝えきれていない生産者のジレンマ」を肌で感じていました。これがマーケティングに興味を持った原体験です。

- 特に中小企業はマーケティングに割く予算もリソースもノウハウも限られてますからね。
仰る通りです。世の中には良いものを作っているのに売れていない、マーケットに評価されていない、そもそも伝えられていない、届けられていない、知られていないプロダクトがたくさんあると思うんです。私は世の中の不道理が嫌いです。だから、この問題をどうすれば解決できるのか、価値があるのに埋もれている商品やサービスをどうすれば世の中に広めることができるのか。ここに大きな使命感を持っています。それがお世話になった方々への恩返しにもなると思っています。

- マーケターとして仕事をする上で、大切にしていることは何ですか?
「一流の消費者である」ことです。「一流のサービスが出来る人は一流のサービスを受けたことがある人」、これは新卒で入社した会社で教わったのですが、今でもこの感覚は大切にしています。つまり、消費者として一流の経験をしていないと、供給者として一流になれないんですよね。

マーケターは消費者とプロダクトの懸け橋役だと思うんです。プロダクトの強みや競合関係を熟知するのは当たり前なんですけど、それと同時に、消費者のことを誰よりも理解することが必要です。これがないと、プロダクトの魅力をわかりやすく伝えることが出来ないので。だから、自分が消費者として、一流のものからそうでないものを経験する事でその判別をつけれるようになるのが重要。

すごい基本的なことなんですが、ここが一番差がつくポイントだと思っているので、実際に消費者としてプロダクトを使ってみたり、他のプロダクトと比較して何が違うのか、自分はどう感じるのかを常に考えるようにしています。

- そもそも森さんは日頃から「相手目線」のコミュニケーションスタイルですよね。何か意識されていることはありますか?
ありがとうございます。そうですね、どうすれば相手にポジティブな影響を与えることができるか、というのは常に考えていますね。でもそんな大きなことはしていないです。人のことを名前で呼ぶ、初対面で人と会った時にはその人の美点を探す、会社や人の愚痴・噂を言わないなどですね。

- たしかに、森さんの口からネガティブな発言を聞いたことがないですね。
言わないように意識していますね、というより関心がないのかもしれません。あと、人と会うときに絶対に行かない「場」を自分の中で三つ決めてます。一つは「会社の愚痴を言う場」、二つ目は「人の悪口を言う場」、三つ目は「過去の栄光を語る場」です。少しも生産性がないですから。

ただ、今一緒に働いているメンバーは意識しなくてもネガティブな発言をする方はいないと思います。

- どのようなメンバーが多いですか?
そうですね、私が感覚を大切にしたいタイプというのもあるのですが、ロジカルな方が多い印象です。話をしていても、背景整理のスピードと的確さのレベルが高いというか、前提条件のすり合わせが上手い。話していて非常に勉強になります。

- では最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
「想い」を持っている人ですね。「何をしたい」「何を成し遂げたい」と自分の言葉で伝えられる人は魅力的です。言葉は言霊なので、本当にしたいことなのかが明確に伝わってきます。自分の言葉で語れる人は、実体験や読んだ本、接した人など色んな価値観に触れてきてると思うので。

- その想いを実現するための「場」として、メタップスを選んで欲しいということですね。森さん、ありがとうございました!
緊張したー!(笑)

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