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【イベントレポート】和歌山県・中野BCと考える「クラフト酒の存在意義とは」

こんにちは、KURANDの採用チームです。

KURANDの会社の様子を知ってもらいたく、社内イベントを紹介します。KURANDでは、商品を一緒に製造してくださるパートナー酒蔵をオフィスに招き、新しいビジョンの浸透や深堀りをする場を「ビジョンドウィズ」と称し、毎月ディスカッションを交わしています。


第4回の「ビジョンドウィズ」にお越しいただいたのは、クラフト酒のオンライン酒屋「クランド」で販売する天然梅酒「mume」やヴィンテージ梅酒「UMESHU THE AMBER」、プレミアムサワーベースなど30種類以上の商品を開発いただいています、中野BCさん(和歌山県海南市)です。

今回は営業本部フード・マテリアル事業部より、湯川隆介さん、仲原瑞希さんお2人にお越しいただきました。クランドとの酒造りやクランドのお酒の存在意義について伺いましたので、その一部始終をご紹介します。

研究を積み重ねて完成した人気商品たち

中野BCは小規模な酒蔵としては珍しい「研究所」を所有する酒蔵です。お酒の研究を担当するのはたった2名。この研究所に何度もご協力をいただき、いくつものクランドの商品を生み出してきました。


近年は世の中の変化の早さから、「自分たちが変わっていかないと世の中に捨てられる」という危機感を抱き、行動に移していこうというフェーズになっていると湯川さん。「弊社の強みは、まずは研究開発してみてから売れるかどうか考えるという手順を踏めること。研究員の『こんなものをつくりたい!』という熱意を大事にしています」。中には採算に合わない商品も多くあったそう。クランドにある30種類以上の商品が完成するまでにも、これまで100以上の試作があったと言います。


クランドの人気商品である天然梅酒「mume」も「梅畑を歩いていたらいい香りがしたから、梅畑の香りをお酒にしましょう」というクランドのかなりの無茶振りからスタートした企画でした。そこからなんとか商品化にこぎつけたという過去を振り返り、湯川さんは「あの無茶ぶりがあったから今がある」と笑顔で言います。


「クラフト酒」がないとつまらない?

KURANDはECサイト「クランド」で販売する多種多様なお酒を表すために、「クラフト酒(しゅ)」という言葉をオリジナルで作りました。しかしまだ定義が曖昧なため、様々なパートナー酒蔵にもご意見を伺いながら、その認知の拡大に挑んでいます。そんなクラフト酒の存在意義について、お2人にもご意見を伺いました。


湯川さんにとってのクラフト酒は「なくても生きていけるが、楽しみ方の引き出しが増えるもの」。口当たりや味わいはもちろん、飲むシーンなども含めて、それぞれのお酒ごとに多種多様な楽しみ方ができるのがクラフト酒のよさ。そうしたものがなくなってしまうと、寂しくなるのではとお酒を嗜む側としての意見を述べます。


一方、開発側ともコミュニケーションをとる仲原さんは「つくる側として遊びがあるのがクラフト酒のいいところ」と言います。「仕事も毎日同じようなことを続けているだけではつまらなくなります。研究員が考え抜いて生み出した開発技術を見せる場があるのが『クラフト酒』です」と、つくる側としてのクラフト酒の魅力を語ります。


こうしたクラフト酒を開発・販売していくことを通して、「コアなファンを掴んでいきたい」と湯川さんは言います。「mume」をはじめ、指名買いで購入してくれるお客さまが多いのも中野BCが生み出す商品の特徴です。「クランドを通じてでもいいですし、うちの商品を愛しすぎて酒蔵まで来てくれるようなファンをこれから獲得していきたいです」と今後のクラフト酒への期待についてもコメントをいただきました。


「クラフト酒」はお客さまにとっても、開発側にとっても色んな価値を与えられる存在という、とても励みになるお話をいただけました。今回のお話も参考にしながら、クランドでは常に新たなお酒との出合いを求めて、思わず見に来てしまうようなお店を目指していきます。


ディスカッションの後は、恒例の懇親会。中野BCさんと企画してる商品の飲み比べで盛り上がりました。湯川さん、仲原さん、ありがとうございました!

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