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夢にも仕事にも全力で挑む。この選択を正解にしてみせる。

2016年12月。FIFAクラブワールドカップ準決勝で、日本の鹿島アントラーズが南米代表のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)を破ることになる2時間ほど前、僕は1人の学生と面接をしていました。彼の名前は大柿拓馬。今回の主人公です。

長身でがっしりとした体格。日に焼けた姿。白い歯がこぼれる爽やかな笑顔。堂々とした受け答え。(これは只者ではないな…)と思い、「なんでそんなに爽やかで、しっかりしてるの?」と尋ねると彼は笑顔で答えました。

「審判ですから!」


<PLOFILE>

明治大・総合数理学部卒業後、2018年4月LOCUSに新卒入社。幼少期の頃からサッカーをはじめ、高校生のときに審判員の資格(3級)を取得。大学生活もほぼ全て審判としての活動に捧げ、現在も高校生や大学生の試合を中心に審判を務めている(現在は2級審判員)。社内ではプロデュース局にて企画営業〜制作・納品まで一貫して携わるポジションで活躍。将来の夢は1級審判員として世界の舞台に立つこと。


LOCUSとの出会いの経緯からお聞かせください。

社会人になってからも審判としての活動は続けたかったので「土日休み」という条件はマストで、あとは当時自分の中で「動画が熱い」と思っていたので動画関連の会社を探していました。そして「動画 制作」で検索して上位にヒットしたLOCUSに応募した、という感じです。

現実的な選択肢としては「バイトをしながら審判中心の生活を送る」「大学職員や施設職員など拘束時間がある程度読みやすい仕事に就いて審判を続ける」というのもあったんですが、いろんな先輩方にも相談したところ「仕事は仕事で自分が夢中になって打ち込めるものを見つけたほうが良い」という意見が多く、個人的にもそれが最も自分らしいと思ったので就活はちゃんとしようと思っていました。もちろん、それが一番ハードな選択だとは理解していましたが。

実際に入ってからはどうでしたか?

やっぱり最初はキツかったですね。周囲も自分がやってきたこと、やりたいと思っていることを完全に理解してくれているわけではないですし、何より自分に出来ない・分からないことが多いので一つひとつの仕事にも必要以上に時間がかかってしまったりで。ただ、そういう状況もある程度は覚悟していたので「1年目はしょうがない」と腹を括って、とにかく1日でも早く仕事を覚えて色々コントロールできるようになろうと考えました。

そもそも、なぜ審判をやり始めたんですか?

小さい頃は「いつかサッカー選手になれたら」なんて思ってたんですが、そういうのって大きくなるにつれて薄々気付くじゃないですか。周りにはこんなすごい奴らがうじゃうじゃいるんだ…たぶん自分はプロとして活躍するのは難しいだろうな…って。それでも、サッカーはすごく大好きだった。だからサッカーから離れるとかは考えられなくて。

そんな時、ふと思ったんです。「審判としてなら、もしかしたら世界の舞台に立てる可能性があるかもしれない」って。少なくとも、選手としてよりは可能性があるんじゃないかと。それで高校生の時に3級審判員の資格をとったんです。そこからですね。

ハマっちゃったんですね。

はい。同じフィールドなのに、プレイヤーと審判ではサッカーの見方がガラっと変わるんです。まあ、当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが。ただ、面白さというよりもむしろその厳しさ・難しさにハマったんだと思います。正直、最初は「簡単に出来るんじゃないか」と少し舐めてた部分がありました。でも、いざ審判の世界に入ってみると、そこにはとてもシビアな競争の世界があったんです。1試合を無事に終わらせるためには日々の勉強や研修、トレーニングなどが欠かせず、試合中も「アセッサー」と呼ばれるインスタラクターが審判を評価しており、その評価の累計で階級が上がるかどうかも決まります。

今、全国に2級審判員は3,600名ほどおり、1級は約230名。その1級の中でも国際Aマッチで笛を吹けるのは10人程度です。僕の場合は、まず1級に上がるための試験を受けないといけないんですが、その受験資格を得るために2級の中でも更に細分化されている階級を上げていく必要があります。本当に、まだまだ遠い道のりです。

本当に狭き門なんですね。それでもチャレンジする理由は?

