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【Holmes わたしの履歴書 Vol.14】広報を通じて契約課題を自分ごと化する、本質的価値への再定義に挑むワケ

Holmesを代表する社員が、半生を語るコラム『Holmes わたしの履歴書』。登場する社員は、セールス・エンジニア・デザイナー・バックオフィス等の多岐にわたります。
それぞれの分野で後世に残る仕事を成し遂げようと日々奮闘するHolmes社員。彼ら彼女らが自らの言葉で語る努力や想い。読めばきっとあなたに役立つ何かが得られるはずです。

Holmes わたしの履歴書 Vol.14

ーープロフィール

■楢崎 美和(ならさき みわ)
職種:広報
趣味:ストリートダンス、ジャズ喫茶巡り、一人映画

幼少期に肌で感じたシリコンバレーの衝撃。そして性別への違和感に苦しんだ学生時代とその暗闇に光を照らしたダンスとの出会い。

私は小学生の頃、父の転勤でアメリカのシリコンバレーに住んでいました。当時は、それこそスティーブ・ジョブズがAppleに戻ってきて再びイノベーションの盛り上がりを見せていた頃で、現地校のタイピングの授業で最新のiMacを使わせてもらっていたりなど、今思えば贅沢な環境にいました。中でも鮮明に覚えているのは、1998年にリリースされたGoogle検索。調べたいものがすぐ出てくるあの衝撃が日本に帰っても忘れられず、「あの検索の世界をもっと知りたい」と思い、新卒では検索広告を扱うWEB広告業界に飛び込む理由にもなりました。

そんな米国での学生時代を過ごした私ですが、小学生の頃からずっと、性別に関する違和感をずっと抱えて生きてきました。好きなものを好きと言えない苦しみ、ありたい自分でいられない辛さ。愛のある家庭で育ち、恵まれた学校生活を過ごしてきましたが、家族や友達からの愛や友情を感じれば感じるほど、「本当の私を知ったらみんな去っていくのだろう」と思い込み、常に心のどこかで人と一定の距離を作ってきました。救いようのない悩みに、声を押し殺して泣く日々も経験しました。

そんな私の心を救ったのは、クラスメイトと一緒に入ったダンス部の活動。ダンスをしている間は、ありのままの自分になれる。性別なんて関係ない。決して賞を獲るなどの大それたことはしていませんが、中高大とずっと続け、今でも踊るくらい、ダンスは私にはなくてはならない「自由」の象徴です。

社会の当事者としての自覚と、日本の制度のあり方を変えたいという想い。

高校の頃、性の悩みにスポットライトを当てたドラマが流行りました。ここで「私と同じような人は世の中にいるんだ」と救われた気持ちになる一方、それが世の中では一種の「症状」として扱われていることにショックを受けました。法学部に入り、憲法などを学んでいく中でも、自分達の存在は「ないもの」として扱われている。その状況に、なんとも言えないもどかしさを感じていました。

そんなある日、性転換手術をした区議会議員の方の講演を大学で聞きました。当時はまだLGBTQという言葉が日本には浸透していない時期でしたが、彼女は既存の制度を変えていくために必死に活動していて、とても憧れました。政治という側面で変えていこうとしている人がいる中で、自分には何ができるだろうか。この頃から、社会の当事者として「方法はわからないけど自分も何か日本で出来ることはあるんじゃないか」と思うようになりました。

「世の中から紛争裁判をなくす」不毛な争いをせず、権利をしっかり守りたい。自身の想いとリンクする“志”との出会い。

Holmesとの出会いは、運命的でした。まずは、遡ること2年前。一貫して広告畑でキャリアを積んできた私は、仕事にマンネリ感を感じ、キャリアの方向性に悩んでいました。ある日マネージャーに「海外事業を立ち上げるんだけど一緒にやらない?」とランチに誘われ、加わることにしました。そこにジョインしてまもない頃のシンガポール出張で、契約のクラウドサービスの存在を知りました。広告営業時代、契約書がなかなか戻ってこないもどかしさを実感していたこともあり、クラウド上で楽に契約書を取り交わせる状況に爽快感を覚えました。それと同時に感じたのは、「契約書のやりとりをラクにすれば、もっと条文やルールそのものに目を向けるようになるんじゃないか?」という発見。それ以来、契約サービスそのものに高い関心を向けるようになりました。

