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【北海道大学北村教授に訊く】就職活動における「留学生と企業間の課題と、今後のより良い在り方」とは?

こんにちは、Loco Partners 新卒採用担当の好美です!

本日は、「本気の留学生採用」の企画のきっかけにもなった、北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院 の北村倫夫教授に、留学生の就活事情についてインタビューをさせていただきました。

留学生は一体どうやって就活をしているのか、どうすれば企業と学生がよりwin-winにマッチングできるのかなど、キャリア支援委員会の委員長を務め、キャリアコンサルタントの資格をお持ちでもある北村教授の立場から、様々なことを教えていただきました!


好美:
早速ですが、留学生の就活事情について伺わせてください。
貴大学/大学院の留学生のうち、実際に日本企業への就職を希望している学生と、そのうちそれが実現している学生はどのぐらいの割合なのでしょうか。

北村教授: 
北海道大学全体の外国人留学生在籍数は1,851人おり(2017年5月1日時点)、このうち2018年度は476人が卒業しました。日本企業への就職希望者の割合はわからないのですが、実際に就職した留学生は185人となっています。

私が教えている国際広報メディア・観光学院の外国人留学生在籍数(修士課程)は、70~80人程度で、毎年30数名が卒業(修了)しています。外国人留学生の就職率(就職希望者数に対する就職者数の比率)は、2016、17年は、約85%程度でした。留学生の就職者の多くは日本企業へ就職しています。一方で、日本での就職を諦め母国へ帰国し、その後に本国で就職する学生も少なからずいます。ただし、本学院ではその数字を正確には把握しておらず、上記の就職率にも含まれません。

好美:
ありがとうございます。文部科学省の調査によると、日本国内に就職を希望する外国人留学生(大学、大学院修了者)は全体の64%ほどであると言われています。
仮にその数字を当てはめるとすると、実際に日本国内に就職できた人数はその1/2程度と推定できますが、何か留学生特有の課題があるのでしょうか?

北村教授:
日本企業に就職できた場合でも、もちろん、全ての外国人留学生が希望通りの企業に就職できたということではありません。本学院では、何社にもチャレンジし、本学院の専攻領域である広報、メディア、観光とは異なる分野の企業に、ようやく就職できたという学生もたくさんいます。ただし、これは外国人留学生だからということではなく、日本人学生の就活状況も全く同じではないでしょうか。今の時代、非常に希少な言語(母国語)を操れるなどの一部の例を除いて、外国人留学生が日本企業(本社)の採用の際に、特別扱いされるということはほとんど無いと思います。私の知り得る限りでは、大手企業が日本本社で採用する場合、日本人学生と留学生を同じ土俵に乗せ、平等に能力や適性を評価するというのが現状です。

一方で、このことは、外国人留学生にとって、日本での就職が非常に厳しくなっていることを意味します。日本人学生と競争するわけですから、相当に高いレベルの日本語運用能力が求められます。特に、面接が重視されるため、日本語を話す能力において、日本人と同等とは言わないまでも、できるだけそれに近い会話力が、就活の際に(もちろん、本業務においても)必要とされています。

本学院の外国人留学生は、母国の大学学部での専攻が日本語学科である場合が多く、日本語による学院授業は問題なくこなしますが、就活となると話は別で、相当苦戦するケースが多くなっているような印象を持っています。

好美:
ありがとうございます。希望通りに就職活動を終えられていないこと自体は日本人学生と大差ない部分ではありつつ、国籍関係なくフラットにジャッジされるからこそ、語学力というのが改めて大きな壁となってしまう現状があるのですね。
逆に、留学生にとって魅力や安心感を感じる会社の受け入れ体制や、カルチャーはありますでしょうか?

北村教授: 
本学院の外国人留学生から、日本企業を選択する基準として最近よく指摘されるのは、「外国人を受け入れる体制と企業文化がしっかりと根付いていること」という点です。かなりセンシティブな領域の話となりますが、留学生にとって、当該企業において、「外国人に対する差別があるかどうか」、「そもそも歓迎されているのか否か」といった点がかなりの関心事となっています。日本企業のダイバーシティの遅れが各方面で指摘されていますが、その点を外国人留学生は特に敏感に感じ取っていると私は思います。

また、企業文化のアピールとして、「日本の文化や伝統を強調するのではなく、インターナショナルな考え方を示すべき」と言う留学生もいます。これは、“日本企業における真の国際化とは何か”という古くて新しい議論に通じる点ですが、これから日本企業を就職先として選択しようと考えている外国人留学生の意見だからこそ、日本企業の弱点の本質をついているような気がします。

