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「学びたい」と願う子どもに機会を創ることができる大人でありたい

認定NPO法人カタリバに入る前

2011年3月11日東日本大震災が起きた時、東京都の中高一貫校で教員をやっていました。生徒たちと避難した講堂のスクリーンで津波のニュースを見る生徒に、当時教員だった自分は声すらかけることが出来ませんでした。

翌月より教員を辞め、オーストラリアに留学を決めていた自分は、無力感の中日本を後にしました。しかし、海外に渡ることによる無力感の更なる加速に悩み、考え、帰国後は東北で働くことを決意をしました。

その時、NPOカタリバが運営する被災地の放課後学校コラボ・スクールを知り、震災当時なにもできなかった自分でも、少しでも力になれるのではないかと思い、参画しました。

現在

被災地の放課後学校コラボ・スクールでは教務ディレクターとして、小学生から高校生に、学習を基軸とした居場所の設計を担ってきました。様々なリソースを駆使し、協働しながら、『きっかけ』と『気づき』を与える指導を目指し全力を注いできました。

今回立ち上げる拠点は、「教育と福祉」この2つの円が重なる新たな分野のチャレンジだと思っています。正解がない、新たな事業を立ち上げ、「納得解」を創っていくプロセスに非常にやりがいを感じています。

子どもたちが心の安心を充電しながら、「学習」という壁にチャレンジできる仕組みを設計することはとても難しく、難しいからこそのやりがいを感じています。

認定NPO法人カタリバについて

NPOカタリバは、子どもたちに届けたいことを、まずスタッフ自身が体現することを目指す組織です。自分が成長したい、チャレンジしたいと考えることを組織として応援し、機会を与えてくれます。だからこそ、成長を日々感じながら仕事をすることができます。

今後どういうことをしていきたいか

被災地で教育に携わらせていただくことで感じたことは、子どもたちが触れることができる「機会の格差」でした。災害を完全に防ぐこと、育つ環境を変えることは容易ではありません。

だからこそ、生まれ育った環境に左右され、自分の将来ややりたいことを自由に描くことが出来ない社会にはしたくないと思っています。

「学びたい」という意欲があれば、どんな環境にいても、機会を手にすることができる社会。 例え生まれ育った環境が貧しかったとしても、「学びたい」と願う子どもに機会を創ることができる大人に。

「学びたい」を支える伴走者として、アダチベースを運営していきたいと思っています。

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