帰国後、様々な契約サービスを調べていく中で、ひときわ目に付いたのがHolmesでした。出会った頃のHolmesは、リリースほやほやの段階で、ぜひ使ってみたいと思っていたので会員登録もしていました。Holmesを他のサービスと比べていく中でまず驚いたのは、機能更新の速さ。「相当な数のエンジニアがいるんだろう」と思いCEO笹原のブログを見るとどうやら少なそう...。そんな謎めいた組織になおさら関心が湧いたことを覚えています。そして何より共感したのは、「紛争裁判をなくしたい」という笹原の想い。これを知った時、「デモなどの不毛な争いはしたくない。でも権利はしっかり守っていきたい」という自身の想いとリンクしました。現行の制度や条文と「戦う」ことを選ぶ前に、守るべきものを守ろうという平和的解決の考え。気づけばブログを読み返し、笹原の熱い想いに引き込まれていきました。

契約の価値を”再定義”することから関われる。急成長スタートアップならではの面白さ。

2019年1月からHolmesにジョインしてやっと半年経ったところなので、まだ勉強不足のことばかりですが、Holmesのサービスには本当に奥深さを感じます。

一般的に、契約のクラウドサービスと聞くと「契約書を電子化して、すぐ締結して、法務のコストを減らせるアレだよね」というイメージが強いと思います。ですが、契約業務は法務だけの仕事ではないのです。営業も開発も経理も人事も、その他誰しもが仕事の過程で契約書に関わったことはあると思います。それに、日本は紙の商習慣を今でも大事にしています。電子契約を本当の意味で浸透させるには、紙の契約書と共存できる仕組み作りなど、企業1社1社の組織構造や文化に配慮することが必要です。

Holmesはその意味で「リーガルテック」や「電子契約」という既存の市場にそのままサービスを当てはめて語ることをしていません。その背景には、契約業務がクラウド化されることの本当の価値はまだこの市場では言語化されていないからだと考えています。

ヒトを雇用するのも、モノを製造するのも、カネを調達するのも、全て契約で成り立っています。これは、契約書をどうにかする話でなく、契約書の集合体である「契約」そのものをビジネスの流れに沿って最適に進めていけば企業が自ずと発展することを意味しています。この世界観をよりわかりやすく表現すべく、現在は広報PRとして「経営を強くする為の契約マネジメントシステム」としての発信を推進しています。新しい価値を「再定義」することは、レガシーな分野に挑むスタートアップだからこそ挑戦できる仕事だと思っています。

契約という存在をより「自分ごと化」していきたい。社会のルールもそれでこそ変化していく。

広報の仕事の本質は「人々にとってどっちでもいいことを自分ごと化すること」だと思っています。

契約業務とは不思議なもので、始めから終わりまで全体の流れを全て見ているビジネスパーソンは基本的に誰もいません。様々な職種にパスされるからこそ、自分には大して関係のないものと見られがちです。ですが、ビジネスを進めるに当たって、どんな職種の方もみんな契約に関わります。だからこそビジネスパーソン一人一人にとって、契約を「自分ごと化」してあげることは大事なんです。

Holmesで私が実現したいことは、契約という存在を社会にとってより「有機的」なものに変えていくことです。Holmesを通して「契約のやりとりをスムーズ」にしたら、自然と、契約の中身を見る時間が増え、契約が「自分ごと化」し、守りたい権利に目を向けるようになります。そうすると、人は自然と日々の生活の中における社会のルールにも関心を向けるようになると思うんです。

最後に、Holmesのカルチャーには「承認文化」というものがあります。これは、メンバーの成果や頑張ったことをしっかり「承認」するということ。私が広報としてできることは、日々活躍している素敵なメンバーたちに「承認する、承認される舞台」を用意することだと思っています。もちろん、Holmesの未来のメンバーにもその舞台はご用意します。これから、Holmesのサービスの魅力も、メンバーの魅力も発信していきますので、どうかこれからのHolmesを温かく見守っていてください!

(写真撮影: 株式会社Holmes デザイナー 越川七海)

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