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価値を生み出す人材を育てるために。株式会社ログラスはValueを策定しました!

プランニング・クラウド「Loglass」を提供する株式会社ログラス。

この度、Valueを策定しました。策定までにかかった期間は8か月。
悩みに悩んで、納得のいくValueが出来上がりました。

Valueを作った背景とは?込めた想いとは?代表の布川さんに語っていただきました。

ベンチャーの今だからこそ必要なValueを

――まずは新しく策定したValueを教えてください。

ログラスでは、3つのValueを掲げています。


1つ目は、Feed forward。フィードバックと時間軸が真逆の概念です。

フィードバックとは、過去に起こった事象に対して「○○していたほうがよかった、○○はうまくできていた」と伝えること。いわゆる振り返りです。しかしスタートアップのフェーズにおいて「過去」はしっかりと振り返りはしますが、所詮は過ぎ去ったことであり、重要性は低いです。

ログラスとしては、むしろ「未来」こそが重要なのです。

※他人を称賛するKAMI会の様子

だからこそ、Feed forward、すなわち今この瞬間はよくても、将来を見据えたときに改善すべきことを伝えることをValueとして掲げました。将来を考えてのFeed forwardをしようとすれば、正直言いづらいこともあります。しかし、相手の将来のために、組織全体のために必要なアドバイスであればオープンに伝える。それがFeed forwardというValueです。

Feed forwardには改善を提案することだけでなく、「称賛する」ことも含まれています。称賛するのも意識しなければなかなかできません。両面を大事にしています。

また、ここまでは与える側としてのFeed forwardについて語っていますが、受ける側としての姿勢も非常に重視しています。弊社投資家のALL STAR SAAS FUNDの前田ヒロ氏も言っていますが、スタートアップフェーズにおいては「素直さ」「アンラーニングできること」が何よりも大事であり、「前職では○○だったので、変えたほうがよい」といったナレッジ・ベースのコミュニケーションは全く価値がないと考えています。あらゆる環境の変化や状態を受容し、新しい価値を生み出せる才能を求めています。

2つ目は、But we go。このValueには2つの意味が込められています。

まず、今ここにある目の前の事象を決して誤魔化さずに厳しくシビアに捉える。一方で、将来についてはうまくいくだろうと強く確信し続けることです。

これはジム・コリンズ『ビジョナリーカンパニー2』のストックデールの逆説を基にしています。ベトナム戦争時に捕虜として7年間拷問を受けながらも生き延びたストックデール将軍によると、亡くなってしまった仲間は楽観主義者だったと言います。「次のクリスマスには解放される」「復活祭までの辛抱だ」のように、淡い期待を抱いてしまうといつまでたっても解放されない苦しみに耐えられなくて、ある日死んでしまうのです。

一方でストックデール将軍は、今この瞬間は厳しい状況であることを認識しつつ、将来については絶対に出られるという確信を持っていました。今この瞬間に常にどうすべきかを考え続けたのです。

スタートアップはお金も人材リソースもなく、常に逆境の状態にあります。まさに捕虜になっている時のストックデール将軍と同じ状態です。逆境を克服して偉大な企業になるため、今は大変だけれども将来は絶対大丈夫だという二面性を持ったマインドセットが非常に重要だと考えます。

過度な楽観は身を滅ぼすことを理解し、常に謙虚であり、常に成功を確信したタフな組織にこそ真の栄光がもたらされる。創業期から変わらないマインドであり、常に維持したいものでもあります。

3つ目は、LTV first。LTVとは、Life Time Value(生涯顧客価値)のことです。
SaaSを提供する企業として、お客様志向で長期的に顧客生涯価値を最大化することを第一にします。

最も分かりやすい話で言えば、例えばビジネスにおいて製品を「売りたい」という場面を想像してみて下さい。時には私たちが「この会社様にLoglassは必要ない」と考えていても、お客様側が「Loglassを導入したい」と言ってくださる商談もあります。このときに安易に導入を許容してしまえば、真にお客様のためにはなりません。目先の利益を捨てて、導入を見送って頂くコミュニケーションをすることもあります。

LTVというと、ただのSaaSのKPIのように考えられる方もいらっしゃるかと思いますが、実際には全ての意思決定はLTVに寄与しているかどうかが判断材料となります。

例えば、最近ログラスではフロントエンドのFWをReactに全て移管しているのですが、目先の利益を考えると絶対にできない意思決定です。
https://www.wantedly.com/companies/loglass/post_articles/331280

しかし、経営者として、5年後にお客様が笑っている選択肢は?と考えた時に、答えは明確でした。
今でもこの意思決定は正しかったと思っています。現にエンジニア採用が劇的に前に進むようになりましたし、この記事も非常に沢山の方にシェアされました。

――具体的にValueを実践している例はありますか?