根本は「サッカーが好きだから」だと思います。そしてやっぱり「楽しいから」ですね。あとは「サッカー審判員のステータスを上げたい」という思いもあります。欧州とかでは審判って尊敬・憧れの対象なんですよ。かたや日本ではまだまだ低く見られがちと言うか、社会的にもそこまで評価の高いポジションではないと思うんです。よほど大きなミスジャッジとかがない限り注目されることも少ないですし。そこを少しずつでも変えていけたらいいなと思っています。

「理想の審判像」を挙げるとしたら?

試合が終わった後に、勝ったチームからも負けたチームからも感謝される審判ですかね。時には難しい、厳しいジャッジをしないといけない中で、それでも終わった時には「あなたのレフェリングのおかげで良い試合になった」とお礼を言われるような。やっぱりそこに審判としてのやりがい・感動があるので。

そのためには90分間の試合中、常に「正しい判断」をし続けないといけません。そして「信用」を積み重ねていく。「この審判なら大丈夫だな」「この審判のジャッジは信頼できるな」と。それがガチっとハマるとゲームの流れ・テンポも良くなったりして。ただ、その信用が崩れ去るのも一瞬です。たった1回の誤った対応や判断が、ゲームそのものを壊してしまいかねない。だからこそ審判には毅然とした態度、公平・正確なジャッジ、全ての支えとなるフィジカルなど多くのものが必要で、難しいけど楽しいんです。

職業病みたいなものってあるんですか?

そうですね…人のことをよく観察するようになった気がします。空気を読む、に近いっちゃ近いんですかね。LOCUSの仕事の中でも、クライアントやクリエイターさんとの関わりの中で「この人はこういう性格・傾向があるから、こういう風に接したほうが上手く事が進みそうだ」とか「ちょっとカッカしてるみたいだから、ここはこういうコミュニケーションで熱を冷まそう」とか。なんか嫌ですね(笑)。コイツいつもそんなこと考えながら接してたのかよ!審判目線で!?とか思われないですかね(笑)。

あとはやっぱりサッカーの見方ですかね。普段は純粋にゲームを楽しみたいのでなるべく審判の動きは追わないように意識はするんですが、どうしても審判目線で見ちゃう時はありますね。今のはファールかファールじゃないかとか、なぜこういうジャッジをしたのかとか。選手よりも最終的に審判に感情移入しちゃったりして。試合が荒れて、サポーターが審判に野次を飛ばしたりしているのを見ると、自分もすごく辛くなったりします。

入社してから一番印象に残ってる仕事は?

1年目の秋に携わった金融系クライアントのプロモーション案件です。自分が初めて企画段階からがっつり入りこんでコンペに勝った、しかも金額も大きな仕事で。撮影のロケ地選定からキャストのオーディション、エキストラ募集、小道具の用意など、他の案件も複数動いている中で無事に撮影を完了させるのは本当に大変でした。でも同時にとても刺激的で、この仕事を機に心底「この仕事は楽しい!」と思えるようになりました。

最後に、LOCUSに入って良かったと思いますか?

はい。としか言えないですよね(笑)。でも本当に、LOCUSを選んで正解だったと思ってます。2年目になりようやく仕事をコントロールして時間を有意義に使えるようになってきましたし、何より僕の夢を理解し、応援してくれる仲間や先輩がいる。業務が立て込んでくるとどうしても日々のトレーニングは疎かになったりしてしまいますが、そこは自分の仕事におけるスキルや精度・効率を上げていくことで何とか両立して「仕事で高いパフォーマンスを発揮しながらでも、夢を追いかけられるんだ」「こういう働き方もできるんだ」っていうことを証明したいと思っています。


「審判ですから!」

そう明るく答えてくれた彼が、面談開始から30分ほどが経った頃から何やらそわそわし始めました。理由を聞くと、いかにもサッカー小僧っぽい笑顔で「今、クラブW杯の準決勝が始まったなと思って…」と本音を漏らしました。

「確かに!面接とかしてる場合じゃねーな!今すぐ下の階にある居酒屋に観に行こう!!」

決して僕が鹿島ファンだったからとか単に酒を飲みたかったからではなく、「彼ならきっと大丈夫だろう」という確信が持てていたからです。

いつか世界の舞台で彼が笛を吹ける日が来た時も「LOCUSに入って良かった」と思ってくれたら。そして、そんな彼の夢を応援してあげられる、そんな会社でありたい。そうしていきたいと思いました。

あの日からもうすぐ3年。彼は今も夢に向かって前進しています。



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