KEYCREWは今、組織のかたちを根本から変えようとしています。
上が情報を集めて判断し、下に指示を出す縦型から、各チームが自律的に動くフォーメーション型へ。
私は、その変化を現場と経営のちょうど境目で、実際に手を動かしてつくっている一人です。大きな会社を出てここに来た人間として、正直なところを書きます。
・重光 翔太
誰もが知っている運送会社で13年、EC系の法人営業中心にやってきました。
2025/6よりKEYCREWで取締役として新たなチャレンジ中を開始。
経営1年目の初心者ですが、社員を信じて爆進中です。
なぜ、大きな会社を出てここに来たのか
前職では、営業の責任者まで務めました。フルフィルメントサービスを立ち上げ、累計で数千のお客様に使っていただくところまで広げた経験もあります。数字だけ見れば、うまくいっていたほうなのかもしれません。
でも、そのサービスは、最終的に畳むことになりました。
規模の大きな会社で、大きなサービスを動かす中で、何度も同じ壁に突き当たっていました。お客様から要望をいただいても、会社もサービスも巨大なぶん、どんなに良い提案でも実装までに時間がかかる。動き出す頃には、もう間に合わない。
「応えたいのに、応えられない」。この経験を、本当に何度も繰り返しました。
資本もリソースもネームバリューも十分にあるのに勝ちきれなかった。その理由が、努力や根性の話ではなく、ビジネスモデルとオペレーションの構造そのものにあるのだと、サービスを畳む過程ではっきり分かりました。
KEYCREWに入ったのは、ここに**「勝ち筋」を感じた**からです。大きな会社ではなしえなかったビジネスとしての勝ち筋を、KEYCREWのサービスとオペレーションなら実現できる。顧客ごとにやり方を変えないサービスもそれを実現する標準化されたオペレーションも、私がかつて「これができていれば勝てたのに」と思っていたものに、限りなく近かった。完成された機能を回すためではなく、勝てる構造をここで完成させるために来た。理由は、そこに尽きます。
今は、"応えられる側"にいる
KEYCREWに来て、いちばん変わったのは、お客様の要望に「応えられる側」に回れたことです。
私はいま、営業組織の再設計に合わせて、実営業をしながら仕組みを作っています。
前職なら部門横断の調整と承認だけで半年はかかったであろう類の仕事が、ここでは「課題を見つける → 設計する → 作って試す」が数日で回る。お客様の声を聞いて、その場で打ち手を決めて、すぐ動かせる。
代表が言う「承認経路が残っている組織はAIを武器にできない」これは抽象論ではなく、私が前職で痛いほど味わって、いまその逆側で実感していることです。良い提案が時間に殺される組織と、良い提案がその日に動き出す組織。働いていて面白いのは、間違いなく後者です。
入ってみて感じたギャップ
良いギャップと、正直に言えば戸惑ったギャップ、両方ありました。
良いギャップは、肩書きや社歴ではなく、何を動かして何が変わったかで会話が進むこと。そして会社全体の距離が近いこと。「これ、こう変えませんか」が、上に何段も上げずに、その場の議論で決まっていく。
戸惑ったギャップは、その裏返しです。整っていないんです、まだ。
前職にあった整備された仕組みは、ここにはまだない部分が多い。誰かが作らないと、存在しない。最初は「え、これも自分で設計するのか」と思いました。でも、しばらくして気づきました。整っていないということは、自分が作った仕組みがそのまま組織の標準になるということです。裁量と引き換えに、楽はできない。ここは正直に書いておきます。
経営の目線で見た、今のKEYCREWの強みと課題
少し、経営側の立場で見えてきた、強みと課題を書きます。
強みは、改善が個人の頑張りで終わらず、仕組みとしてストックされていく文化があること。そして人への還元を本気でやろうとしていること。「動いた事実で評価する」「状態ではなく変化量を見る」という基準が、評価制度だけでなく日々の意思決定にまで通っているのは、外から来た人間として正直すごいと思います。
課題も、隠さず書きます。急成長の途中なので、標準化と再現性がまだ追いついていない領域がある。「特定の人がいないと回らない」状態は、まだ組織のあちこちに残っています。みんながいま動いているのは、まさにこの課題を潰すためです。課題が明確で、その解決を自分の手で進められる。経営の側から見ても、これは「困っている」というより「面白い局面にいる」という感覚に近いです。
どんな人が、ここで伸びているか
活躍している人には、はっきり共通点があります。
ひとつは、整っていないことを面倒がらず、面白がれる人。ないなら作る、という発想で動ける人は、ここではすぐに価値を出します。もうひとつは、事実と数字で話せる人。「なんとなく良さそう」ではなく「これがこう変わった」で語れる人は、経歴に関係なく信頼されていきます。
逆に、指示を待つ人、意見は持つけど動かない人、一人で完結しようとする人は、正直しんどいと思います。ここはチームで動く前提の会社なので。
前職での経歴や、きらびやかな実績は、入口では問われません。問われるのは、自分で仕組みを作りにいけるか、動いた事実を残せるか。私がそうだったように、整った大きな会社で完成品を回してきた人ほど、ここで一度"つくる側"に回ってみると、見える景色が変わると思います。
最後に
「NOT YET.──まだ、何もできていない」。これは経営の言葉であると同時に、現場で仕組みを作っている私の実感そのものです。作っても作っても、まだ足りない。でも、足りないものを自分の手で埋められる場所は、そう多くありません。
かつて私は、大きな組織の中で「応えられない」側にいました。今は、応えられる側にいます。完成した組織で働くのと、これから勝てる組織を完成させていくのと。どちらが面白いと感じるか。もしあなたが後者なら、たぶん話が合うと思います。