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コードを書いて終わりではなく、プロダクトの成功までコミットしたい。

起業やGREEでの大規模開発、大学の非常勤講師を経て見つけた挑戦の場

ー新卒の時は何をされていたんですか?

大学の時からフリーエンジニアとして仕事をしており、その時の繋がりで5名程度のシステム開発会社に新卒で入社しました。アパレル業界の上場企業向けのECサイトをスクラッチ開発から担当したり、オフショアを立ち上げたりと、システム開発の上流と下流、ビジネスサイドも含めて色々な経験をさせて頂きました。

ーその後、起業も経験されたんですよね?

はい。「コンシューマ向けのサービスを開発することによって人々の生活をより良くしたい」という思いが強くなり、27歳の時に大学の先輩が経営する会社にリードエンジニアとして参画し、スクラッチからシステムの開発を経験しました。当初想定していたほどユーザが増える訳では無かったので、ビジネスが軌道に乗ったタイミングでGREEに転職しました。結局その会社は転職直後に数十億円で買収されました。

ーなぜGREEに転職を決めたんですか?

エンジニアとして、より大規模なサービスの開発に携わりたかったというのもありますが、当時注目されていた「ソーシャルゲーム」に対して、「ユーザが熱狂するサービスをどのように企画して、大量なユーザのトラフィックをどのように処理しているのか」という、ビジネス側面と技術側面に興味を持っていたからです。

ー思い描いていた仕事はできましたか?

そうですね。第一線となるようなソーシャルゲームプロダクトの開発や運用を担当させて頂きましたし、マネジメントの経験も積むこともできました。その時は、社外活動ですが、研究会で論文を書いて発表を行ったり、大学で非常勤講師として学生に教えたり、多方面で仕事が広がっていき、ベンチャーから成長を遂げた企業で働くことによって、小さい会社では簡単に得られない機会や職務があり、退屈することはありませんでした。



ーエンジニアの枠から飛び出している印象ですが、元々興味があったんですか?

次世代人材の育成には前から興味はありました。自分がこれまで経験してきた中で蓄えてきたノウハウを継承したり、同じ過ちを犯さないで欲しいという想いが強くあったので。インプットもしつつ、アウトプットも出来るだけ行っています。例えば、GREE Engineers’ Blogで、はてブ2300付いた時はとても嬉しかったです。

ーそんな中、次なる挑戦の場として選んだのが「メタップス」。その経緯を教えて下さい。

プロダクト開発の第一線で、スピード感を持って仕事をしていきたいという想いが強かったので、ベンチャー企業を中心に転職活動をしていました。メタップスを知ったのは、知人経由で紹介されたのがきっかけです。

ーメタップスの何に惹かれたんですか?

まず第一にプロダクトですね。今まさに私が携わっている「SPIKE」という決済サービスがそうです。簡単に説明すると、決済手数料が無料でWEB上のどこでもオンライン決済ができるようになるサービスで、いちユーザとして素直に「これ使いたい!」と思っていました。それを面談時に話したところ、「興味あるなら作る?」と声を掛けてもらいました。

ー佐藤社長の影響も大きかったとか?

そうですね。一般的な起業家や社長に多いのは、VISIONを描いて語ることは得意だけど、それを実現するために必要な各マイルストーンを設定し、実行していくための計画が曖昧だったり、楽観的な見積もりを前提にした内容が多いパターンです。しかし、弊社の佐藤はAndroidの中間マージンゼロのリワード広告を仕掛けたり、新しい仕組みを出して当事者として業界を盛り上げていたので、話をしていて面白いなと思っていました。それに、短期的なお金儲けではなく、心の底から理想的な社会を創り出そう、世の中を良くしようとする「ピュア」な姿勢に強く惹かれましたね。

プロダクト開発の中で見えてきた大企業とのタイアップ

ー2014年に入社をされてから、基本的には「SPIKE」に携わってきたんですか?

はい。入社直後から「SPIKE」の開発を行い、3か月で初期リリースまでこぎ着けました。それから1年ちょっとは機能開発や運用に携わってきました。


ー取扱高やアカウント数も右肩上がりで伸びていますよね。今も担当されているんですか?

はい。SPIKEを運用しながら、2016年の冬頃からは、メタップスが新たに業務提携した大手ガス会社の日本瓦斯(以下ニチガス)との共同案件をメインに担当しています。元々はニチガス側から「決済に絡めて、何かできないか?」というお話を頂いたのがきっかけで。そこで、当時流行っていたbotを活用すれば面白いサービスができると思って提案した所、気に入ってくれてトントン拍子で話が進み、稼働している状況です。

ーこういう大手企業とベンチャー企業が組むケースって多いんですか?

相当レアケースだと思います。一般的に、大手企業がシステム開発を依頼するのはSIerが多いです。大企業の立場になって考えてみると、ベンチャーや中小企業とは様々な理由で組み辛いと思います。しかし、実際の所は、今回のケースのように大手企業がベンチャー企業と組む社会的意義は大きいと思います。

一緒に働きたいのは「自律」している人

ー色々な会社で働いてきた松倉さんからみて、メタップスはどんな会社ですか?

「結果」をちゃんと見てくれる会社だと思います。日本企業って独特の文化があるじゃないですか。上司がいると帰り辛いとか、長時間労働を良しとするような。そういうことに囚われず、パフォーマンスを見て判断してくれるのはありがたいと感じています。

ーどのような人がメタップスに合っていると思いますか?

弊社は上場していますが、目標とするところがとても大きいので、社風はベンチャーです。よって、専門技術だけでなく、ビジネス側まで入っていってプロダクトの成功までコミットできる人にはぴったりだと思います。メタップスのエンジニアは少数精鋭なので、一人あたりの業務範囲が広く、職種関係無く人と接する機会が多い。経営層や営業担当者から新規プロダクトの話がきて、その場でディスカッションが始まる、というのが日常茶飯事です。

当たり前ですけど、スキルの高さも重要です。そのためにも社内で定期的に勉強会を開催しています。軸足はシステム開発という専門技術に置きつつ、コミュニケーション能力やビジネス理解にも視野を広げていくことで自分は成長していきたいと思っていますし、そういう人と働きたいですね。一言で表すと、「自律」できる人が欲しいと思っています。

大切なことは、自分の書いたコードがいかに社会に対して大きな影響を与えるか

ーこれから注力しようと考えていることを教えて下さい。

短期的なところでは、業界的にも新しいニチガスとの協業ビジネスを大きくしていきたいと考えています。実際に当事者として関わっていて、大手企業とベンチャー企業がコラボレーションすることで生み出される相乗効果に大きな価値があると感じているので。

ー松倉さんは一貫してモチベーションが高いですね。

エンジニアにとっては、自分が書いたコードが社会やユーザに対して与える影響を最大化させることが重要だと思っているので。メタップスではそれが実現できる環境があるので楽しく働けていると思います。

実は、今まさに動いているもので新しい取り組みもあるので、この取り組みの効果をいかに最大化するのか、そのために自分がどのように貢献していくのか、考えるだけでもワクワクしています。

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