1
/
5

【ナレッジ】成長企業がこぞって採用する新指標「従業員エンゲージメント」ってなに?

IT業界出身のフリーライター・ゴウトが、
気になるトレンドやテーマをピックアップしてお届けします。

「従業員エンゲージメント」という言葉を聞くことが増えました。知っておいて損はない、働き方に関する話題です。


従業員エンゲージメントは従業員満足度とは違う


engagementは、約束、契約、雇用、婚約などの意味がある言葉。ビジネスのシーンで使う場合は、企業やブランド、人、サービスなどへの愛着や深い繋がり、思い入れを意味します。
それを踏まえて従業員エンゲージメントを説明すると、「従業員が組織に対してどれだけ理念を理解して愛着を感じているか、貢献したいと思っているか」となります。

他に「従業員満足度」という用語もあって、こちらと間違えやすいですが違う意味です。
従業員エンゲージメントが、「企業の示すビジョンに共感した上での自発的な貢献」を意味するのに対して、従業員満足度は「給料や人間関係の良さなど環境に満足している度合い」を示すもの。企業側から与えられるものに対する評価で、あくまでも受け身です。
……ふむふむ。言っていることはわかるけれど、イメージしづらいかもしれません。
具体的な事例を次の章でご紹介しますね。


従業員エンゲージメントを核に展開しているのはあの有名ストア

例えば、従業員エンゲージメントを高める工夫をしている代表的な企業として、スターバックスがあります。
スターバックスといえば、細かいカスタマイズに応えてくれたり、臨機応援な対応をしてくれたりするハートフルなサービスを思い浮かべる人は多いはず。
その背景には、
・マニュアルがない
・従業員の8割を占めるアルバイトを「パートナー」と呼び、スキルアップの研修を充実させている
・「皆でコーヒーを通して人や地域を豊かにしよう」という理念をパートナーと共有し、実現へ向けて共に取り組んでいる
といった特徴があります。

目指す方向が明確で一致しているので、パートナーは報酬のためだけでなく「顧客のため、店舗のため、地域のために何かをしたい」という思いを持って働いています。その結果が、「お客様のコンディションを見て言葉をかける」、「カップにイラストを手書きする」といった、きめ細かな接客につながっているというのです。

どうやってそんなエンゲージメントの高いパートナーを育てているのでしょうか?
まず入社時にミッションとミッションを達成するための行動指針を示し、一部でいいから共感してもらえるように働きかけています。
その上でパートナー個人の目標を言語化して設定。この目標は職務上のことじゃなくてもOKで、ストアマネージャーが4カ月ごとの人事考課で振り返りを行います。学生アルバイトに対して、ここまでする企業ってなかなかないですよね。そこにもパートナーを対等な立場として尊重する姿勢を感じます。


働く場を選ぶひとつの指標として

終身雇用が当たり前だった時代は、会社への忠誠と引き換えに人生を保証してもらおうと考える従業員が多かったでしょう。
でも、もはやそんな時代じゃないのはご存じのとおり。
企業側もグローバリゼーションや日本市場の成熟・人口減少による競争激化など、難しい局面を迎えています。従業員の積極性を引き出して、一緒に成長を目指そうという姿勢とそれを具体化した取り組みが必須なのです。
仕事を選ぶ時は給与や待遇、職務内容に目が向きがちですが、これからは従業員エンゲージメントへの意識が高い企業かどうかを見ていくことも大事ですね。



------------------------------------------------------------------------
【プロフィール】
ゴウトナオ(ライター)
インフラエンジニアとして長らくIT業界で勤務後、専業ライターに転身。最前線で活躍するビジネスパーソンへのインタビューを数多く行う。アートとおつまみと銭湯が好き。小学生二児のおかんライター

KeepAlive株式会社's job postings

DX

Weekly ranking

Show other rankings