Feed forwardについては、日常的に見られます。Slackなどで枕詞として「これはFeed forwardだけど」なんて言い方もしていますね。褒めることに関しても、Slackでピアボーナスを渡せる「HeyTaco!」を使用し、Valueを体現した行動を称賛するカルチャーを醸成しています。



But we goはよくありますね。

たとえばログラスでは、採用においてまず業務委託や副業から始めるようにしています。スキルフィットよりもカルチャーフィットを大事にしているため、候補者様と弊社でお互いに見極める期間を作っているのです。中には、スキル的には本当に欲しい人材だけど、カルチャーが合わないから採用を見送ったこともありました。今この瞬間は採用した方が楽だけれども、将来的には採用しない方がレバレッジが効くという考えです。カルチャーを築き上げるのは難しく、崩壊するのは一瞬です。これは同時に、お客様の最大価値のためでもあるので、LTV firstも体現しています。


Missionに到達するための行動指針

――この3つのValueを策定した背景を教えてください。

ログラスはMissionとして「テクノロジーで、経営をアップデートする。」、Product Visionとして「全ての企業に最高の経営管理体験を。」を掲げていますが、会社のVisionはありません。今、Missionである理想と現実に大きなギャップがある状態です。このギャップを埋めるために、日々どんな行動をすれば評価されるのか?を行動指針として示したいと、Value策定に乗り出しました。

同時進行でカルチャーの明文化も進めました。まず、社員全員で「うちはこんなところがいいよね」「ここは変わったほうがいいよね」とブレスト。率直な意見を言い合いました。議論では、「PDCAを回さないことは悪である」、メルカリ社が掲げる「Go Bold」、SmartHR社が掲げる「ワイルドサイドを歩こう」のようなチャレンジを推奨するValueを入れることも話題に上がりました。

初めてのブレストから8か月経ち、ようやく3つのValueを定めました。アイディアはメンバー全員で出しましたが、最終決定は経営陣で下しました。これには理由があります。Valueは、会社の成功やMissionの達成に近づくことが目的、すなわち行動規範であり、評価軸です。安易に全員で納得するよりも経営側でMission達成から逆算して決めるものだと考えました。

個人的にBut we goは気に入っていますね。難しいValueですが、スタートアップというものを良く体現しているValueだと思います。そもそもスタートアップにおいて、まず継続して10年事業をやり続けることが難しい。2年くらいで潰れてしまう会社がほとんどですから。

僕自身は昔から悲観的な人間で「これで本当にいいのかな」「もっとやらなきゃ」と思考するタイプですが、中には甘くなってしまう人もいると思います。妥協を覆し続けることを会社のカルチャーにしていくことが大事です。今この瞬間の成長を喜び続けて伸びていく会社もあるかもしれませんが、ログラスは「今は目指す将来に比べれば大したことないよね」「見ないふりをしている問題はないだろうか?」と言い続けて伸びる会社でありたいと強く思っています。


世界に影響力を持つ会社へ

――Valueが浸透した先にある未来について教えてください。

ログラスが事業として実現したい社会は、Mission「テクノロジーで、経営をアップデートする。」を達成し、全世界100兆ドルの企業価値をさらに引き上げ、会社経営の羅針盤としてログラスがガイドになり続ける世界です。

一方で、コミットして頂いているメンバーには、ログラスに留まらない新しい価値を生み出せる人材になってほしいと考えています。

僕はリクルートやソフトバンク、PayPalみたいな会社を作りたいと考えているんです。これらの会社は、会社の中から新しい事業が生まれたり、強いテクノロジーを持つ事業を買収して価値を新たに付け加えたり、卒業した人たちが別の会社の経営者として世界に新しい価値を届けたりしています。価値を生み出す人材を輩出する会社として、ログラスを成長させ、卒業生が新しい世界で全く違う価値を生み出す社会のエンジンになりたいと強く考えています。

また、これはログラスを創業した理由でもありますが、僕は人の人生ってとても短いと考えています。長くて100年、アクティブに動ける時間にすれば60年~70年です。みなさんの今の年齢を引き算すれば、残り時間を本当に僅かではないでしょうか?

僕自身がこういった考え方に行き着いた背景として、中高生の時に親友をがんで亡くしたり、恩師が交通事故で亡くなったり、祖父が亡くなったり、子どものときに身近な人の死をたくさん経験したことがあげられます。当時、幼いながら「短い人生の中でやれることは限られている」ことを強く実感しましたし、全力で生きていない人を見ると尊敬できなくなる、そんな子どもにどんどん変化していったことを覚えています。

だからこそ、何かを成し遂げたいと考えている人をエンパワーメントできる会社でありたいと思いますし、何かを成したいと強く願う人こそログラスへジョインして欲しいです。成し遂げたい内容がログラスとイコールでなくてもいいです。「ログラスのMissionに共感しました!」そんな人はこの世に0.001%もいないはずであり、ジョイン後から共感してくれたら十分だと思っています。

何者かになりたい、全力で生きたい、社会に大きなインパクトを与えたい。

そんな強い想いさえあれば、ウェルカムです。

社名のログラスは、スペイン語のLograr(達成する)と英語のGlass(見通す)が由来です。資本主義社会において、1つの会社、1つの事業でできることは限られています。しかしその事業の中で、会社の信用を培っていけば、より大きな投資をすることができます。今は直接タッチできない世界への影響度をどれだけ大きくできるか、それが僕が人生で掲げているMissionです。

そして、それはログラスの会社としても表の目的である「経営のアップデート」、裏の目的としての「新たな価値を生み出すマフィア的組織の構築」を両輪で回すことによって達成されます。

今回のValueは、そんな最高の世界に到達するための武器です。
今日もまた、一歩一歩ではありますが、ログラスは前に進んで行きます。

ーー布川さん、ありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?

もし少しでもログラスにご興味持っていただきましたらぜひエントリーください!

Loglass Job Board:https://job.loglass.jp/

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