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酒の席での忘れ物防止には“店選び”が重要!? 脳科学者に聞いた「酔っぱらうと忘れ物をするワケ」

酔って忘れ物をしてしまったこと、ありませんか? ラボ研究員へのアンケート調査では、お酒が入ると“忘れ物をしやすくなる”と感じている人が多くいました。

なぜ、アルコールが入ると忘れ物をしてしまうのか。ラボ研究員の忘れ物エピソードや、居酒屋への実態調査の結果を踏まえて、その疑問を日本を代表する脳科学の先生にぶつけてみました!

酔っ払い「忘れ物をするのは記憶がなくなるから。しゃーない」

実際に、酔っぱらい達はどんな物を失くしてしまうのか。お酒好きのラボ研究員に、“お酒に飲まれて失くした物”を聞いてみました。

西田:
酔えるなら何でも飲む。嫌な仕事の前日は酒量が増えるダメ人間。酒グセが悪い(らしい)が、憶えてないから気にしていない。

宿木:
大のワイン好き。特別な日はアブサンがご褒美。楽しい飲み会の翌日は生まれたての子鹿のように記憶が飛ぶ。

文:
体力が続く限り朝まで呑めるタイプ。記憶は滅多に失くさない。ハイボールと日本酒が好き。

文:
2人ともお酒はよく飲む方だけど、酔っ払って忘れ物をしたことはある?
宿木・西田:
ある!!!(同時)
文:
即答!(笑) 何を忘れたことがある?
西田:
僕はバッグを丸ごと2回失くしたことがある。スマホも財布もなくて、目が覚めたら知らないコインランドリーで寝てた。
文:
それは完全にダメなやつ……。
宿木:
私は飲みに行くと3回に1回ぐらい忘れ物をするんだよね。
文:
2人とも重症だ……。よく失くすものってある?
宿木:
アクセサリー、鍵、携帯、財布……持ち歩くものは一通り忘れたことがあるかも。今だから話せるけれど、昔会社の鍵を失くしたときは焦ったなー。
西田:
それは焦る。
宿木:
落としたことに気づいたときはどうしても見つからなくて。上司に相談したら「鍵を全部替えなければいけないから、100万円ぐらいかかるだろう」と言われて、めっちゃ焦った
文:
結局見つかったの?
宿木:
4時間ぐらい必死に探して、やっと見つかった! 結局、四軒目に行ったバーの人が預かってくれてたの。

酔っ払って忘れ物を頻繁にする2人に共通していたのは、お酒を呑むとよく記憶を失くすタイプということでした。忘れ物と記憶を失くすことには、何か因果関係があるのでしょうか。

より多くの実例を求めて、都内の居酒屋で実態調査をしてみました!

居酒屋女将「記憶を失くさなくても、忘れ物はするみたい」

↑ 開店前にお邪魔したため、店内はまかない用に作られた「野菜炒め」のほんのり香ばしい香りが漂っていました……!

お邪魔したのは、東京・初台にある大衆割烹「えびす」。早い時間帯からカウンターが常連で埋まる、地元民からの支持が熱いお店です。夕方17時から朝方の4時まで営業していることもあり、深酒をして忘れ物をしてしまうお客さんも多いのだとか。

↑ 保管されていた実際の忘れ物の数々。サングラスやネクタイなど、身に着ける物から水筒、漫画までバラエティに富んでいました。

忘れ物の発生頻度は、毎日。ダントツで多い忘れ物が、スマホと煙草。雨の日は傘、冬はマフラーなどの防寒具と、気候や季節によって忘れ物も変化するようです。

女将さんの話によると、忘れ物をするのは若い男性が圧倒的に多いとのこと。酔っ払うと記憶を失くしてしまうタイプの人が多いか聞いてみたところ、「そういうイメージはあまりない」と、意外な答えが返ってきました。

どうやら、酔っ払うと記憶を失くす=忘れ物をしやすいタイプはイコールではない様子。お酒と忘れ物の関係性について深まった疑問を、日本を代表する脳科学の先生にぶつけてみました。

脳科学者「初めて訪れるお店では“忘れ物”をしやすくなる」

酔っ払うとなぜ忘れ物をしてしまうのか? ──疑問に答えてくれるのは、人の身体と脳の働きを研究している、柿木隆介(かきぎ・りゅうすけ)先生。

▲柿木隆介(かきぎ・りゅうすけ)自然科学研究機構 生理学研究所教授。テレビ、雑誌などの各種メディアで脳科学の啓蒙に力を注ぐ。著書に『記憶力の脳科学』(大和書房)、『どうでもいいことで悩まない技術』(文響社)などがある。

──酔っ払うと忘れ物をしてしまうのはなぜなのでしょうか?

柿木隆介 先生(以下、柿木):記憶の保存を司る“海馬”という脳の機能が低下することで、忘れ物が引き起こされます。お酒を飲む環境によっても、違いが出てくるんですよ

──どういうことでしょうか?

柿木:馴染みのお店と初めて訪れるお店では、後者の方が忘れ物をする可能性が極めて高くなります。

海馬には、新たな“短期記憶”を“長期記憶”に変える役割があるのですが、アルコールを摂取すると、その機能が正常に働かなくなってしまいます。

初めて訪れるお店では「自分の持ち物を置いた場所」を、一時的な“短期記憶”から、いつでも必要な時に引き出せる“長期記憶“に変えて記憶する必要があります。そのため、海馬の機能が鈍ると、長期記憶が形成されなくなってしまうのです。

逆に何度も行ったことのあるお店の場合は、過去に「その店に物を置いた記憶」が“長期記憶”として脳に固定されているため、酔っ払っていても忘れずに持って帰ることが出来ます。

──なるほど。ちなみにラボ研究員へのアンケートでは、酔っ払うと記憶を失くす=忘れ物をよくしてしまう人がイコールだったのですが、何か関係性があったりしますか?

柿木:忘れ物をするメカニズムは誰でも一緒です。記憶を失くすタイプの人は“しっかりしてない”から、忘れ物をするだけです(笑)

酔っ払って記憶を失くす・失くさない人の違いは、自分自身のアルコールの適量を知っているかどうか。何杯飲むと記憶を失くすのか、一緒に飲みに行く人に目安を教えてもらうと、忘れ物を含めて、お酒の失敗が減るかもしれません。

酔っ払って忘れ物をするのは、記憶を司る“海馬”の機能の低下が原因でした

お酒の席で頻繁に忘れ物をしてしまう人は、初めてのお店に行かないことが得策ですが、現実ではなかなか難しい部分もあります。

持ち物に名前や連絡先を書いたり、シール型の紛失防止タグ「MAMORIO FUDA」を貼って、万が一に備えて対策しておくと安心です。


(取材協力:葉石かおり)
(取材協力店舗:大衆割烹「えびす」)

大衆割烹「えびす」
【住所】東京都渋谷区本町2丁目14-2
【営業時間】17:00〜翌4:00
【定休日】水曜日


MAMORIOラボ「酒の席での忘れ物防止には“店選び”が重要!? 脳科学者に聞いた「酔っぱらうと忘れ物をするワケ」」より

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