逆に言うと、優秀な外国人留学生を採用したいと考える企業は、日本的な良さではなく、世界に通じる企業理念や文化を持っていることをアピールすべき、ということになります。

好美:
ありがとうございます。
受け入れ体制やウェルカムな企業文化、またそこの発信というのは、まだまだ多くの企業にポテンシャルがありそうな部分ですね。

さて、留学生を採用したいと思っている企業の関心ごととして、「留学生はどこで企業を探しているの?」「どうしたら彼らリーチできるの?」ということがあると思います。
実際のところ、外国人留学生は、就活の情報をどこでキャッチすることが多いのでしょうか。

北村教授: 
本学院は、外国人留学生の割合が高い(直近では7割)こともあり、学生の就活支援に力を入れています。キャリア支援委員会(私はその委員長を務めています)という公式機関を設置し、学生に対する就活情報提供やガイダンス開催等を組織的に行っています。それ以外の、留学生にとっての直接的情報源は、北大キャリアセンター留学生専門就活支援企業就活メディア(マイナビ等)、卒業生・知人からの情報ネット上の留学生同士の口コミ情報などです。

特に、同上委員会は、在東京の留学生専門就活支援企業や就活メディア企業と密接な連携関係を持ち、最新情報の提供や講師派遣を受けており、東京から遠いというハンディを背負った留学生への就活支援を強化しています。

その背景には、「文系大学院(修士・博士課程)の外国人留学生」の日本における就活の実態や留意点に関する、最新かつ正確な情報を入手することが極めて難しい(特に地方では)という現実があります。

一方、とても嬉しいことですが、最近、本学院の外国人留学生が、道内外のさまざまな企業からインターンシップや採用にご指名されるケースが増えています。そうしたオファーが来た場合には、同委員会より留学生に対して、紹介告知をおこなっています。

好美:
ありがとうございます。地方と都心でどうしても発生してしまう情報格差というものが、就活の情報収拾源やチャネルの違いにも繋がっていそうですね。
企業担当者からすると、ターゲットとなるエリアや大学によって、採用広報の発信チャネルの明確な検討、場合によっては大学機関との密接な連携が必要になりそうです。

最後に、外国人留学生を採用したいと思っている企業と、実際に就職したいと思っている学生のマッチングを、より活性化するため、企業に期待することがあれば教えてください。

北村教授: 
就活マッチングの成功率を高めるためには、留学生と企業の双方が「互いにもっと相手のことを知る」ことが、何はともあれ、最も重要なことであると思います。たとえば、本学院の外国人留学生は、世界的に知名度の高い日本企業の名しかほとんど知りません。日本の優秀な中堅・中小企業については、残念ながら、全く知識や情報を持っていないと言ってよいでしょう。留学生にとっては、「知らない=不安である」ことから、中堅・中小企業が就職先のプライオリティとして高い位置に来ることは無いのが現状です。

一方で、企業側も就活で接触する以前に、文系大学院の外国人留学生が、どういう意識・能力・属性を持つかについては、(私の知り得る限りでは)ほとんど正確な知識・情報を持ち合わせていません。

これらの現実が意味するのは、「お互いに損をしている」、すなわち、大きな「機会損失」が発生していることに他なりません。留学生にとって輝いて働ける企業はたくさんあり、企業にとって日本人学生より優秀な留学生はたくさんいる、という極めてシンプルなことを、まずは、お互いに気づく必要があると思います。

そのために企業がやるべきことは、①外国人留学生を明確に想定した、インターンシッププログラムやリクルーティング(採用)のプランをつくること、②それを持って留学生の在籍数の多い学部・学科、大学院の就職活動担当の教員へ接触し、企業側の具体的ニーズを伝え、大学側の留学生についての状況説明に耳を傾けること、ではないでしょうか。

好美:
なるほど。特に弊社のようなベンチャー企業は、まだまだ会社認知が低い現状があります。本気で優秀な留学生を採用しようと思うのであれば、企業の魅力を伝えるだけの受け皿を用意し、大学側とも密に連携を取ってみると、可能性が相当広がりそうですね。

終わりに

いかがだったでしょうか。
改めて、インタビューに応じてくださった北村先生、非常に貴重なお話を、本当にありがとうございました。

どんどんボーダーレスになっていく令和の時代において、もっともっと、留学生と企業がwin-winにマッチングしていける社会が広がっていくために、Loco Partnersとしてもどんどん情報をお伝えしていきたいと思います!



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