カケハシ各サービスの展開に不可欠なのがフィールドセールス。全国約6万店の調剤薬局に向けて、Musubiをはじめとしたプロダクトによる店舗運営の課題解決をご提案する役割です。その仕事内容や特徴、やりがいについて、メンバーの藤本がご紹介します。

藤本成美 Narumi Fujimoto

新卒で宿泊予約サイトを運営する株式会社一休へ入社。営業としてラグジュアリーホテルなどを担当した後、2019年8月にカケハシへ。カケハシでは一貫してフィールドセールスに従事。地域密着型の薬局さまの課題解決に数多く携わり、その経験を活かして現在は大手薬局チェーンさまへのご提案に力を注いでいる。

薬局が抱える課題を解決へと導くパートナーとして

フィールドセールスが担う役割

私たちフィールドセールスの仕事を一言でいうと、薬局さまが抱える課題に対して、薬局体験アシスタント「Musubi」をはじめとするカケハシのサービスを通じた課題解決をご提案することです。

薬局といっても、全国規模でチェーン展開する大規模法人さまから、特定エリアで多店舗展開を行う薬局さま、地域に根ざした薬局運営に取り組んでおられる小規模薬局さままでさまざまです。例えば小規模薬局さまの場合、店舗運営に関する課題が顕在化していないことも少なくありません。そこで、他の薬局さまの事例や業界全体の動向などをお伝えしながら、地域で必要とされる薬局であり続けるために何が必要か、オーナーさまや責任者さまと一緒にビジョンを描き、薬局の理想像を実現するためのステップを導き出していきます。

店舗を訪問することもありますが、基本的には、まずオンラインでお話させていただくところからスタートします。薬局さまによってはオンライン会議に慣れていらっしゃらないこともあり、ツールの設定からサポートすることもありますね。

カケハシならではの特徴

カケハシは調剤薬局向けに複数のプロダクトを展開しています。薬局の基幹業務を担うSaaS「Musubi」をはじめ、薬局に特化したBIツール「Musubi Insight」、患者フォローアプリ「Pocket Musubi」、医薬品の在庫管理・発注システム「Musubi AI在庫管理」というプロダクト群です。そのため、画一的なご提案に終始するのではなく、薬局さまごとの課題に応じて多角的にアプローチすることができる。コンサルティング要素の強い仕事だと思います。

仕事のやりがい

私自身は、薬局さまとコミュニケーションを重ねて潜在化している課題を見つけ出し、サービスを提供していく過程そのものにやりがいを感じています。

前述のとおりフィールドセールスに求められるのは、お客さまの薬局運営における課題を解決するための適切なソリューションです。正直、簡単なミッションではないと思っています。

それだけに、最終的にお客さまから「カケハシのサービスを活用したい」という言葉をいただけた瞬間の手応えは大きいですし、薬局の皆さまと同じ目線でより良い薬局づくりをご一緒することに対して、使命感に近い感情もありますね。

薬局だけではなく、その先にいる患者さんを見据えた仕事を

どんな人が向いている？

カケハシのメンバーに共通しているのは、会社の成長や自分自身のキャリアアップ以上に「医療をもっと良くしたい」という思いが原動力になっているところ。

転職活動でいくつかの医療系スタートアップと面接する機会があったのですが、対応してくださった社員の方から「患者さん」という言葉が出てくる会社は決して多くはありませんでした。一方でカケハシの面接では、人事メンバー、現場のフィールドセールス、マネジメントメンバー、誰とお話ししていても必ず「患者さん」という言葉が出てくるんです。これは私がカケハシへの入社を決めた一番の理由でもあります。

ほかでもない薬局の皆さまが「患者さん」を見据えて日々の仕事に取り組んでおられるわけで、お客さまと同じ目線でお話することができるというのは、フィールドセールスの仕事をする上でも大きな強みになるはずです。

業界知識のキャッチアップは？

もちろん自ら学び意識的にインプットすることが大前提ですが、カケハシには薬剤師の有資格者や調剤薬局での勤務経験のあるドメインエキスパートが多数在籍しており、Slack等でフランクに質問することができるので、少なくとも「誰に聞けばいいのかわからない」という状況になることはありません。強いていえば、こうした環境を最大限に活かすための、オープンで積極的な姿勢が大切だと思います。